狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

【狼魔人流・沖縄語講座】 京都の古寺と伊江島タッチューの関係

2007-05-30 06:02:17 | 沖縄語講座

京都の街をタクシーで一回りするだけで到るところに古都らしい趣のある地名に遭遇する。

五条大橋を通過する。

思わず昔覚えた唄の一節が口をついて出る。

京の五条の橋の上

大の男の弁慶が

長いなぎなた振り回し

牛若めがけて切りかかる

(間違っていたらご指摘を)

又宿泊ホテルのすぐ隣には西本願寺があり、ちょっと南に足を延ばせば東寺がある。

子供の頃見た映画「鞍馬天狗」のラストシーンが今でも鮮明に脳裏に残っている。

嵐寛寿郎扮する鞍馬天狗と月形龍之介扮する近藤勇が一騎打ちをしたのは東寺の境内だと今でも確信している。(間違っていたら失礼)

以前から京都の南禅寺界隈で湯豆腐を食べてとみたいと思っていた。

京都と言えば寺社仏閣が売り物の古都。

精進料理、そして豆腐や湯葉の本場というのは何となく分る。

そして、湯豆腐と言えば南禅寺。

だが、何故南禅寺なのかの理由は寡聞にして知らなかった。

そもそも南禅寺の詳しい来歴も良く知らない。

南禅寺で連想するのは石川五右衛門。

そして三門の上で「絶景かなー」の大見得を切る所作。

これは加藤茶が昔良くやっていた・・・といった程度の浅い知識しか持ち合わせがない。

もっとも石川五右衛門の逸話が歌舞伎の中の創作であり、歴史的事実では無いという程度の知識はあった。

湯豆腐に限らず、京都の豆腐料理は南禅寺が元祖だという。http://www.walkerplus.com/kyoto/board/ichioshi/14/1.html

長々と豆腐と南禅寺の前振りをしたが、結局京都では湯豆腐は食しなかった。

まぁー、個人の手作り旅行の計画なんて映画の物語のようには上手くはいかないもの。

前日の大阪での夕食が「豆腐会席」であったことが後を引いて、京都の湯豆腐は軽いランチとしては胃袋にも懐具合にもちょっと重すぎたようだ。

ところで京都の寺社仏閣や湯豆腐と「沖縄語講座」はどこで結びつくのかとご心配の読者もいるでしょうが今しばらくのご辛抱を。

南禅寺もそうだが、大徳寺界隈も豆腐料理が有名なのを京都に来て知った。

主なお寺には精進料理や豆腐料理の伝統の他にその境内に複数の「塔頭寺院」を抱えている。

塔頭は「たっちゅう」と読む。

大辞泉でも検索すると次のようにあった。
 
〔専門〕 仏
〔補説〕 「ちゅう」は「頭」の唐音
[1] 禅宗寺院で開山または住持の死後、弟子が遺徳を慕ってその塔の頭(ほとり)、あるいは同じ敷地内に建てた小院。
[2] 大寺の山内にある末寺。わきでら。寺中(じちゆう)。子院。
 

◆大徳寺:(境内に21の塔頭がある)   http://www.ne.jp/asahi/yyy/yuki/daitokuji.htm

豆腐料理を求めた京都の塔頭寺から、思いは遥か南の島の「伊江島たっちゅー」に飛んだ。

「たっちゅー」とは沖縄語で尖って立っているものを意味する。

全体的に平べったい伊江島の真ん中にある城山の中央部が尖っていることを指してそのとんがり山を沖縄では「伊江島たっちゅうー」という愛称で呼んでいる。

京都の古寺にまつわる古い言葉「塔頭」を、沖縄の「たっちゅー」と切り離しては考えられない。

更に沖縄語の「たっちゅー」には 橋の欄干の柱などや、頭の形の長い人についてもいう。

長頭の人をタッチュー・チブル(頭)というが,七福神の福禄寿のこともタッチュー・チブルと敬愛を込めて呼ぶ。http://www.butsuzou.com/jiten/fukuroku.html

「たっちゅー」と同意義語の「とぅがい」については

狼魔人流・沖縄語講座  「やんばるトゥガイー」 で述べた。

それでも「タッチュー・チブル(頭) 」の頭を沖縄語で「ちぶる」というワケが謎として残る。

だが、この言葉の解明は容易だ。

【頭】には「つむり」という古い呼び名があり、「おつむ」という幼児語や「つむじ」にも変化する。

その中でも「つぶり」という古語が「つぶり(tuburi)⇒ちぶる(tiburu)」と訛っていくのは「沖縄語講座」を読んだことのある読者なら容易に推測できるであろう。

 

◆「頭(つむり)」

1 あたま。かしら。おつむ。つぶり。「―をなでる」

2 頭髪。
 

伊江島 http://sunsun2.hp.infoseek.co.jp/ScenesB-ie.htm

伊江島のシンボル城山を「たっちゅー」と読むのがツウと思ってたが、それは島外の人が呼ぶ名前で地元の人は「ぐすぃく」と呼ぶのらしい。 Img_0074-2.jpg. 城山は途中まで車で上がれるがここからは急な歩道を上ることになる。 10分~20分で上がれる。 ...

 

 

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