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沖縄戦「集団自決」の謎と真実 秦 郁彦 PHP研究所 このアイテムの詳細を見る |
昨日那覇市の自治会館で行われた沖縄県知事選「公開討論会」に参加した。
立候補した4氏が出馬表明後初めて顔を合わすとあって、会場に到着した6時半ごろには、
すでにロビーは開場を待つ約200人ほどの行列が出来ていた。
7時の会場と同時に客席は満員。
定刻の7時30分より始まったが、客席の照明を落としたためメモをとることが出来ず、全て記憶を頼りのご報告ゆえ、質疑の正確な内容というより会場の印象を記す。
公開討論は正面に向かい左から翁長氏、下地氏、喜納氏、仲井真氏と並び、進行係が各候補に前もって準備していた次の5項目について質問。
定められたルールに従がい各候補が制限時間以内に順次答弁した。
1)現在の仲井真県政の評価
2)福祉・教育問題
3)経済・雇用・観光
4)離島問題
5)普天間飛行場の辺野古移設の賛否の理由、さらに県内の米軍基地の負担軽減をどのような取り組みをおこなうか。
各候補の答弁は概ね新聞等で周知の通りで、特に意見を変えた人はいなかった。
次にクロス討論に移り、質問者が質問相手を指名し、各2問質問。 それに指名された人が制限時間内に応える形式。
質問は当然の如く「辺野古移設」に集中。
下地、喜納、仲井真の三氏が共に翁長氏を指名。
結果的には3人がかりで翁長氏をボコボコにした格好になった。
4人の候補者の中で辺野古移設に関し一番曖昧な発言をしている翁長氏に質問が集中するのは自然の流れ。
「オール沖縄」や「腹8分腹6分」などの曖昧発言のみで理論武装を怠った翁長氏が3人の集中攻撃を受け、メロメロになるのは自然の流れでもあった。
開場待ちでロビーに並んだ人の間から、「仲井真さんの公開質問の回答を拒否した翁長さんが公開討論に耐えられるはずはない」「欠席するの噂もある」などの「噂」が飛び交っていたくらいだ。
喜納氏は翁長氏に対して、「辺野古移設反対を主張しながら、埋め立て撤回を公約に入れない理由は何か」と核心を突く質問をした。
だが、翁長氏はこれにまともに答えられず、「埋め立て撤回にはいろんな方法がある」、「皆で一緒に考える」などと逃げてしまった。
仲井真氏の「普天間基地はどうする気なのか。(普天間基地が)自然に消えるはずはないだろう」」「固定化させて事故が起きるのを待っているのではないか」などのきつい質問に対しては、しどろもどろで、「固定化はありえない」などと抽象論を繰り返すだけ。
翁長氏は、返答に窮すると「0・6%の土地に74%の米軍基地は全国で公平に負担すべき」、「銃剣とプルドーざーで奪われた土地」「新基地建設は負担の増加」など手垢のついたサヨクの常套句を繰り返すだけ。 ほとんどの質問にまともに答えることが出来ず、まるで翁長氏にとってアウェイの会場で袋叩きにあっているような印象だた。
ちなみに「0・6%の土地に74%の米軍基地」の文言は、与えられた短い時間の中で5~6回は繰り返したように思えた。
しどろもどろの翁長氏に対し、仲井真氏は、いつも新聞の写真などで見るくたびれきった印象とは真逆で活き活きとしており、ヒューモアを交えながら舌鋒鋭く翁長氏の論理の不整合さに切り込む姿は一段と輝いて見えた。
事実上の一騎打ちといわれる「仲井真vs翁長」の討論に限ってみると8対2で仲井真の勝、いや、9対1で仲井真氏に軍配を上げてもおかしくないほど、誰の眼にも(翁長支持者にも)仲井真氏の圧勝であった。
県知事選は各氏の立候補表明の前から、「翁長氏有利」との情報が駆け巡り、沖縄2紙がさらに翁長氏支援のキャンペーンを張るなどで、「浮動票も勝ち馬に乗るように翁長氏支持になだれ込む」といった意見の保守系識者もいたようだ。
だが(1)9月13日出馬表明記者会見⇒(2)喜納氏の「オール沖縄離脱」と出馬表明、と徐々に翁長氏への逆風が吹き始め、昨日の公開討論会で翁長氏の「オール沖縄」が既に修復出来ないほど崩壊している事実を県民の前に晒すことになった。
討論会の最後に各氏がひと言立候補についての感想を発表した。
各氏とも短い時間なので当たらず触らずコメントで終わったが、クロス討論で「オール沖縄の崩壊」を追及していた喜納氏が、ジョークで締めて満場の拍手と笑いをかちとり、台風の目としての存在感を示した。
喜納氏は翁長氏に向かってこう言い放った。
「オール沖縄というなら、私が知事になったら仲井真さんと下地さんを副知事に任命し、翁長さんは「辺野古埋め立て反対」担当部長に任命する!」
喜納さん、かっこいい!
☆
下記の日経氏の報道は、当たらず触らずの平凡な記事だが、翁長氏が他の3候補に集中攻撃ををうけ、しどろもどろの状態になっていた雰囲気を伝えていない。
沖縄知事選、出馬予定の4人が討論会 日本経済新聞 2014/10/18 2:19
11月16日投開票の沖縄県知事選への立候補を表明している4人を招いた初めての公開討論会(日本青年会議所沖縄ブロック協議会主催)が17日、那覇市内で開かれた。最大の争点となる米軍普天間基地(宜野湾市)の名護市辺野古への移設については、それぞれ「容認」「反対」「県民投票」「承認撤回」との主張をアピールした。
現職で3選を目指す仲井真弘多知事(75)は「普天間基地の危険性除去に向けた現実的な方法だ」と述べ、移設容認の姿勢を強く打ち出した。
一方、移設の前提となる辺野古沿岸部の埋め立て承認について、翁長雄志・前那覇市長(64)は「基地問題と経済振興をリンクさせた」と批判し、県内移設は「断じて容認できない」と強調した。
下地幹郎・元郵政民営化担当相(53)は県外移設を掲げて2010年に再選された仲井真氏が立場を変えたと批判し、「決着を付ける手段として県民投票を実施する」と訴えた。喜納昌吉・元参院議員(66)は「承認の取り消し・撤回を速やかに行う」と言明した。
経済関連では、仲井真氏が「県内経済は観光やIT(情報技術)産業などで活性化している」と、これまでの実績をアピール。翁長氏は沖縄がアジアの多くの主要都市から近いことを指摘し、「アジアのダイナミズムを取り込む」と語った。
互いに質問に答えるクロス討論では、仲井真氏の「普天間の危険性除去をどう進めるか」との質問に対し、翁長氏は「移設先は沖縄県内との考えが間違い」と反論。翁長氏が「普天間基地の5年以内の運用停止」の実現可能性を問いただすと、仲井真氏は「政府の取り組みを信用している」と応じた。
討論会場には300席が用意されたが、立ち見が出る盛況ぶり。那覇市の無職の男性(78)は普天間基地の移設を巡る4人の主張を聞き「改めて違いが分かった」と納得の表情。2015年に戦後70年を迎える中で「『沖縄のために』という4人の気持ちは伝わった。今度の知事選は沖縄の戦後の集大成になるのではないか」と期待を込めた。
一方、豊見城市のアルバイトの男性(37)は「基地問題に関心はあるが、雇用に対する考えをもっと聞きたかった。生活のことも踏まえて見極めていきたい」と話した。
■お知らせ■
翁長市政を糺す那覇市住民訴訟報告会
日時:⒑月23日(木)16時から18時
参加費:無料
会場:那覇市ブリリアントポート (会場:カサブランカ)⇒地図
ttp://brilliantport.com/access/
〒900-0016 沖縄県那覇市前島3-25-2 泊ポートビル
国道58号線を「とまりん(かりゆしアーバンH)」から泊交差点(共産党本部ビル)向けに行く途中の橋に手前左側にあるビルで側面に青いリボンのペイントをしてあります。
TEL:098-943-2080 FAX:098-943-2088
*駐車場が6台分しかありません。とまりんの交番隣の駐車場を利用してください。最初の1時間は¥200です以後、1時間ごとに¥100が加算されます。
問い合わせ:住みよい那覇市をつくる会事務局
090-9780-7272 ニシコリまで
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そうですか。私は用事があり、会場には行けませんでしたが、、、、八対二、、イャ、、九対一 で 仲井真氏ですか?
私の予想通りですね。この分だと、オナガのエサ(票)は、ショウキチが食っちゃいますね。会場に居たオナガ支持者はどんな気持ちになったでしょうか?
おもしろくなってきました。
翁長陣営から見ても「7対3」で仲井真の勝でしょう。
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/185141
編集無しで討論会の様子が見られます。
1時間過ぎた辺りから、面白いですよ。
八重山日報の見出し
「枠組み溶解」混戦模様
が、本来なら、沖縄のテレビ局が1時間半の枠をとって放送すべきことでしょう。
情報弱者に情報を届けるのが報道の役目と思いますけれどねぇ。
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=87073
見出しでwww
保守分裂じゃないのね。
>主要な争点になる米軍普天間飛行場の返還に伴う名護市辺野古への新基地建設については「容認」「反対」「県民投票で決める」と意見が割れた。
「承認撤回・取り消し」を入れない姑息さ。
言論の 自由の危機と 地元紙が
虚偽と恫喝 込めながら言う
よくもまあ ウソ八百を 並べ立て
飽きず懲りずに 煽る地元紙
翁長は埋め立て承認撤回・取り消しも選択肢と言ってるが、年内にも撤回取り消しをしないと間に合わない。
それとも、2年も3年も政府と交渉して、それで無理だったら撤回取り消しをするつもりなのか。2、3年経てば半分は埋め立てられてる。
9月10日の3回目は、どうなったんでしょう?
静かね。
国からの訟務検事にやられっぱなし?
【参考】
「原告120人超 15日提訴 辺野古承認取り消し訴訟 2014年1月10日」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-217672-storytopic-1.html
>訴訟は昨年12月に仲井真知事が表明した埋め立て承認について、国土の適正かつ合理的な利用や環境への配慮などを定めた公有水面埋立法4条の要件を満たしておらず違法だとして、県を相手に取り消しを求める。
>提訴と同時に、承認の効力執行停止を申し立てる。
>原告には辺野古、久志などの近隣住民6人、その他の名護市民19人、他地域の県民101人が参加している。
>弁護団の三宅俊司事務局長は「この訴訟は闘えばいいというものではなく、勝たなくてはならない訴訟だ。承認を取り消すまで頑張りたい」と話した。
別名、お笑い普天間爆音訴訟はどうなったんでしょうか?
この基地は立地条件では世界で1番危険な飛行場であり、実質的には世界で1番米軍機が飛んでいない基地であります
所謂、騒音からすると世界で1番静かな米軍基地というわけです。
この原告らは、ブサヨの弁護士に騙されて「1万円の訴訟費負担で200万円を取ることができる」と名前を連ねたことが、末代までの恥晒となることも知らずいるのでしょう。その数2000人とやら。(ブサヨの弁護士まる儲け)
いつの世も、目先の欲に走る者の行く末は哀れということでしょうか。
マスコミ等の宣伝により「県民総意(私はこの言葉にはグロテスク感を覚えます。)の代表」というイメージを纏わせられた翁長氏のオーラたるやすごいものがあろうという予想に反し、翁長氏には確信・自信から来るオーラは全く感じられず軽い落胆を禁じえませんでした。
翁長氏の発言で私なりに気になったのは「普天間で事故が起これば日米安全保障体制が崩れる」という趣旨の少し浮ついた調子の発言でした。ならば、この面からも「一日も早い危険性除去」と行くべきところですが翁長氏にはそうはならないようです。これでは普天間飛行場を「トラップ」ととらえる方向性を含むように思われ、この辺が共産党との蜜月関係を説明するヒントなのかもしれないと感じました。
また、お得意の「0.6対74」は、単に算術的理解で思考停止(結局印象操作に堕す。)されているようであり、周辺情勢(特にモンスター、すなわちソフト・パワーなき巨大ハード・パワーと化した中国の存在)を考慮して解釈し、そのうえで負担軽減を図るという方向性がなぜ出ないのか解りません。
以上長くなりましたが感想です。