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新聞の見出しは、記事の内容を読者に出きるだけよく理解させようとする目的で作られると考える。
だが、今朝の沖縄タイムスの一面及び社会面トップの大見出しは読者の混乱を誘うだけであり、問題の本質を読者の目から逸らすための「だまし絵」のようなものと考える。
本日、4月11日は、不服申し立の最終期限。
文科省が竹富町に出した是正要求に納得できなければ、不服申し立てができる国地方紛争処理委員会への最終期限の日である。
遅ればせながら昨日行われた竹富町の臨時教育委員会では、文科省への対応が協議される筈だった。
文科省から「違法状態」にあると指摘されている竹富町の取れる選択肢は次の二つしかない。
1)是正要求に従がって、現行の東京書籍版公民教科書を育鵬社版公民教科書に変更する。
2)国地方紛争委員会に不服申し立てをして国と争う。
では、本日の沖縄タイムスの関連の見出しを拾ってみよう。
■一面トップ
竹富町、単独採択へ
中学教科書問題
地区協から離脱方針
文科省、指導に言及
県教委「判断を尊重」
■社会面トップ
竹富教委 打開へ一歩
是正要求 対峙を回避
地区協離脱 教育長 安ど感
果たしてこれらの見出しを見て問題の本質を完全に理解できる読者が何人いるか。
ほとんどの読者は文科省が竹富町に押し切られたような印象を受けるだろう。
だが実際は竹富町が不服申し立てを断念した。
つまり竹富町が文科省の是正指導に白旗を揚げ全面降伏ということである。
本日の見出しは「池乃めだかのギャグ」そのものである。
屈強なヤクザに喧嘩をを売った池乃めだかさんが、予定通りボコボコされ、辛うじて立ち上がるや服のホコリを払いながら「今日はこれくらいで勘弁してやる」と負け惜しみをいう有名なギャグのことだ。
八重山日報は不服申し立てのことを「結論持ち越し」と記しているが、沖縄タイムスによると不服申し立ては「見送る」(断念する)ことになり、その結果が「対峙を回避」ということになるらしい。
「対峙を回避」とは「今日はこれで勘弁してやる」ってこと?
八重山採択地区協議会の選定とは違う中学校公民教科書を使用し、文部科学省から是正要求を受けた竹富町教育委員会の臨時会が10日開かれ、是正要求に対する第三者機関の国地方係争処理委員会への不服申し立てについて、専門家の意見を踏まえながら協議を行った。この日の協議では結論は持ち越され、あす11日にも協議を行い、記者会見で結論を発表するとしている。大田綾子委員長は「時間をかけて答えを出していきたい」と述べた。
臨時会は午後3時から非公開で行われ、是正要求の捉え方、国地方係争処理委員会への対応、9日に可決された改正教科書無償措置法の3点について協議した。結果、結論を出すことは持ち越され、11日も引き続き協議を行い、同日午前10時から開かれる記者会見で結論を発表する。▼全文は「新聞オンライン.com」で
http://www.shimbun-online.com/latest/yaeyamanippo.html
☆
竹富町「地区協を離脱」 教科書独自採択へ検討
沖縄県竹富町が法に反し、教科書採択地区協議会の答申とは別の中学公民教科書を使用している問題で、竹富町教委は10日、教科書の独自採択に向けて、地区協議会から離脱する方向で検討を始めた。
竹富町関係者らによると、9日に成立した改正教科書無償措置法では、地区協議会が選定した同一の教科書採択を義務付ける一方、採択地区の範囲をこれまでの「市郡」単位から「市町村」単位に細分化。このため地区協議会から離脱すれば、独自に教科書採択ができると判断した。
採択地区を決める権限は都道府県教委にあり、竹富町が離脱するかどうかは、今後の沖縄県教委の判断に委ねられる。
ただ、竹富町役場は石垣市にあり、経済圏や文化圏が石垣市と一体化しているため、文部科学省では「改正法の趣旨からみても、従来の地区協議会の枠組みを崩すべきではない」と離脱の動きを批判している。
この問題で竹富町は、同町と石垣、与那国両市町で構成する八重山採択地区協議会が平成23年8月に選定した育鵬社の中学公民教科書を採択せず、民間の寄付で配布された東京書籍の教科書を使用している。
今年3月には下村博文文科相が竹富町に対し、教科書無償措置法に違反しているとして、地方自治法に基づく是正要求を行ったが、同町教委は応じていない。下村文科相は4月8日の閣議後会見で、「(竹富町の対応は)法律を順守すべき行政機関としてあるまじきことであり、大変遺憾」と話している。
☆
沖縄タイムスどころか産経までもが竹富町教委の「目くらまし作戦」に乗ってしまい、竹富町が現行の法規によれば違法状態であることと、9日に成立した改定教科書無償措置法とを混同してしまい、新法規による竹富町の協議会離脱宣言を以って、あたかも竹富町が文科省をボコボコにしたような「メダカギャグ」による印象操作に必死である。
混乱していけないのは改正教科書無償措置法の施行と適用の日時だ。
改正無償措置法は、来年4月1日に施行、2016年度に使用する教科書の採択から適用される。
ということは竹富超教委は、あえてこの時期に、二年後に適用される法律への対処を述べ、現在「違法状態」であることの目くらましをしているのだ。
仮に改正措置法に従がったとしても、八重山協議会からの離脱の権限は県教委が持っているので、竹富町単独の判断では決定できない。
>採択地区を決める権限は都道府県教委にあり、竹富町が離脱するかどうかは、今後の沖縄県教委の判断に委ねられる。
さらに今回の一連の八重山教科書騒動のように県教委が指導力を発揮できない場合は、文科省が直接是正指導に乗り出してくる可能性はある。
>ただ、竹富町役場は石垣市にあり、経済圏や文化圏が石垣市と一体化しているため、文部科学省では「改正法の趣旨からみても、従来の地区協議会の枠組みを崩すべきではない」と離脱の動きを批判している。
県教委は八重山教科書問題で、竹富町を指導どころか「違法状態」に先導した過去の経緯から、竹富町の離脱宣言に異議を唱えることは出来ないだろう。
竹富町教委は今回の不服申し立ての経緯を見ても事務処理能力に問題があると見られ、それが単独で教科書採択をするとなると、どうしても沖教組にマル投げていた破廉恥ペンギン市長独裁時の悪弊に逆戻りしてしまう恐れがある。
そうなると県教委は頼りにならないので、再度文科省の是正指導という悪循環に逆戻りとなる可能性もある。
【追記】
竹富教委、教科書単独採択へ地区協離脱方針
沖縄タイムス 2014年4月11日 06:01
八重山地区で異なる中学校公民教科書が使われている問題で、竹富町教育委員会(大田綾子委員長)は10日に臨時会を開き、単独で教科書を採択できるよう協議会から離脱する方針を固めた。県教育委員会も地元の判断を尊重する意向。地区設定を柔軟化した改正教科書無償措置法が施行される来年4月1日以降、八重山地区は分割される見通しになった。
文部科学省は、採択地区協議会の答申と違う教科書を使っている竹富を教科書無償措置法違反として3月に是正要求を出しており、離脱すれば、こうした「違法状態」は解消する。
竹富町の慶田盛安三教育長は「学校の教育課程は自分の地域の特色、文化が大事。(採択地区は)小さければ小さいほどいい」と述べ、単独採択を目指す意向を表明。大田委員長も「県とテーブルについて話し合っていかないといけない」と述べた。
ただ、文科省は改正教科書無償措置法について「採択地区を決める権限は県教委にある」としつつ、文化や地理的な条件から八重山地区の分割は望ましくないと強調。下村博文文科相も「(採択地区設定で)不適切な事例が見られる場合は文科省として指導、助言することはあり得る」とけん制している。
町教委は臨時会で是正要求への対応も協議。第三者機関の国地方係争処理委員会への審査申し立ては見送る見通しだ。11日に正式に会見を開いて説明する。
竹富町と石垣市、与那国町の各教委でつくる八重山採択地区協議会は2011年、保守色の強い育鵬社版を答申。しかし竹富町教委は、教員の意見を反映する制度が廃止されるなど手続きに疑問があるとして、独自に調査して東京書籍を採択した。12年度からは民間の寄付で東京書籍版を調達し、無償で生徒に配っている。
県教委「判断を尊重」
竹富町教育委員会が八重山採択地区からの離脱方針を固めたことに、県教委の諸見里明教育長は「まだ正式な話は聞いていないが、責任と権限のある町教委がさまざまな観点から検討した上で判断したのならば、県教委としては尊重する。分割に向けて協議することになるだろう」と述べた。
「かみつく4」は「沖縄民主主義4」と改題しました。
書店発売のお知らせとお詫び
発売日
A4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)は2月3日(火曜日)、県内書店で発売します。
お詫び
「かみつく」から「沖縄民主主義4」に改名しましたが、勝手ながら、さらに普及版としてA4版「沖縄内なる民主主義4」にしました。
狼魔人日記でネット発売
書店ではA4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)のみの発売ですが、狼魔人日記ではA5版の「沖縄民主主義4」も600円で発売します。ご了承お願いします。
ヒジャイ出版 代表者 又吉康隆
私も、「2016年度に使用する教科書の採択から適用される」のだから、竹富町を独立させてしまえば東書を採用できて、解決というような話がチラホラあって、不思議だった。
仮にこの時期に独立させて、東書採択をさせても、採択の期限は2年も前に締め切られている。
しかも2014年度は、始まっている。
年度の途中で、採択地区の変更をしても、2014年4月から東書を使える根拠にならないし……。
竹富町と県教委の狙いは、今年度と来年度、実力行使で東書を使わせることであるはず。
それには、時間稼ぎが必要。
今年度は配布して、もう使わせているから、問題は来年度。
不服申立書を出さなければ、行政訴訟になり判決まで時間稼ぎができる。
竹富町が気にしているのは、判決の時期。
2015年3月末までに判決が出なければ東書を配布し、「年度途中の教科書の変更は子供たちの混乱を招く」「判決を守らなくても竹富町に罰則無しだから」と言って、2015年度を通すつもりだと思う。
2015年3月末までに判決が出ないようすれば、4年東書配布貫徹である。
>県教委は頼りにならないので、再度文科省の是正指導という悪循環に逆戻り
こうなれば、時間稼ぎができる。
竹富町に不服申立書を書かれて公式記録に残る当事者から県教委の「指導」が明らかにされるより、国の横暴の被害者面してグダグダ引き伸ばしに加担する方が、県教委としては次善の策だろう。
もののついでに、ミンス痘のクズ議員のコメントもご紹介。
まずは、昨日のコメントでもさらした、1町村単独で採択地区なトコの歴史・公民の採択結果から。
ちなみに、歴史:公民の順です。
東京・小笠原⇒東京書籍:東京書籍
神奈川・寒川町⇒教育出版:東京書籍
神奈川・葉山町⇒東京書籍:教育出版
大阪・島本町⇒教育出版:東京書籍
大阪・忠岡町⇒日本文教出版:日本文教出版
奈良・山添村⇒東京書籍:東京書籍
広島・大崎上島町⇒東京書籍:東京書籍
広島・世羅町⇒東京書籍:東京書籍
広島・神石高原町⇒東京書籍;日本文教出版
山口・周防大島町⇒東京書籍:東京書籍
徳島・那賀町⇒帝国書院:教育出版
愛媛・愛南町⇒東京書籍:東京書籍
つづいて、書き損じた分。
愛媛・久万高原町⇒東京書籍:帝国書院
愛媛・上島町⇒育鵬社:育鵬社
…愛媛・上島町⇒育鵬社:育鵬社!?
琉球新報さ~ん!
都合の悪い情報隠し忘れてますよ~(笑)!
続きまして、ミンス痘のクズ議員・石橋道宏のコメント。
「小さな町村だから調査研究ができないのではない。現場の努力で研究し、教科書を自らの権限で選択し、決めている。都道府県教委の支援もあり、十分可能だ」
…さっすが、父親は社会党のクズ、本人は労組の元執行委員長のクズ、しかもほぼ世襲議員、というクズの3拍子がそろうミンス痘のクズ議員だけあって、現場(日教組)に甘いね~(笑)。
上に挙げた採択結果を見れば、十分な調査研究など行われていないことは明白なんだけど~(笑)。
このクズ議員やら沖縄メディアは、愛媛の上島町は十分な調査研究など行われてないなどと喧伝しそうだけど、もしそう言うなら、ほかの町村はますますそうじゃん、ってつっこまれますよ(笑)。
もちろん、竹富町に、十分な調査研究を行って教科書を採択する能力、限りなくゼロ、ともつっこまれますよ(笑)。
・竹富町教委、不服申し立てせず 是正要求にも応じず
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-223350-storytopic-1.html
そんな、琉球新報の本日の社説。
・無償措置法改正 「教育の中立性」ゆがめるな
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-223303-storytopic-11.html
…社説のタイトルも、ギャグでしたとさ(笑)。
沖縄の左翼新聞や左翼教授らの扇動されているのでしょう。
いっそ中国の国定教科書を使ったらどうだ?
ここ2、3日、キチガイBOYのお出ましはないみたいだから、今日は普通にコメントするわね。
さて、竹富町、是正要求にも従わず、不服申し立てもしない…、ですって?
不服申し立てなんかやっちゃったら、自分らにいちばん非があるって、全国に知れ渡っちゃうものねw
昨日の報ステじゃ、公共の電波使って町のコドモを喰らうケダモノ推しを宣言しちゃったけど…、あとでどうなっても知らないわよw?
さ~て。キチガイBOYがお出ましにならないうちに、この辺で失礼するわね。