子供の写真HP掲載の教諭、立件後も教壇に
東京都羽村市の市立小学校に勤める男性教諭が、交通事故死した6人の子どもたちの写真などを、自らのホームページ(HP)に無断で掲載していた問題で、愛知県警が今年6月、著作権法違反容疑で教諭の自宅を捜索、8月には教諭から事情聴取していたことがわかった。
羽村市教委もこの事実を把握していたが、HPが既に閉鎖されていたことなどから、「日常の勤務態度や指導に特段の問題は見られない」として、先月末まで小学校でそのまま勤務させていた。市教委は「結果的に追及が甘かった」としている。
一方、この教諭が、ほかの子どもの裸の写真などもHPに掲載していたとして、6人の遺族が4日、児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で警視庁に告発状を提出した。
この教諭は渡辺敏郎教諭(33)。名古屋市に住む遺族のケースについて愛知県警が捜査に乗り出し、今年9月、著作権法違反の疑いで名古屋地検に書類送検している。
この事実を知った市教委の調査に、渡辺教諭は「他人の事故などの写真を無断でHPに3~4枚転載した」と説明。渡辺教諭が「パソコンを押収され、HPは削除された」と言ったことから、市教委は、それ以上はHPの内容を確認しなかったという。
市教委は、一部報道機関の取材を受け12月1日付で自宅待機とするまで、通常通り勤務させていた。
都教委も6月、市教委から、「教諭が写真を無断掲載した」という報告を受けたが、市教委に対しては、立件されるかどうかを確認し報告するよう指示したという。わいせつ写真などの掲載は11月28日に市教委が報告するまで把握できなかったとしている。
角野征大(すみの・ゆきた)・同市教育長は、「書類送検された段階では内容までは分からなかった。教師としての適性を欠く内容なので今後は厳しく対処したい」と話す。また渡辺教諭が所属する小学校の校長は、「今年4月に赴任して来たが、一生懸命で、おかしいと思うようなところはなかった」などと話している。
都教育庁職員課の江藤巧課長は「詳細が分からず、警察が立件するかどうかを見守っていたので、処分に該当するかを判断できなかった」としている。
(2006年12月4日14時43分 読売新聞)
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教職にあるものが、このような恥知らずのことをしでかして、・・・けしからん。
・・・と言った論調は、この事件の本筋ではない。
先ず、このような特殊な趣味の狂師、じゃない、教師に同僚教師は気がつかなかったのか、という疑問が沸く。 見てみぬ振りは無かったのか。
この教諭の氏名は渡辺敏郎教諭(33)。
一番問題にすべきは、愛知県警が6月には著作権法違反容疑で教諭の家宅捜索を、8月には事情聴取していたことがわかっていながら、このヘンタイ狂師は半年間も授業を続けていたということである。
そして今年9月、県警は著作権法違反の疑いでこの男を名古屋地検に書類送検もしているのだ。
それにもかかわらず、驚くことにマスコミが騒ぎ出す前まで平然と授業を続けており、12月1日になって初めて、校長が自宅待機を命じたと言う。
警察の家宅捜索や事情聴取、それに書類送検までされたヘンタイ男を学校側や教育委員会が知らなかったでは通らないだろう。
学校側は犯罪者に半年間も授業をさせていたことになる。
ここでは犯罪の種類による罪の軽重を述べるつもりは無いが、この男万引きや詐欺の罪を犯した教師ではない。
「児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑」のヘンタイ男に子供たちの授業をさせていたのだ。
これでは狼に子羊の世話をさせるようなものだ。
警察による6月の調査以来、何も知らされていない保護者はヘンタイ狂師に大事な子供たちを預けていたことになる。
この2,3日マスコミが事件を嗅ぎ付けて騒ぎ出したので校長は12月1日になって初めて自宅待機を命じたというのだ。
いや、自宅待機を命じたと言うよりマスコミの騒動で学校には事実上登校できなくなったと言うのが真相だろう。
マスコミが嗅ぎ付けなかったら、何食わぬ顔でこのヘンタイ狂師に授業をさせ続けていたのだろう。
勿論、真っ先に責任追求すべきはこのヘンタイ狂師だが、これを見て見ぬ振りして授業をさせ続けた学校側、そして拱手傍観した教育委員会も同罪だ。
早めに教育基本法を改正して、このような「教育者不適正狂師」は校長権限で首にするようにすべきだ。
首にも出来ず「自宅待機」といった、ゆる~い処分しか出来ず、被害者の告訴、告発を待たなければ何も出来ない現在の制度が間違っている。
問題ののHPが今年の11月までオープンしていたことを教育委員会は見逃していたと言うからあいた口が塞がらない。
ん? 見逃していたのは警察も同罪だ!