◆着々進む「北朝鮮制裁」
テレビでは連日水着の美女が乱舞している。
シンクロのワールドカップが14日、横浜国際プールで開幕し、29の国と地域がエントリーし、17日まで続く。
当初北朝鮮は参加の予定だったが直前になって不参加を表明した。
北朝鮮が不参加の理由が、拉致問題解決のための北朝鮮制裁に絡んでいることはあまり報じられていない。
法務省が北朝鮮選手団13人のうち、団長を含む役員3人の入国を拒否し、これを受け、北朝鮮選手団は大会参加をボイコットしたというのが北朝鮮不参加の真相。
法務省によると、平壌水泳連盟委員長の団長や監督ら3人の入国を拒否した。
入国拒否の理由は「選手団の中に体育関係者ではなく政府関係者が含まれている疑いがある」と言う。
この措置は北朝鮮のミサイル発射実験以降に強化した対北朝鮮制裁措置に基づき、先月末に京都で開かれた世界宗教者平和会議総会に参加する予定だった北朝鮮宗教人代表団に対してもビザ発給を拒否している。
対北制裁は北が一番困る「金融制裁」実行へと進んでいる!
◆対北金融制裁19日にも…団体・個人指定、送金禁止 (読売 06/9/15)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060915i201.htm?from=main2
北朝鮮の核問題
政府は14日、北朝鮮に対する金融制裁措置を19日にも発動する方針
を固めた。
北朝鮮のミサイルなど大量破壊兵器の開発に関与している疑いのある団
体や個人を対象に、日本国内の金融機関の口座からの預金引き出しや海外
への送金を禁止する。北朝鮮のミサイル発射を受けた7月15日の国連安
全保障理事会の対北朝鮮決議に基づく措置だ。その後も、北朝鮮がミサイ
ル発射の凍結など決議の内容に応じる姿勢を示さないため、外国為替・外
国貿易法(外為法)に基づく制裁が必要だと判断した。
政府は米国や豪州、韓国など関係国と協議し、発動時期や具体的な制裁
内容を最終的に決定する。具体的には、指定した団体・個人について、日
本国内の金融機関の口座からの預金の引き出しや海外送金を許可制とし、
大量破壊兵器の開発に関与していないと明らかにできない場合は許可しな
い方向で調整している。
国連決議に基づく金融制裁は、閣議決定を必要としないが、閣議で了承
する手続きを取る見通しだ。
小泉首相は14日夜、金融制裁について「まだ決めていない。米国や韓
国と連携、協力しないといけない」と記者団に語った。
参考エントリー:
「北朝鮮非難決議」を揃って評価の全国紙 |
◆誘拐犯の息子を逃がした外務大臣
小泉首相が北朝鮮に訪問するまでは、拉致問題解決について、
「拉致された横田めぐみさんをとり返すには金正日か息子の正男の拉致しかないだろう」
と半ば諦めとも冗談ともつかぬ事が言われていた。
ところが、小泉内閣が成立したわずか5日後の2001年5月1日、
その冗談が現実となった。
日本をなめ切って不法出入国を繰り返していた金正日の長男、金正男が偽造旅券で不法入国しようとして身柄を拘束されたのだ。
飛んで火にいる夏の虫、あの金正男が自ら逮捕されたのだ。
それも家族そろって一網打尽に。
これこそ千載一遇のチャンスだった。
だが、当時の外務大臣田中真紀子と外務官僚はこの二度とないチャンスを自ら返上してしまったのは承知の通り。
当時の出来事を時系列で並べてみよう。
2001年4月26日 -小泉純一郎 第87代内閣総理大臣に就任。
2001年5月1日 -金正日総書記の長男の金正男(30)が、偽造旅券を所持し日本に不法入国しようとして身柄を拘束された。
2001年5月4日 -日本政府の国外退去処分により4日午前日本を離れ中国・北京に到着。
2002年9月17日 - 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の金正日総書記と初の首脳会談、日朝平壌宣言に調印。
金正男の身柄拘束・国外退去当時の担当閣僚が、外務大臣が田中真紀子、官房長官が福田康夫だというとなんとなく理解できる。
ついでに言うと当時の自民党幹事長は山崎拓。
当時、韓国を始め世界のメディアは、はっきり金正男と書いているのに「金正男らしき男」の「ディズニーランド観光」などと間抜けなことを言っていたのは日本のマスコミと政治家だけだった。
現在金正男の日本密入国の目的は麻薬の取引だったということはわかっている。
田中真紀子や外務省の「国外退去処置」に賛同の意を表した議員、福田官房長官およびその周辺の議員はすべて拉致問題解決の重要なカードを自ら送り返したことになる。
誘拐犯の親玉(金正日)の長男である麻薬犯(金正男)を専用機でお送りした田中真紀子や関係議員、関わった外務官僚。
そして犯人の言い分を一方的に鵜呑みにして、
「金正男らしき家族がディズニーランド見物に不法入国将としてつかまった」といった間抜けな報道をしたメディア。
彼らは万死に値するとも思うが、死ぬどころか現在でもゾンビのように世間に戯言を撒き散らしている。
その田中真紀子が安倍候補を「線香花火」だと批判しているらしい。
小泉首相が首にしたのは当然だ。
泣きながら「行けといいながら、スカートを踏んでる男は首相だった」とマスコミに訴えた。
言いえて妙だが、誘拐犯の親玉の息子を専用機でお返しするようなヤツのスカートは誰だって踏むだろう。
田中真紀子に安倍候補を批判する資格は無い!
★参考:北朝鮮経済制裁はあるかhttp://www.youtube.com/watch?v=KZ0peOpDKfU
◆産経新聞
安倍政権は「線香花火」、田中元外相が短命説
田中真紀子元外相と平沼赳夫元経済産業相(いずれも無所属)が4日、民主党の小沢一郎代表に近い議員グループ「一新会」が神奈川県箱根町などで開いた会合でそれぞれ講演した。
「安倍政権」について、田中氏が「線香花火だ。ぱっと(火が)付いたら、すぐ落ちてしまうことに国民はすぐに気付く」と"短命"を予想すると、平沼氏も「来夏の参院選は(与党敗北で)政局になる可能性が大きい」との見方を示した。(略)
田中氏は小泉純一郎首相の政権運営に関し「大きな音の花火で、国民は政治が変わるのではと驚いたが、5年たって『何だったのか』と思っている」と指摘。安倍晋三官房長官評としては「首相になれば課題をすべて解決できるような経歴を積んだ人ではない。小泉首相はマスコミ人気が先行したが(安倍氏も)同じようなラインの人」とも述べた。(略) (09/04 20:36)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます