※お願い
2014年の県知事選のとき、最大の争点として「基地か経済か」と2者択一を迫る沖縄2紙に対し、仲井真候補は基地問題も重要だが「経済問題も重要」として、経済政策を述べても、記者の質問は米軍基地に集中した。
結局「オール沖縄」の支援を得た「辺野古反対」を公約にした翁長知事が圧勝した。
沖縄の選挙の争点は沖縄2紙が決める。
今回の参議員選でも国と対決中の翁長知事が支援する伊波候補は、辺野古移設に関しては歯切れがいい。
新聞が民意としてお墨付きを与えている「新基地反対」のワンフレーズを叫んでおれば済むからだ。
その点、対立候補の島尻候補は、歯切れが悪い。
政府方針の「辺野古異説が唯一の解決策」と、ワンフレーズを明言すればよさそうだが、それは沖縄2紙を全面的に敵に回すことを意味する。
そこで、保革共通の「普天間の固定化を避ける」としか発言できないところに、島尻候補の国防問題に関する弱さがある。
何度も繰り返すが国防問題こそ伊波候補の弱点であり、安全保障問題を真正面から説いて、県民の国防意識を啓蒙するくらいの覇気がなければ、前回の参院選の轍を踏むことになる。
前回の参院選では伊波候補に勝るとも劣らない極左政治家の糸数候補と自民党推薦の安里候補の一騎打ちであった。
そのときも糸数候補は沖縄2紙の支援を追い風に「県外」を主張して当選した。
当時の状況を振り返るため、関連ブログを引用する。ちなみに当時の県知事は仲井真氏である。
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参院選、「辺野古」か「県外」か 2013-07-05 08:02:
参院選で事実上の一騎打ちといわれる革新系の糸数候補と保守系の安里候補が、普天間移設では、「県外」で一致し、有権者としてはわかりにくい選挙となった。
だがよく考えてほしい。
普天間基地の移設は国防・安全保障に関わる問題である。
言うまでもなく国防に関わる問題は国の専権事項である。
では国の姿勢はどうなっているか。
辺野古移設で日米両政府は合意している。
元々「米軍基地撤廃」を叫ぶ糸数候補が「県外」を主張するのは野党候補としては当然といえる。
だが、与党自民党の推薦を受ける安里候補が、国の専権事項に逆らって「県外」を主張するのは誰が考えても納得できるものではない。
与那国への陸自配備問題でも国防という国の専管事項で、賛否を島の住民に問うのは酷だ、として外間町長が「国の防衛は国が考えればよい」などと発言し、国賊扱いを受けた。 そして、マスコミの仕掛けた罠に陥り、「自衛隊配備」が危うく頓挫するとこであった。
「迷惑料」などと表現に不備はあったが、外間町長は最終的には「(国の専管は)最終的には国が強制執行でもすればよい」と言ったのが誤って報道された。
「自衛隊配備」、「米軍基地移設」と規模は違ってはいるが、いずれも国防に関連するという点では同じである。
安里候補は、仮に当選したら、今後も国の防衛政策に反対していくつもりなのか。
さらに来年早々行われる名護市長選挙では、「辺野古移設」を掲げる候補者が見込まれているが、その場合安里氏は稲嶺市長を支援するつもりなのか。
仲井真県知事の本音が知りたいものである。
保革とも「基地は県外」を主張 公約ねじれで知事にフリーハンド
2013.6.29
沖縄戦終結から68年を迎えた23日、沖縄県糸満市の平和祈念公園で開かれた追悼式。照りつける日差しの下、自民党新人の安里政晃、現職で社民、共産、生活の各党が推す糸数慶子の両氏は、ともに黙とうして戦没者の冥福を祈った。
「米軍基地の集中がいまなお沖縄県の大きな負担となっております。沖縄の負担を少しでも軽くするよう、全力を尽くします」
安倍晋三首相の誓いの言葉に耳を傾けた2人は保革に分かれているが、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先を「県外」と公約していることでは同じだ。負担軽減を願っていても、名護市辺野古への県内移設を追求する首相と温度差があることは間違いない。
「県内」か「県外」か-。地元メディアから何度も同じ質問を受ける安里氏が、複雑な胸の内を明かしたことがあった。
「安全保障を国民が等しく負担するよう、公約で掲げたように『県外』を訴えたい。ただ、一つ言いたいのは、県民が求めているのは普天間の危険性の早期除去、固定化の阻止だ。県内か県外かが目的ではない」
安里氏は18日、浦添市での討論会でこう語った。だが、政権与党として県内と県外の違いは重大だ。
自民党の石破茂幹事長は25日の記者会見で、沖縄県連が地域版公約に県外移設を明記する意向であることを「党本部と完全に真逆なものは認められない」とけん制した。自民党の参院選公約は、政府の方針通りに「辺野古への移設を推進」と明記しており、整合性が取れなくなるからだ。
これに対し、県連の照屋守之幹事長は「批判は免れないが、県外移設は県民への約束であり、いきなり翻えせない。『県内』では選挙は戦えない」と話す。県連は、民主党の鳩山由紀夫政権の迷走で火がついた県民感情に押され、仲井真弘多知事と「県外」にかじを切った。「大義名分もなく県内へ回帰できない」(県連関係者)というわけだ。それでも、照屋氏は「党本部との信頼関係は保てている」と強調する。党本部は沖縄選挙区を参院選の重点地区と位置付け、25日には石破氏が安里氏の応援のため沖縄入り。公示日も駆け付け、てこ入れを図る。
「首相が発表した骨太方針にも『沖縄は日本の牽引役』との言葉が入った。沖縄のチャンスを広げるため頑張らないといけない」
安里氏は22日、浦添市の選対支部の事務所開きでこう訴えた。基地問題よりも経済振興を前面に打ち出し、仲井真氏や財界の支援を得ているが、自民党にとっては全国の1人区で数少ない追う立場の選挙戦だ。
「革新のエース」として高い知名度を誇る糸数氏にとり、自民党県連が辺野古移設を明確にしないことで戦いにくい選挙となった。県外主張を「糸数氏をはじめ革新の運動の成果」(糸数氏の選対幹部)とみているだけに、自民党の「公約ねじれ」を表立って突くわけにはいかない。
安倍政権が3月、辺野古移設に向けた埋め立て申請を提出したのを受け、仲井真氏は年末にも埋め立てを認めるか決断する見通しだ。ある自民県連関係者は「勝負は今じゃなく年末だ」と話し、こう続けた。
「今、県内か県外かという選挙をやって負けたら、県外が直近の民意として知事を縛ってしまう。われわれは知事にフリーハンドで判断してほしいんだ」
沖縄では、仲井真氏による埋め立ての可否の判断、来年1月の名護市長選と政治日程が控える。自民党にとって党本部と県連の「ねじれ」は、移設問題を最大の争点にしないための“暗黙の戦略”ともいえそうで、今回の参院選はまだ通過点でしかない。(千葉倫之)
☆
名護市長選挙の「辺野古容認派」の候補者として、島袋吉和前名護市長のほか2人の立候補予定者が取りざたされている。
三人ともお互いに遠慮しあっているようにも見えるが、選挙には知名度が大きな勝利の要素を占める。
偏向メディアによるマスコミ露出度は抜群の稲嶺玄市長に知名度で対抗できるのは島袋前市長を措いて外には見当たらない。
【動画】H24.8.8「辺野古移設と北部振興」前名護市長 島袋吉和
島袋前市長のことを「利益誘導型」などと批判するむ向きもあるが、元々地域の首長は、市域の繁栄のために「利益誘導」をするのは当然のことである。
特に現在のシャッター街と化した名護市に利益誘導で市の繁栄を目指すのは名護市民なら誰もが考えること。
本音では【「利益誘導」⇒「名護市の繁栄」⇒「辺野古移設」】と考えていても、大きな声で主張すると「唇が寒い」名護市の現状を「辺野古移設派」の宮城・名護市議が語っている。
「利益誘導型」とは、現実直視の実務派に対しては反対勢力が行なうレッテル張りである。
米軍普天間飛
普天間飛行場(宜野湾市)の移設問題をめぐり、参院選沖縄選挙区で主要政党の公認、推薦を受けた2人はそろって同飛行場の県内移設を認めない方針を示しており、基地問題は事実上、争点になっていない。政府が移設先に予定している名護市辺野古では受け入れに積極的な住民も多く、参院選に向ける視線は複雑だ。尖閣諸島問題を含む沖縄の安全保障のあり方が問われているが、論議が深まらないまま4日の公示を迎える。
▼全文は「新聞オンライン.com」で
http://www.shimbun-online.com/latest/yaeyamanippo.html
宮城市議のコメントを同記事から抜粋引用する。
<地域振興策を条件に移設受け入れを主張している辺野古区民で名護市議の宮城安秀さんは「普天間の危険性を除去し、国防に協力するためなら、(受け入れも)いいのではないかというのが現在の心境だ」と話す。 しかし、「受け入れ」の民意を発信できないもどかしさを感じている。 「辺野古移設はマスコミにふたをされている。(辺野古移設に)テント村の人たちにも辺野古区民はほとんどいない・イデオロギーの強い本土の人が「地元住民だと言って反対している」と批判する。参院選で、基地問題の論議が盛り上がっていない現状について「じお民党本部と党県連の公約が」ねじれているが、それを解消できるのは仲井真県知事しかいない。(知事が方向転換すれば)知事を支える人たちの考えも変わってくるだろう」と参院選後に期待感を示す。>
で、肝心の県知事は、県議会6月例会の、自身の態度が県外移設を唱えるだけで後は政府任せだ、との批判に対し「こう答弁している。
「ただ防衛については自治体でできる部分とある範囲を超えると、そこから先は優れて国の分野であると私は思っている」 (首相「辺野古が党公約」 党首討論で見解)
のらりくらりと発言がわかりにくい県知事ではあるが、沖縄2紙に言葉尻を捉えられ外間与那国町長の二の舞を演じないように気をつけると、こんな発言になるのだろう。
だが、わかりやすく言い換えると次のようになるのでは・・・?。
「普天間移設は優れて国防問題であるから、最終的に国が判断する。 自治体の長たる県知事は、辺野古埋め立て申請などの書類に違法性が無ければ粛々と認可する」
「知事選のときは民主党が政府与党だったので、『県外を(政府に)要請する』となったが、その民主党政府も今はない。」
「行政府の長として、国防案件には政府の方針に従がう。」
オピニオン面に一般投稿9本(児童生徒限定の「ぼくも私も」など除く)。
「大会参加巡り 分断される県」の那覇市・大城盛章さん(79)は、1月14日、3月8日、4月7日、5月19日、6月3日に続き今年6回目の掲載。
「携帯長期利用 利便性考えて」のうるま市・石野賢一さん(61)は、2月26日に続き今年2回目の掲載。
「恐ろしい戦争 語り続けよう」の浦添市・手登根光子さん(78)は、1月14、22日、5月13、27日に続き今年5回目の掲載。
「古典から学ぶ ハンダマ効果」の西原町・具志堅興清さん(76)は、2月19日、3月1、12日、4月17日、5月23日、6月12日に続き今年7回目の掲載。
「国の軍拡政策 便乗に危機感」の宮古島市・狩俣光さん(40)は、1月27日、3月19日、4月7日、5月17日、6月12日に続き今年6回目の掲載。
「続く米兵犯罪 政府の不作為」の恩納村・東江義昭さん(63)は、1月19日、2月2、29日、3月11、29日、4月5、24日、5月9、15日、6月3、21日に続き今年12回目の掲載。
「参議院 強まる政権迎合」の那覇市・嘉陽宗建さん(78)は、今年初掲載。
「黄色い羽根で 明るい社会へ」の豊見城市・青木一雄さん(54)は、今年初掲載
「慟哭の森」の沖縄市・翁長茂さん(55)は、2月7日、5月20日に続き今年3回目の掲載。
カギカッコは投稿欄における見出し。
(おまけ)
2016年1月1日~6月30日、沖縄タイムスのオピニオン面に掲載された一般投稿は合計1175本(「主張・意見」794本、「論壇・寄稿」203本、「茶のみ話」178本)。
掲載回数上位は次の通り。敬称略。
渡真利善朋 (豊見城市)14回
岸本定政 (糸満市) 13回
安東民夫 (浦添市) 13回
幸地忍 (八重瀬町)12回
大嶺よし子 (豊見城市)11回
東江義昭 (恩納村) 11回
親泊善雄 (沖縄市) 10回
山根光正 (那覇市) 10回
年齢記載のある投稿者の平均年齢は65.32歳
久辺3区の民意を全国に伝えるのが、沖縄選出の国会議員の仕事でしょ。
>「辺野古反対」を公約にした翁長知事が圧勝した。
一番の勝因は本島二紙の背信的情報操作報道です。
これが対立候補との核心的違いを有権者に植付け
ました。ゆえに、仲井眞知事は再選ならずです。
仲井眞知事の公約は「県外移設を追及する」です。
それを本島二紙は「県外移設」と変造し、仲井眞知
事は公約を破ったとキャンペーンした、信じ難いと
内地の方は受け取るかと思うが、本島二紙はとう
に政治勢力化した存在ですから、蹴落とす為には
罪の意識は非ずで未だに仲井眞氏への謝罪ない。
沖縄県民は仲井眞知事の公約は「県外移設を追及
する」と、一体何人が知っていたのでしょうか。
「追及する」とは単なる努力目標で責任は問われん。
丁度、宜野湾市長選敗北の志村候補が「普天間閉
鎖返還5年以内」の公約を、公示前夜に突然と「求
めます」を追加してHPを更新した事を本島二紙も
宜野湾市民もほんとうに知らなかったのでしょうか。
「仲井眞知事の公約は県外移設を追及する」とは
証人は隣席の前泊沖国大教授と、生番組視聴の
全国の国民です、なぜか沖縄県民だけは視聴が
少なかった様です、理由はサッパリ判りません。
証人の前泊沖国大教授は「はいそうでした」では
なくて、仲井眞氏の横で黙り込み俯いてただけだ。
だからこそ、仲井眞氏が司会者に前泊氏を指さし
皆の前で「この男はこう言う男ですから」と詰られ
ても黙ってた風情は、あぁこれが元沖縄新聞記者
の思想と思考力程度なのかの印象を持ちました。
辺野古新基地なんて嘘ぶいていますが、アソコは、新基地じゃーなくて、旧基地。そこに普天間基地を縮小して統合する。そして、普天間基地の返還・危険性を除去する。という大きな役目があります。
バカでかい埋め立てで、ジュゴンが死ぬなんて、イメージ(影の像)操作に性を出してましたが、実態バレバレでもう通用しない・たわごと、もうお終いでしょう。
『辺野古埋め立ての実態』↓http://6626.teacup.com/vfj6/bbs/?
「6・19政治集会」はこの球児・生徒・保護者をセルラースタジアムから追い出して行われたのかと思うと理屈抜きに腹立たしさがこみ上げてきた。
高校野球と両立できない「政治集会」とは一体何なのだろうか。
>(略)信じ難いと内地の方は受け取るかと思うが、本島二紙はとうに政治勢力化した存在ですから、蹴落とす為には罪の意識は非ずで未だに仲井眞氏への謝罪ない。
沖縄2紙が、「特定勢力のためのプロパガンダペーパー」(by仲井真氏)であることは、ネット民の中では広く常識と化しています。ですので、ネット界隈では、沖縄2紙に関しては「捏造新聞」の名をほしいままにしています。
ただし、それはあくまでも「ネット民の間では」という話です。ネットに触れない人間であれば、確かに「信じがたい」という話だと思います。私も長らくそうだったのでよく分かります。
ただ、沖縄の場合はどうなのでしょうか。ネットの浸透率もさることながら、やはり革新系の言い分を鵜呑みにする層が多いのではないでしょうか。ネットの左翼系のブログやまとめ版だと、某新報記者が言った「琉球新報は右巻きすぎる」という言葉の意味が分かるレベルの極左発言がごろごろ転がっています。ああいうところに出入りしている層だと、「新報やタイムスは甘すぎる」という感想をもっていることでしょう。
そういえば、去年の目取真俊氏のブログには「アメリカ軍は世界最悪のテロリスト」という発言がありました。実はこの発言は、アルカイダやイスラム国(ISIS)が常々主張している内容です。
イスラム系原理主義組織は、最終的な敵をアメリカ、と設定していますので、同じくアメリカを最大の打倒対象としている左翼組織と親和的です。かつて日本赤軍の残党が日本を追われた際に、イスラエルでテロ活動をおこなったことがありますが、日本赤軍は打倒対象を「米帝とそれを裏で操るユダヤ資本家」としていましたので、当然そういうことは起こりえます。共通の敵を共有していますので、割と簡単に結びつきます。
左翼の皆様が信じている「米帝資本主義が世界を狂わす諸悪の根源」という説は、つきつめると日本赤軍やアルカイダやイスラム国と同様の思想、結論を導きうる思想です。ですので、左翼の方々の言説をみていると、「まるでアルカイダやイスラム国を見ているようだ」という気になったとしても、それは偶然ではありません。その意味では「その意味では新報やタイムスはまだまだ甘い」のです。
その点、共産党の志位委員長は流石ですね。流石にイスラム国の同類にされるのはまずい、ということで事前に、「イスラム国はイスラム系カルト組織」と定義づけています。ですので、「イスラム国よりも安部が憎い」とつぶやいた池内沙織議員に対しても、すばやく「おい、待て。それは共産党の見解とは違う」と指摘して撤回させる事が出来たわけです。まあ、「敵ながらお見事」とは思いますが、中にはこういう日本共産党の「中途半端さ」を飽き足らない、という層もいます。ネットでは割とそういう方々の発言が目立ちます。
沖縄では沖縄戦の記憶もあって、他県よりも日本やアメリカを敵視する向きが多いと思います。それはいいのですが、「米帝資本主義が世界を狂わす諸悪の根源」という説はアルカイダやイスラム国のそれと同じ、という自覚は持っていてください。その自覚がないと、しらずしらずのうちに発言内容がかぶってきて、その気がなくても「まるでテロリストだ」とみなされてしまいます。
だから、日本共産党のように「我々と彼らは違う」と理論武装するなり、あるいは逆に「共通の敵を持っているのだから共闘できるはず」と開き直るか、きちんと方針を決めておかないと酷いめにあうと思います。
ちなみに、わたしは沖縄2紙に対しては「自分達の面子を守るための嘘は倫理的に正しい」という「倫理」を忠実に遵守しているという意味で、とても倫理的な新聞だとみなしています。かように倫理的な新聞であれば、「特定勢力のためのプロパガンダペーパー」になるしかないのは必然だ、と思っています。
>政府方針の「辺野古異説が唯一の解決策」と、ワンフレーズを明言すればよさそうだが、それは沖縄2紙を全面的に敵に回すことを意味する。
>そこで、保革共通の「普天間の固定化を避ける」としか発言できないところに、島尻候補の国防問題に関する弱さがある。
>何度も繰り返すが国防問題こそ伊波候補の弱点であり、安全保障問題を真正面から説いて、県民の国防意識を啓蒙するくらいの覇気がなければ、前回の参院選の轍を踏むことになる。
やはり、「オール沖縄」が主張する「現在の在沖米軍基地は、戦後強制的に接収されたものであり、普天間基地もそのひとつである。だから、その基地の返還の条件として県内移設を行うなどということは許せない」という理屈はとても分かりやすく感情に訴えかけてきますからね。そういわれて、怒りが込みあげてこない沖縄県民はそう多くはいないと思います。
特に普天間基地の場合は、間違いなく「地元民の同意」という手続きは踏んでいません。確か嘉手納基地とかはとにもかくにも「地元議会の同意」という手続きを踏んでいるはずですが、普天間基地の場合は違います。現在の沖縄の基地は、「地元自治体の同意を得る」という手続きを踏んで作られたものとそうでないものが混在しています(その意味で「全ての沖縄の基地は強制的に接収されて作られた」という翁長知事や”オール沖縄”の主張は嘘です。実際はその通りの基地とそうでない基地があります)。
普天間基地の場合は、「地元自治体の同意を得ていない」方の基地ですので、その意味では「オール沖縄」がいうところの「強制接取された土地」に当てはまるところが厄介なところです。
もちろん、その後「土地の地主」と名乗り出た地主相手に賃貸料の支払いはしていますので、当初は「強制接取」でもその後地主達の土地の所有権を認めて賃貸料を払う、ということはしていますが、とにかく「地元自治体や地主たちの許可を得る」という手続きをせずに建てられた基地である、という事実が厳然としてあります。
実は、このあたりの怒りの感情は、「辺野古移設案」を受け入れ、仲井真前知事に投票した層でも相当程度もっています。ですので、百田尚樹氏やトニ・マラーノ氏が
「普天間基地は強制接取して立てられたものではない」と発言した際には、辺野古移設を受け入れる層からも大変な顰蹙を買っています。確かに今の宜野湾市のような「都市」になったのは、彼らが言うように基地が出来てから後の話なのですが、普天間基地自体は1945年12月ごろに、当時住宅や果樹園が点在する村落だったところに建てられています。このことはwikiで確認できるレベルの基礎知識です。
こういう事実があるので、こういった素朴な怒りや不信感といった感情は保革問わず共有している、というのが厄介なところです。そこに「オール沖縄」がつけ込む隙が生まれます。だからこそ、島袋候補が、「辺野古が唯一つの解決策」と公言しづらい事情はよく分かります。
まあ、でもその「オール沖縄」自身が「米軍と自衛隊はいらない。出て行け」派と「沖縄の防衛には米軍と自衛隊の力が必要だ」派が混在し、内部対立を起こしているようですけどね。伊波候補は本来前者のはずですが、今回の選挙では「翁長知事と協力して・・・」と言っていますから、その発言を真に受けるなら後者になります。
どちらが本心かは分かりませんが、伊波候補は「米軍と自衛隊はいらない。出て行け」派なのか、「沖縄の防衛には米軍と自衛隊の力が必要だ」なのか、はっきり明示したほうがよくありませんか?今の「中途半端流」だと、どちらの信用も取れない気がしてなりません。
普天間飛行場
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%AE%E5%A4%A9%E9%96%93%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E5%A0%B4
>飛行場建設以前
>第二次世界大戦中にアメリカ軍によって飛行場が建設される前のこの地域にはいくつかの泉が存在し、それらを水源に畑作が営まれる丘陵地であった。また本島南部の那覇や首里と北部の国頭(くにがみ)を結ぶ交通の要衝でもあり、琉球松の並木道が続いていたという。
飛行場建設前は、「畑作が営まれる丘陵地」であったことが分かります。つまり、現在のような市街地になったのは、普天間飛行場が建設された後のことである、ということが分かります。
>水や交通の要衝であったことから、戦前は「宜野湾」、「神山」、「新城」という集落が街道沿いに存在していた。特に旧宜野湾は宜野湾村の中心で多くの民家が建ち並び、松並木街道沿いには郵便局、宜野湾国民学校、役場等の公共機関や商店などもあった。また、畑作が営まれる丘陵地には「屋取集落」と呼ばれる旧士族が開墾のため開いた散村形態の集落も分布していた。
建設前には集落やその他の公共機関なども存在していた事が分かります。
>飛行場建設以降の経緯
>1945年 - 沖縄戦の最中に、宜野湾一帯がアメリカ軍の支配下に置かれると、アメリカ陸軍工兵隊の発注により中頭郡宜野湾村(現・宜野湾市)の一部土地を接収し、プロペラ機時代としては破格の規模となる2,400m級の滑走路を持つ飛行場が建設された。沖縄戦自体は6月23日に組織的戦闘が終結したとされるが、建設は続けられた。当時の目的は日本本土決戦(連合軍側から見た場合ダウンフォール作戦)に備えるためであり、兵員及び物資の輸送に供することであった。
(略)
>1950年 - 朝鮮戦争勃発に伴い沖縄の戦略的価値が見直され、基地の恒久化を目的とした建設が進められることとなった。普天間もこれによる影響を受けていく。
1945年に、「アメリカ陸軍工兵隊の発注により中頭郡宜野湾村(現・宜野湾市)の一部土地を接収」して建設された、ということが分かります。こういう歴史的経緯をもつ基地なので、「オール沖縄」が主張する「現在の在沖米軍基地は、戦後強制的に接収されたものであり、普天間基地もそのひとつである。だから、その基地の返還の条件として県内移設を行うなどということは許せない」という主張が保革を問わず、沖縄県民の感情に訴えやすいわけです。
ちなみに、「地主への賃貸料」云々の話も載っていましたので、あわせて引用します。
>1950年12月 - GHQ下の極東軍司令部は1950年7月1日に遡及し、米軍が占領した民有地の借料の支払いを開始するように琉球民政府に指示
>1960年5月 - 施設管理権がアメリカ空軍からアメリカ海兵隊へ移管された[10]。民有地については、琉球政府が住民から土地を一括で借り上げたうえで米海兵隊に又貸しをし、軍用地料(基地・飛行場の土地賃借料)についてはアメリカ側から琉球政府に支払われたものを住民に分配する方法が採られた。
1972年5月15日 - 沖縄返還に合わせて事務が琉球政府から日本政府(防衛施設庁那覇防衛施設局)に引き継がれ、日米地位協定第二条第一項(a)に基づく米軍施設および区域と定義される。(略)
つまり、1950年7月1日分以降の分については「米軍が占領した民有地の借料の支払いを開始」され、それが現在まで続いている、ということです。これは割とよく知られた話だと思います。以上、補足説明でした。
嘉手納飛行場
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%98%89%E6%89%8B%E7%B4%8D%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E5%A0%B4
>沿革[編集]
>1944年(昭和19年)9月:旧日本陸軍航空隊の中飛行場として開設される。
>1945年(昭和20年)4月:沖縄本島に上陸した米軍(アメリカ海兵隊)に占領される。整備拡張が行われ、同年6月には全長2,250mの滑走路が完成、嘉手納飛行場として使用開始。同年にキャンプ・サンソネ、陸軍住宅地域が設置される。
つまり、大戦中の1944年に日本軍によって開設された飛行場が元になっていたのですね。これだと戦時中の事ですから「地元の同意」の手続きがどうだったかはよく分からないです。
ただ、こちらは「米軍による強制接収」がことの始まりではないので、普天間基地ほどには沖縄県民の感情を刺激しないわけですね。保守の人と話をすると「嘉手納は米軍海兵隊基地じゃなくて、自衛隊の基地として使うべきだ」という話を聞くこともありました。普天間基地の際だと保守の人でも「本音を言えば、さっさと返せ」という反応が返ってくることが多かったのですが、その反応の差がどうしてでてくるのか、よく分かった次第です。
そう言う連中の戯言に、汲み伏してはいけません。
そう言う、沖縄に来たこともない癖に本島二紙情報
や、出所不明の怪しい掲示板情報を鵜呑みにして
沖縄を解説する人ばかりが多勢で、閉口している。
投稿文を読むと最高学府出自なのに史実も科学も
哲学思想も薄っぺらな薄識集団だと、直ぐ判る。
文章は主張が判るが、読めば書いた本人の思想と
性格と博識と属性が判る、人を読むことが出来るさ。
その代表選手が作家でありながら現地取材をせず、
出所不明の怪しい情報を公の席で公言した百田氏
です、しょせんその程度の被り者にしか過ぎません。
所謂、知識階層ほど大きな嘘を信じ易いのです。
沖縄県民を差別言葉で詰る百田氏を右翼と詰る方
が居ますが、初めから彼は右翼では在りません。
故に、百田氏を右翼と詰る人は左翼ではないです。
なぜなら、右翼も左翼も同じく同胞差別はしません。
「特定勢力のためのプロパガンダペーパー」に付い
ては、4年前に沖縄タイムスの若い方々4人と会食
の機会が在りました。さすがに島のエリートで若い
のに社会生活言葉遣いやマナーが完璧で質の違い
を感じました。然しだ、その立派な若者が如何言う
訳か記者に成ったら思想が豹変する理由が判らん。
生活の為に有無を言えず会社の方針に汲み伏した
のだろうな、つまり翼賛サラリーマン化だ。
「沖縄の場合」に付いては、沖縄の基本知識を県民
すらないがしろにしてるのが問題なのです。
沖縄で大事なことは、6世紀前創設された沖縄の国
の体制を指して、突然と沖縄は誕生して来た様な説
法する、どっかの知事と政治勢力が切実に史実を歪
めて地域政治民心掌握に利用している問題です。
島歴史を住民が知らないことを良いことに、在りもし
ない内地からの差別を唱え、住民の愛郷心と自尊
心に被害妄想を沁み込ませて来た為政在り方に
背信的な情報操作が在ります、然し幾ら情報操作
してもどんなに権力者が強弁しても事実を葬る事は
出来ません。
沖縄が史上で文化と経済が最も栄えたのは、4世紀
前の薩摩藩の沖縄武力侵攻後の時代を指します。
徳川家康は薩摩藩侵攻稟議に首里王府温存間接
統治で島民宥めの条件を付けました、その結果は
首里城正殿の左側の一段下がった場所に薩摩藩
屋敷を配置し、正面から診たら首里城は誰が征服
者か判らなくなっています。
爾来、薩摩藩の武装解除は農民迄及び沖縄空手
を編出しました。
中國~沖縄~江戸の文化融合で様々な今の伝承
文化が完成した時期です。紅型の花柄は全て沖縄
の植物図案はなく、内地の花で染料や生地は中國
製が多かった。伝統芸能古謡は歌舞伎やかっぽれ
が移入され今の古舞踊の発展を促し ました。
それと、徳川家康が薩摩藩に王府温存間接統治を
命じた背景は、薩摩藩が沖縄占拠3世紀前から幕
府に無断で密貿易していたので、幾ら盟友と言え
薩摩が暴利で力ずくのを警戒したからと勝手に想
像してます。
尚、終戦直前は宮崎県への疎開が一番多く、宮崎
市内大島地区は沖縄集落に成っています。
終戦直後の宮崎は安価な闇泡盛が席巻しました、
困った税務署は芋焼酎の度数を20℃に下げ安価
にさせて闇泡盛を追放させました。だから、未だに
宮崎県は焼酎の度数は20℃の侭なんです。
鹿児島県は宮崎に焼酎を移出するときは態々20℃
に割水して送る習慣に成っています。
然し、戦後71年、好い加減 に薄めるのは止めて
欲しいものです。
「沖縄は他県より日本やアメリカを敵視する向き」は
沖縄県民は日本軍とは戦っていません、アメリカ軍
と戦い軍民総力戦でした。その経緯と戦後71年今
の沖縄戦評価が沖縄県民の交戦巻添え死に視線
が向かれて政治勢力が盛んに政治利用してる事に
深刻な日本の問題が在り、未だ解決されていない。
沖縄戦の日本軍司令官2人が自決後昇進してる
欺瞞を誰も質さんのは、沖縄戦の敗北直接原因
を天皇陛下に報告もせず軍参謀官僚が自己保身
に走った為で統帥権を付与の国家犯罪でした。
在るべき沖縄守備隊司令官2人を軍法会議に諮る
と結果を天皇陛下に報告しなければなりません。
だから自己保身と既得権益護持で、隠したのです。
誰も、なぜ沖縄戦がガタカルカナル島戦の半分で
沖縄守備隊が壊滅したのかの理由と責任を質さず、
最期電報でうやむやにされたのが今の誤った史実
です。結果的に沖縄戦が日本軍打撃力を壊滅させ
戦争を早期終結に結び付けた最大の原因には違
い在りません。原爆投下が終戦に繋がったのでは
在りません、それまで参謀が隠ぺいして来た敗色
懸念視線が、国民が原爆そのもので覚醒し、軍は
嘘の事実を覆い隠す事が出来なくなったからです。
だから、天皇陛下から8月8日最期御前会議で陸
軍参謀だけが初めて一喝されたのです。
「普天間基地」海兵隊は配備経緯からして抑止力
ではなく、政治的配慮で配備と米国公開公文書の
報道が1年3ヶ月前に本島二紙も報道してる。
海兵隊が抑止力と信じる方は、是非エアラインフェ
アで自分の目で戦闘機材の種類と総量を確認して、
これが日本国の中國対峙抑止力なのか確認を願い
たい。軍事に関心在る方なら笑い出すのに決まって
るさ。
沖縄在日米軍や空陸自衛隊がどうのこうのと言う
賛成派と反対派に限って、実際は軍事計数と解析
数値には何ら関心が無く、観念論で語り合ってる。
「飛行場建設」とは、初めから西海岸に上陸した訳
を察して下さい、強襲揚陸艦には日本人が観た事
がない大型近代土木建設機械を搭載して来た。
故に71年前5月中旬時点ではブルで均してる工事
写真を米軍が公開している、地上戦終結1ヶ月前に
は滑走路基礎工事が進んでいたが、実際は普天間
の地下構造がハチの巣の様な鍾乳洞だったこと迄
は想像していなかった筈さ、故に今国民が関心在る
土壌汚染問題は訳判らんよ。
※お願いが在る、出来れば検索情報ペタ貼は削減
して、且つアドレスペタ貼は止めて、収集情報は
自身で消化して、情報を自身の思想へ昇華させ、
持論とし主張して貰いたい。
そうしないと、ご自身の思想人格が視え辛いさ。