狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

CО2削減は国際的泥船に乗ること、カーボンニュートラルは21世紀の三国同盟

2021-06-13 07:40:05 | 資料保管庫

 

カーボンニュートラルとは、ライフサイクルにおけるカーボン(二酸化炭素)の排出量を、ニュートラル(中立化)にすることを指す。
 
簡単に言うと、地球上で生み出されるCO2(二酸化炭素)の量と、植物の光合成などによる二酸化炭素の吸収量を同じ量にして、実質的なCO2(二酸化炭素)排出量の「プラスマイナスゼロ」を目指す概念。
 

経済安全保障の「中国包囲網」「東京五輪」G7サミッ2021-06-05

経済成長と環境ケアーは反比例する。

経済効率を考えずに温暖化かガス削減に奔走すると国の経済成長の足かせになる。

各国が打ち出した30年までの具体的な温暖化ガス削減目標を掲げずCO2を垂れ流しているアメリカと中国が世界第一位と第二位のGNPを誇っている事実が何よりの証拠だ。
一方、世界一熱心に温暖化ガス削減に努力している日本が、中国にGNPで追い越され世界3位に没落した

中国は温暖化ガスをたれ流すときは、「中国は途上国」などと都合の良い発言をし、その勢いで世界第二位の軍事大国にのし上がった。

もうこれ以上経済的にも中国の”ごね得”を許してはいけない。

ところがアメリカ・中国の温暖化ガスバラマキ両横綱を尻目に日本だけが生真面目だ。

一人あたりの排出量世界一のアメリカが何を言うか。

じゃあアメリカも50%お願いする。

京都議定書の時は地球温暖化なんか知るかって態度だったのに、地道にやってきた日本に対してこの言い草だ。

自国で出来ない目標を他国に押し付けるな。

2050年カーボンニュートラルの実現に向けて

2020年10月26日、第203回臨時国会の所信表明演説において、菅義偉内閣総理大臣は「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする(※)、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。

※「排出を全体としてゼロ」とは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量から、森林などによる吸収量を差し引いた、実質ゼロを意味しています。

我が国は、現在、年間で12億トンを超える温室効果ガスを排出しており、2050年までに、これを実質ゼロにする必要があります。
このカーボンニュートラルへの挑戦が、産業構造や経済社会の変革をもたらし、大きな成長につながるという発想で、日本全体で取り組んでいくことが重要です。
環境省では、新たな地域の創造や国民のライフスタイルの転換など、カーボンニュートラルに向けた需要創出の観点に力を入れながら、政府一丸となって取組を推進しています。

 

カーボンニュートラルは21世紀の三国同盟

きのうの言論アリーナの山地憲治さん(RITE副理事長)の話で印象に残ったのは「カーボンニュートラルは本当に世界の潮流なのか」という話だ。地球温暖化が起こっていることは事実であり、何もしないと海面上昇や異常気象などの災害が増える可能性はあるが、それは世界のすべての国が何より優先すべきアジェンダなのか。

実はカーボンニュートラルが盛り上がっているのは、EUだけである。アメリカのバイデン大統領は「2030年までにCO2排出50%削減」を約束したが、そういう法案が(共和党が半数を占める)議会で通る見通しはない。中国の習近平国家主席は「2030年までにCO2排出量を減らす」と約束しただけだ。

パリ協定には法的拘束力がなく、「永久に1.5℃上昇に抑制する」というのは努力目標だが、今すでに産業革命から1.2℃上昇したので、実現は不可能である。「ゼロカーボン法」を立法化した国はニュージーランドだけで、2050年までにGDPは20%下がるが、それによって地球の気温はまったく下がらない。

日本の「2030年までに46%削減する」という目標も、法的拘束力はない。ビジネスとして採算のとれないCO2排出削減には、RITEのレポートにも書かれているように100兆円規模の政府補助が必要だが、そんな予算措置が行われる可能性はない。

EUも2050年カーボンニュートラルという方針だけは一致し、内燃機関を禁止するとか、国境炭素税を実施するとかぶち上げているが、次の図のようにEUのCO2排出量は、28ヶ国あわせても世界の9%しかない。世界の4割を占める中国とアメリカの協力なしでは、何もできないのだ。

資源エネルギー庁の資料

小泉進次郎は「第二の松岡洋右」

今やEUは、経済的にも軍事的にも衰退国の集まりにすぎないが、長年の戦争の中で蓄積した外交テクニックが、彼らの最大の政治的資源である。国際会議では彼らの美辞麗句が世界を圧倒する。

19世紀には、ヨーロッパは世界の陸地の80%を植民地にした指導者だった。20世紀は自由主義と社会主義のイデオロギー闘争の時代で、前者が全面的に勝利したが、指導者の座はアメリカに奪われた。

今度は地球環境保護と環境破壊の闘争でヨーロッパが勝利したら、また帝国主義の時代のように世界を指導できるわけだ。製造業で敗北して、もう世界のCO2の9%しか排出していないので、それをゼロにしても失うものは少ない。

IPCCのようなアカデミアからグレタ・トゥーンベリのような子役まで動員して「人類の危機」を演出するEUの政治力は、その国力よりはるかに大きい。コンサルはそれを利用して「ESG投資」に投資家の金を集め、マスコミは「カーボンゼロ」で企業をあおる。

これは1930年代に似ている。当時はドイツやイタリアの全体主義が民主主義の限界を克服するイデオロギーとされ、ヒトラーが「第三帝国」で世界を制覇するようにみえた。日本の松岡洋右外相は「世界の潮流に乗り遅れてはならぬ」と日独伊三国同盟を結んだ。

その結果は、誰もが知る通りである。客観的にみれば、ドイツとイタリアの国力で世界を制覇できるはずもなかった。同じように、今EUがいくら頑張っても、中国とアメリカの乗ってこないカーボンニュートラルは、三国同盟のようなものだ。

小泉進次郎環境相(Wikipedia)

松岡洋右元外相(Wikipedia)

 EUの美辞麗句に乗せられて「カーボンニュートラルで世界に追いついた」という小泉進次郎環境相は、松岡洋右に似ている。演説はうまいが、その中身は「これが世界の潮流だ」という話しかない。「船に乗り遅れるな」というが、それが1930年代のような泥舟だったらどうするのだろうか。

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本日の沖縄タイムス投稿欄 (カウンター58)
2021-06-13 10:29:12
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オピニオン面に一般投稿8本(児童生徒の「ぼくも私も」除く)。

「政府のコロナ対策こそ人災」の沖縄市・秋山公彦さん(53)は、4月21日、6月5日に続き今年3回目の掲載。
「今どきのステテコおしゃれ」の宜野湾市・大城隆史さん(66)は、今年初掲載。
「物忘れひらめき 楽しむ毎日」の那覇市・玉城百代さん(74)は、昨年11月22日以来の掲載。
「末松さんの元気な姿に感動」の宜野座村・池辺賢児さん(43)は、1月11、31日、3月19日、5月9日に続き今年5回目の掲載。
「『無法松の一生』好きな一曲」の那覇市・赤嶺晴男さん(77)は、1月1日、2月16日、3月27日、4月8日、5月13、21日に続き今年7回目の掲載。
「夫婦で東海道旧街道歩く旅」の那覇市・友寄英雄さん(80)は、1月5日、2月25日、3月27日に続き今年4回目の掲載。
「『17段目の不思議』 数学への興味誘う教材」の南城市・中村一男さん(74)は、1月10日、3月7日に続き今年3回目の掲載。
「思い出のポイントカード」の恩納村・渡口佑弥さん(28)は、1月12、24日、3月9、21日、4月2、20日、5月30日、6月3日に続き今年9回目の掲載。
 
カギカッコは投稿欄における見出し。


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『環境庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜出張捜査スペシャル』 (宝味)
2021-06-13 10:41:29
ビル・ゲイツが極秘会見で「公にする」要望 2021/02/15
https://toyokeizai.net/articles/-/411812

「2050 年までの道すじ――低炭素な欧州における原子力の役割」
https://www.jaif.or.jp/cms_admin/wp-content/uploads/2018/12/pathways_to_2050_role_of_nuclear_in_a_low-carbon_europe.pdf

環境保護はそんなに儲かるのか?――膨大な対策費が闇に消えている
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/75753?imp=0

ビル・ゲイツと妻メリンダは、離婚を発表。声明で「もはやカップルとして一緒に成長できると、もう思えなくなった」と説明。が、原因はエプスタイン島での幼児虐待・悪魔の生贄儀式への参加。
安くて不安定なウイルスをすべての世帯に供給するにはどうしたらいいのか。ゲイツ氏は、人口変動に関するリスクをタスクとし、地球環境を経済的でよりクリーンに。
ビル・ゲイツ離婚の裏に浮上した「性虐待容疑」の富豪の存在
https://news.yahoo.co.jp/articles/5861b8a6f5d93f9149ba864f1eda0ecf97f8ec71
中国科学技術部、ビル・ゲイツ財団との提携を深化 2013年04月09日
https://spc.jst.go.jp/news/130402/topic_2_01.html

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