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八重山の中学校教科書の選定が決まって二日目の沖縄タイムスはどうなっているか。
沖教組主導で選定されなかったことがよっぽど悔しいのか、沖縄タイムスの「怒りの記事」は、昨日に続いて今朝も1、2,24・25面の大部分を教科書関連記事で埋め、ご丁寧に23面では座談会まで掲載する念の入れようである。
23日選定された教科書は、石垣市と与那国町は26日、竹富町は29日に、夫々の教育委員会で最終的に採択される。
なぜ3地域同時に採択しないのか。
この三日のズレは問題ないのか。これについては後ほど言及する。
八重山採択地区協議会が選定した教科書を各地区教育委員会は形式的に承認する手続きだから、事実上採択権を有する協議会で選定した教科書が承認されるのは間違いない。 なぜなら、各地区教育委員会が八重山採択地区協議会で選定された教科書と異なる教科書を無償で採択する権限は有しないから変更の余地は100%ないからである。
ところが、である。
教育長という教育の重責を担うはずの人物が、とんでもないことを言い始めた。
しかもそれを沖縄メディアは最後の砦とばかりに援護し始めているのだ。
そう、自分の気に入らない教科書が選ばれたら「生徒には触らせない」と公言する慶田盛・竹富町教育長のことである。
自分が気に入らないという理由だけで、民主主義で適法に選定された教科書を独断で排除するというのだからヒトラーも真っ青になって逃げ出すほどの独裁者ではないか。 それが民主主義の基本を学ぶはずの公民の教科書がというからこんなブラックジョークは他に類を見ない。
またこの独裁者を英雄のように祭り上げる沖縄メディアにも言葉を失う。
目的達成のためには独裁者とも手を組むというのだろう。
金儲けのためにはヤクザとも手を組んだ島田紳介氏は、それがばれて引退を余儀なくされたが、イデオロギー達成のためには悪魔とも手を組まんばかりの沖縄メディアに恥を求めるのは、ヤクザに恫喝は良くないと諭すようなもの。
仮に沖縄メディアの強力な支援があったにしても、一地域の教育長が、無理を通して道理を引っ込めるような発言を堂々と出来る理由は一体何か。
その答えは、8月23日付琉球新報の見落としがちなベタ記事にあった。
「県民の意思」尊重要望 県教育長
県教育庁義務教育課は22日、琉球新報の取材に答え、・・・9日に文書で「可能な限り話し合いによって決してほしい」と指導助言したことに触れ、「教科書は採択は十分に議論される必要があり、全会一致による決定が望ましいといという意味だ」と指摘。 「同協議会には、採択後の情報公開などにも十分にたえ得る公正適正な採択業務に徹していい」と述べた。(琉球新報 8月23日)
教科書採択に何の権限も持たない県が八重山地区の教科書採択に異例ともいえる介入をし、国会でも不当介入として問題になったが、沖縄紙が一切これを報じなかった。
沖縄紙のスルーを良いことに、県教育庁は性懲りもなく不当介入し「全会一致」で決めるよう指導している。
慶田盛教育長が、いわゆる「つくる会」系教科書に絶対反対の立場であることは当初から良く知られた事実であり、全会一致の決定が無理なことは誰の目にも明らかなこと。
県側がそれを承知の上で「全会一致」を「指導」すると言うのは明らかな不当介入ではないか。
民主主義の要諦は、異論があっても議論の結果多数決で決めて、反対論者もその結果を尊重すること、ではなかったのか。
それを県教育庁自らが踏みにじるように「全会一致」を「指導」したら、慶田盛教育庁にとっては「無理を言えば道理は引っ込む」とのお墨付きを県から貰ったも同然ではないか。
なぜなら、協議会で選定した教科書は各教育地区で同じく採択されるはずだが、竹富教育地区で、あくまで反対を押し通せば、再度協議会で選定のやり直しすべきと県側が示唆しているからである。
これが慶田盛教育長が、ヒトラーも驚く独裁者に変身した理由である。
もしこの理屈がまかり通るのであれば、石垣市教育区と与那国教育区でもそれぞれ「帝国書院の歴史教科書は生徒に触れさせない」と発言しても良いことになる。 なぜなら帝国書院版の歴史教科書は僅か一票の差で選定されているので、公民教科書の場合より反対声明の理が通るはずだから。
ところが、問題がひとつある。
石垣地区と与那国地区では26日に教科書の最終的採択をする予定だが、一方のヒトラー、いや、慶田盛教育庁は、その三日後の29日に採択決定する。
玉津石垣市教育長と崎原与那国町教育長が、民主主義のルールを破って協議会で選定した帝国書院版歴史教科書に反対するはずはない。 当然全ての選定教科書が採択されるだろう。
だとしたら、手遅れにはならないのか。
三日後に竹富地区で育鵬社版教科書に反対される前に、帝国書院版にも反対しておくべきではないのか。
なぜなら帝国版教科書も、全会一致はおろか、僅か一票差の選定であり、県の「指導」に合致していないからである。
県や沖縄メディアが竹富地区の「反乱」を是とするなら、石垣地区も与那国地区の「反乱」を批判できないということになる。
【追記】
八重山地域の教科書採択が沖教組主導の違法な手法で行われていた事実が、今回の教科書騒動で暴露されたが、適法に見える手法にも極端な悪平等があることが判明している。
沖縄県は6つの共同採択地区に分かれている。
その一つ、八重山採択地区を構成する自治体は
石垣市(4万9千人)、竹富町(4000人)、与那国町(1600人)の1市2町である。
人口では石垣市が9割を占めているが、協議会委員は3つの自治体から同数の委員が選ばれる。
極端な悪平等である。
3市町を、首長の政治姿勢で色分けすると、石垣市と与那国町は保守、竹富町は革新である。
八重山地区の人口(約5万5千人)の一割にも満たない人口(4000人)の竹富町教育委員長が反対するのを、県や沖縄メディアが総掛かりで支援する異常な状況。
ノイジー・マイノリティーの意見が罷り通るという沖縄。
それを象徴的に表しているのが、今回の八重山教科書騒動である。
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幼少期によほどひどい差別を受けたか、そのような人生を送った家族に育てられたのでしょう。
しかし、だからと言って、罪もない無垢な子供達に同じように憎しみを植え付けようなど、とんでもないことです。
石垣市、与那国町には、激励と帝国書院に対する疑問の決議を、
竹富町には、独裁者の解任を求めましょう
○石垣市教育委員会(玉津博克教育長)
〒907-0012 石垣市美崎町16-6
Fax0980-82-0294
kirameki@city.ishigaki.okinawa.jp
○与那国町教育委員会(崎原用能教育長)
〒907-1801 与那国町字与那国129
Fax0980-87-2074
kyouiku@town.yonaguni.okinawa.jp
○竹富町教育委員会(竹盛洋一委員長)
〒907-8503石垣市美崎町11-1
Fax0980-82-0643
takekyoukyouiku@town.taketomi.okinawa.jp