狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

32軍はハーグ条約違反!渡名喜沖国大講師の空虚な議論【ハーグ陸戦条約】

2022-06-30 09:02:20 | 資料保管庫

被告の大江健三郎は沖縄タイムス編著の『鉄の暴風』や一連のタイムス記事に作家として空想力を刺激され、『沖縄ノート』で原告の元軍人を誹謗中傷し、原告の名誉を著しく棄損した。 大江氏が『沖縄ノート』を書く際、根拠としたのが『鉄の暴風』の内容はすべて正しいという前提だった。ところが裁判の審議の過程で、『鉄の暴風』内容が間違いだらけであることが判明した。

しかし、「戦後民主主義」の信者と思われる裁判長は「大江被告が、当時の沖縄戦の研究レベルでは『鉄の暴風』の内容を真実と考えても仕方なかった」という「真実相当性」という強引な解釈で大江被告の名誉棄損を免責にして大江勝訴が確定した。

結局、大江被告は名誉棄損は免責されたが、大江が前提にした「軍命による集団自決」は立証できなかった。

大江被告が『沖縄ノート』を書いた間違った前提は概略次の2点だ。

➀集団自決命令が事実である(p.169-17)

②渡嘉敷島の戦隊長・赤松嘉次大尉の(沖縄を再訪する際の)気持ちを、彼が書いた又は語った一つの実在資料も示さず、「想像」・「推測」していること。(p.208)

                 ★

2022年6月30日付沖縄タイムス16面トップに次の見出しが躍っている。

沖縄戦法的な戦争責任問う 

32軍に住民処罰権無し 渡名喜守太沖縄国際大学非常勤講師

ハーグ・ILО条約にも違反

内容を一部引用しよう。

《■天皇大権を干犯

沖縄戦において日本軍の沖縄人に対する加害行為の法的問題について考える場合、国内法と国際法の観点から考察できる。

国内法上の問題について考えるにあたって、当時の沖縄の法制上の位置づけを確認し、そこから日本軍に与えられた権限の範囲を確認しておきたい。

沖縄は日本の一県で日本の憲法や法律が施行、適用される日本の法域だった。行政官庁である沖縄県が置かれ、中央から内務官僚である知事が派遣され統治されていた。軍事的には1937年に改正された軍機保護法における特殊地域に指定されていた。昨年成立した土地利用規制法の「注視区域」に沖縄全体が指定された場合、当時の状況に一気に近づく。

沖縄戦当時は米軍の包囲を受けており、第32軍の作戦地、国内戦場であった。これは典型的な合意地境であり、戒厳令を施行する条件を満たしていた。

 

執筆者の渡名守太沖縄国際大学非常勤講師がこの記事で言いたいことは、概略こうだ。

沖縄戦の際、沖縄では戒厳令は発令されていなかったので、第32軍が民間人に軍命を出す法的権限は無かった。

ここまで読むと、『鉄の暴風』に書かれている「軍命」は越権行為であり、実際軍命による集団自決はあり得ない、と「軍命否定論」に繋がってしまう。

ところが、ここから渡名喜先生の論旨は暴走に突入、急転直下「32軍の沖縄住民虐殺があったのはハーグ条約違反」と主張する。

渡名喜先生の論理の粗雑さに笑ってしまった。

大江岩波訴訟の審議でも立証できなかった「軍命による住民虐殺(集団自決)」という間違った前提で、新聞の四分の一を駄文で埋めるのは止めてほしい。

ちなみみに「ハーグ陸戦条約」とは、いわゆる戦時国際法の一つで、1899年のハーグ平和会議で制定された多国間条約。

本条約では、「戦闘員・非戦闘員の区別」「使用してはならない戦術・兵器」「宣戦布告・降伏・休戦」など、戦争における義務と権利が具体的に規定されている。

渡名喜先生は本条約が禁止する「軍隊による民間人虐殺」を見て小躍りして喜んだのだろう。 そして強引に「32軍の民間人虐殺」に結びつけたのだろう。これこそが大江岩波集団自決訴訟でも立証できなかった「間違った前提」である。

1944年10月10日、米軍は10・10那覇空襲で「民間人の大量虐殺」を行っているが、これこそハーグ条約違反そのものであり、慶良間島集団自決が始まった翌年3月26日は、島を囲む大量の米軍艦で海が黒くなるほど海を埋めつくしていたという。 戦う術も逃げ場もない島の住民に雨あられと艦砲射撃で攻撃し「島民のジェノサイド」をしていた。 ついでに言うと1945年3月26日、米軍は座間味島上陸と同時にニミッツ布告1号を発令し、全沖縄を米軍統治下に置いた。 自分(米軍)が「占領統治下」に置いた民間人に艦砲射撃で攻撃し住民をパニックに陥れた。

これこそが渡名喜先生が批判する「ハーグ条約」違反ではないのか。

 

ニミッツ布告1号

 

最後に繰り返す。

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2 コメント

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本日の沖縄タイムス投稿欄 (カウンター58)
2022-06-30 10:41:16
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オピニオン面に一般投稿6本(児童生徒の「ぼくも私も」除く)。

「生産力上げ自給できる国に」の那覇市・宮城須美子さん(83)は、1月1、23日、3月3日、4月8、19日、5月14、22日に続き今年8回目の掲載。
「心に金網 築いてはならない」の宜野湾市・吉村武さん(83)は、1月16日、2月19日、3月24日、4月12日、5月4、12日、6月7日に続き今年8回目の掲載。
「一汁三菜 野菜の献立が理想」の沖縄市・仲宗根栄一さん(89)は、1月6日、2月27日、4月12日、5月6日、6月5日に続き今年6回目の掲載。
「音楽口ずさみ平和を感じる」の八重瀬町・山内真由美さん(41)は、1月15日、2月24日、4月22日に続き今年4回目の掲載。
「宮森小ジェット機墜落 63年たっても癒えぬ記憶」のうるま市・伊波洋正さん(69)は、昨年6月29日以来の掲載。
「慰霊の日に」の与那原町・山城きよ子さん(74)は、3月7日、4月26日、5月26、29日、6月8日に続き今年6回目の掲載。
 
カギカッコは投稿欄における見出し。

(おまけ)
2022年1月1日~6月30日までの一般投稿は、「主張」906本、「論壇」等175本、「茶のみ話」175本の計1256本。

投稿者の年齢・延べ人数
10代    1人 (0.1%)
20代   29人 (2.3%)
30代   30人 (2.4%)
40代   86人 (6.8%)
50代  115人 (9.2%)
60代  227人(18.1%)
70代  473人(37.7%)
80代以上294人(23.4%)
記載なし   1人 (0.1%)

*平均年齢は69.06歳。
*10回以上掲載された人は13人。


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Unknown (amai yookan)
2022-06-30 23:51:07

ところが、ここから渡名喜先生の論旨は暴走に突入、急転直下「32軍の沖縄住民虐殺があったのはハーグ条約違反」と主張する。

渡名喜先生の論理の粗雑さに笑ってしまった。

大江岩波訴訟の審議でも立証できなかった「軍命による住民虐殺(集団自決)」という間違った前提で、新聞四分の一を占める駄文で埋めるのは止めてほしい。


!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

● 「裸の王様が大手を振って道を歩くの図」って感じ=おバカさんがステージで大演説

● これが沖縄の実態(涙)→嘘も新聞で言えば本当に聞こえる、、こらー!プーちゃんするなー!

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