狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

座間味・渡嘉敷 撤回要求へ/「集団自決」軍関与削除

2007-05-24 06:45:17 | ★集団自決

2007年5月23日(水) 夕刊 1面  
 
座間味・渡嘉敷 撤回要求へ/「集団自決」軍関与削除
検定に意見書
 【座間味・渡嘉敷】教科書検定で高校の歴史教科書から沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」に関する日本軍の関与が削除された問題で、座間味村議会(金城英雄議長)と渡嘉敷村議会(島村武議長)は二十二日、それぞれ全員協議会を開き、検定意見の撤回を求める意見書案を本会議に提案することを決めた。
 座間味村は二十九日に臨時会で、渡嘉敷村は定例会初日の六月十四日に提案。

 いずれも全会一致で可決する見通し。

 沖縄戦で日本軍の海上特攻艇の秘密部隊が駐屯し、米軍の最初の上陸地となった慶良間諸島の座間味村では、一九四五年三月二十六日に座間味島、慶留間島などで「集団自決」が起こり、大勢の住民が死亡。渡嘉敷村では同月二十八日、「集団自決」によって三百人以上が犠牲になったとされる。

 「集団自決」をめぐっては、生き残った住民らが日本軍の軍命と誘導を証言している。

 文科省は、検定で「集団自決」に対する日本軍関与を否定した理由の一つに、日本軍元戦隊長の軍命を否定する訴訟証言を挙げている。(沖縄タイムス)

                  ◇

豊見城、糸満に続いて渡嘉敷、座間味両村議会でも教科書からの「集団自決」軍関与削除を撤回決議するという。

これは歴史及び教科書の記載に政治家が口を出すと言うことである。

これは両村議会の歴史に大きな汚点を残したことになろう。

この問題については安倍首相が4月20日、民主党の菅直人代表代行に質問され次のように答弁している。

「(教科書検定は)専門家が議論し、調査し、その上で意見を付けるのではないか。私がいちいち事実を判断できるのであれば、教科書の検定は私が一人でやるということになる」。

そう、歴史をそして教科書を書き換えるとしたら専門家が議論、調査して意見を述べるべきという首相の答弁に両村議会も異存はないだろう。

さもなければ教科書は村会議員で決めれば良いことになる。

だが「集団自決」の当事者とも言える沖縄タイムスはアンケートで議員を煽り遂には議決にまで追い込んだようだ。

まさかアンケートで世論を煽るとは!

どの首長だって「日本軍に「集団自決」が強制された沖縄戦の実相がゆがめられようとする動きに」対してのアンケートだったら、

当然「多くの首長が強い懸念」を示すだろうし、「『賛成』がゼロ」なのも当たり前だろう。

政治家である議員が投票による議決で歴史や教科書の書き換えに口を挟むことは本来なら新聞が最も嫌う出来事ではなかったのか。

 だが沖縄タイムスはアンケートによって歴史を変えるつもりらしい。

だから、歴史をアンケートで決めるなってば

(この問題について沖縄タイムスは県内四十一市町村長を対象にした緊急アンケートを行っていた。
これはマスメディアによる強力な議会決議キャンペーンに他ならない。)

では何ゆえ沖縄タイムスはこのように歴史書き換えにむきになるのか。

現在係争中の「岩波訴訟」の被告は大江健三郎と岩波書店であり、沖縄タイムスは被告にはなっていないはずなのに。

そもそもの事件の発端は沖縄タイムスの杜撰な取材の「鉄の暴風」を大江健三郎が自身の取材は全く無いままそのまま鵜呑みして自著「沖縄ノート」を岩波書店で出版したことに始まる。

その後「鉄の暴風」は絶版により提訴を免れたが捏造記事を最初にばら撒いたと言う点では沖縄タイムス最大の当事者である。

教科書の検定意見撤回について、知事の言質を取り、各首長にアンケートで検定意見撤回のアンケートを取り世論を煽った結果、

事件の当時村である、座間味、慶良間の村会議議の議決まで取り付けたわけだ。

だが何度でも言おう。

歴史や教科書の書き換えは政治家(議員)の投票で決めるものでは無い。

不勉強な議員さんたちのの投票で決めるものではない。

 

◆参考エントリ:

 市民団体「世論あれば撤回可能」/教科書検定

「集団自決」問題 「教科書も みんなで騒げば変えられる」               

「プロ市民大会」で騒いで教科書を書き換えよう!

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