沖縄県東村国頭村にまたがる米軍北部訓練場の22日の返還式典をめぐり、菅義偉官房長官は21日午前の記者会見で、沖縄県の翁長雄志知事が欠席することを批判した。翁長氏が年内返還を「歓迎する」といったん評価した後に取り消したとし、「そんなに軽い話ではない」と不快感をあらわにした

 翁長氏は10月、菅氏との会談で北部訓練場の年内返還をめざすという政府方針を伝えられた直後、記者団に「歓迎する」と発言。だが、支持者らから疑問の声が上がり、「(表現が)不適切だった」と釈明した経緯がある。翁長氏は20日の記者会見で、22日に名護市である北部訓練場の返還式典は欠席し、同日開催される米軍輸送機オスプレイの事故に対する抗議集会に出席することを表明した。

 菅氏は会見で、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画をめぐる訴訟で、県の敗訴が確定したことにも触れ、「裁判が確定したら、誠実に対応する。それに尽きる」と述べ、移設に協力するよう翁長氏に求めた。

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「返還式典と同日、きょう沖縄でオスプレイ抗議集会 翁長知事も出席 2016年12月22日 06:39」
オスプレイ オスプレイ墜落 米軍北部訓練場 高江ヘリパッド オール沖縄 抗議行動
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/76874

>オール沖縄会議は「辺野古反対」で集結するグループのため、北部訓練場の返還に伴う東村高江のヘリパッドに正式には反対の意思を示していない。

うわぉ、「ヘリパッドに正式には反対の意思を示していない」は、分かっていても、口に出しちゃいけない事じゃなかったの?
翁長知事も、オール沖縄会議と同じで「辺野古反対」だけだったよね。
でも、ヘリパッド建設反対にお茶を濁していた翁長知事を「歓迎」の言葉で「事実上容認」と責めたよね。
翁長知事が「辺野古反対だけ」だと知っていて、知事虐め。


>22日の集会もオスプレイ事故に絞った抗議だが、関係者は返還式典と同日に集会を開く背景を「オスプレイは高江のヘリパッドと合わせて辺野古新基地で訓練をすることになるため」と説明した。

うわぉ、「オール沖縄会議」はヘリパッド反対ではなく、便乗して騒ぐと告白を載せちゃった

                  ☆

常日頃「0.6%の地域に74%の米軍基地が集中」と主張、米軍基地負担を訴える翁長知事が、北部訓練場の返還式に欠席することに、温厚な菅官房長が怒りを抑えながら、翁長知事の不可解な行動を厳しく批判した。

菅官房長官は「年内にも(北部訓練場の一部の)返還が実現できるという趣旨の話を、ご報告させていただいたあとに、>(翁長知事は)皆さんの前で、『歓迎をする』ということを、言われたんじゃなかったでしょうか。それ、数日後に取り消した>ということですけども。そんなに軽い話ではない」と述べた

官房長官は「沖縄米軍基地負担軽減相」というもう一つの肩書きを持つだけに、翁長知事の手の平を返すような言動に怒りを抑えられなかったのだろう。

翁長知事が暴走の果てに、自分で掘った墓穴に入るのは自由だが、「民意」などと連呼して沖縄県民を道連れにするのははやめてほしい。

知事が道連れにするのは、共産党、社民党、社大党ら「オール沖縄」のメンバーと、彼らを扇動した沖縄2紙に限ってほしい。

北部訓練場の返還を歓迎すると発言した後、共産党や沖縄二紙に責められて否定したが、北部訓練場の返還式典に欠席し、同じな後で行われる「オスプレイ反対集会」に出席するとは・・・。

これで翁長知事の政治的命運は尽きた!

翁長知事は、来年「いい正月」どころか、自分が掘った墓穴に建てる墓碑銘でも考えたほうがよさそうだ。(涙)

 

 

新基地建設、国が知事権限封じ検討 工法変更の申請回避

 

琉球新報 2016年12月22日 06:30

 

 名護市辺野古の新基地建設を巡り、政府が翁長雄志知事の承認が必要となる埋め立て計画の設計概要の変更申請を避けることを検討していることが21日までに分かった。知事権限で工事が足止めされるのを避ける目的で、政府は既に技術的な検討を防衛省に指示した。

 変更申請の承認を得ない場合、沖縄防衛局は2013年12月に前知事に承認を得た当初計画の通り、工事を進めなければならない。ただ大型の埋め立て工事は進捗(しんちょく)に伴い出てきた課題に対応するため、複数回の変更申請をするのが通例。これを避けた場合、想定外の事態で工費が膨大になったり、環境への影響が避けられなかったりする懸念が生じる。
 翁長知事は昨年10月に前知事の埋め立て承認を取り消したが、今月20日の最高裁判決でこの取り消し処分は「違法」だと判断された。知事は判決に従って承認の効力を近く復活させる方向で作業を進めている。
 一方、翁長知事が敗訴後も新基地建設を阻止する立場を崩さない中、変更申請の不承認は、知事が今後も行使し得る有力な権限の一つとして県は注目している。同じく防衛省が実施した岩国基地(山口県)滑走路の沖合移設事業では、防衛省は合計8回の変更申請を山口県に申請している。
 ただ美謝川の切り替えなど一部の設計変更について沖縄防衛局は、知事と同じく移設計画に反対する稲嶺進名護市長による権限行使を回避するために検討した経緯もある。