狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

菅氏「当然のことを書いて何が悪い」、教科書記述で

2014-04-06 06:50:39 | 八重山教科書採択問題

 

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小学校の来春の教科書の記述に沖縄タイムスが久々の大発狂だったので、御用識者の先生方のご高説を期待したのだが、「識者評論」は、学生活動家まがいの山口剛史氏のような小物に1人に丸投げし、10人ほどいた先生方は「集団逃亡」の様子。

無知で無恥な小物相手に反論するのも疲れるので、琉球新報を買って読んでみたが、ここでも「識者評論」は山口氏ただ1人という寂しさだ。

みんな発狂2紙と集団心中するのは勘弁してほしいのだろう。

「集団自決」3冊記載 来春の小学社会科教科書

琉球新報 2014年4月5日 

 【東京】来春から使用する6年生の社会科教科書で沖縄戦の「集団自決」(強制集団死)に関する記述が4社6冊中、現行の東京書籍、日本文教出版、教育出版の3冊で引き続き記載された。学童疎開船「対馬丸」の紹介は2冊から1冊になったが、3冊がひめゆり学徒隊の記述を盛り込むなど、沖縄戦に関する記述は前回の2009年度検定と同程度になった。「集団自決」について記述した3冊とも軍の関与には触れていない。
 「集団自決」をめぐっては、07年3月の高校歴史教科書検定で「日本軍の強制」を示す記述が削除・修正されたことを受け、検定意見撤回を求める県民大会が開かれた。小学校社会はこれまでの教科書でも軍の関与を示す記述はない。
 日本文教出版は、前回検定時と同様、「追いつめられた住民のなかには、集団自決した人も多数いました」と本文に「集団自決」を盛り込んだ。東京書籍と教育出版は写真説明で「アメリカ軍の攻撃で追いつめられた住民のなかには、集団で自決するなど、悲惨な事態が生じました」(東京書籍)、「アメリカ軍の攻撃に追いつめられて、多くの住民が集団で死に追い込まれるできごとが起こりました」(教育出版)などと表記した。いずれも検定意見は付かなかったが、軍の関与には言及していない。
 一方、光村図書出版は「対馬丸」や「ひめゆり学徒隊」について掲載。ひめゆり学徒隊については、東京書籍などが「岩間で円陣をつくって自決する人たちもいた」などとする手記を紹介した

                     ☆

>「集団自決」について記述した3冊とも軍の関与には触れていない。

当然のことである。

集団自決に軍の命令はなかった。 最高裁でも軍命を証明できなかったのだから、「軍の関与があった」など曖昧な記述で子どもたちを誤解させてはいけない。

>団自決」をめぐっては、07年3月の高校歴史教科書検定で「日本軍の強制」を示す記述が削除・修正されたことを受け、検定意見撤回を求める県民大会が開かれた。

2007年の「検定意見撤回を求める県民大会」とは大幅水増し動員数で全国に恥さらしをした「11万人集会」のこと。

その時のスローガンである「検定意見の撤回」は、17年を経過し現在でも依然として「求めている」状態で、検定意見は撤回されていない。

>小学校社会はこれまでの教科書でも軍の関与を示す記述はない。

したがって「軍の関与」を示す記述がなくて当然なのだ。

2007年当時、全沖縄メディアの集団発狂にに扇動されて「11万人集会」に参加した人が後に、次のように語っていたのがこの大会の欺瞞性を見事に表している。

「当時は、文科省の検定意見で集団自決の削除を命令された」と勘違いした。

そう、当時文科省に抗議のため参加した善良な県民のほとんどが、検定意見は「軍命の削除」ではない、という事実をしらずに、「集団自決そのもの削除」と勘違いしていた。 

沖縄2紙の印象操作の成果である。

で、山口氏の「識者評論」にはどのようなご高説が披瀝されているかと、多少は期待したのだが、空虚な文章の羅列の次がこの有様だ。

【識者評論】 山口剛史琉球大学准教授

・・・・竹島、尖閣諸島についても「日本の固有の領土」とし、韓国が「不法に占拠」、中国が「領有を主張」という記述となった。 
政府見解を一方的に「事実」として書かせるべきは慎重であるべきであるべきだ。 ・・・・>(琉球新報 4月5日)

この男、一体何をトチ狂っているのか。

領土問題に関し、歴史的にも国際法上も認められている政府見解を書くことに疑念を呈しているようだが、韓国・中国の政府見解を記述せよとでも言うのか。

領土問題に関し、山口氏と同じ見解の韓国・中国が批判してきたが、菅義偉官房長官は「当然のことを書いた」と反論。

下村博文文部科学大臣は「自国の固有の領土について子供たちに正しく教えることは当然」としている。

国の将来を担う子供たちに、自国の領土について、教科書で正確に教えることが大切だ。

竹島に関しては、韓国が「不法に占拠」「占領」と記し、尖閣諸島では、領有を主張する中国の漁船が領海侵入を繰り返しているなどと指摘した。

この記述のどこが間違っているというのだ。

いずれも、日本国民なら最低限知っておかなければならない事実だろう。

学校での領土問題を正確に教育することが、国際社会で日本の立場の正当性を堂々と訴えることのできる人材育成にもつながろう。

「集団自衛権の行使」「武器三原則の見直し」「特定秘密保護法」「(エセ平和団体に対する)刑事特別法の適用」などなど、わが国も国際社会でリーダーシップを取れる「積極的平和主義の国」に着々と進んでいるようである。

 

「かみつく4」は「沖縄民主主義4」と改題しました。

 書店発売のお知らせとお詫び
発売日
A4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)は2月3日(火曜日)、県内書店で発売します。
お詫び
「かみつく」から「沖縄民主主義4」に改名しましたが、勝手ながら、さらに普及版としてA4版「沖縄内なる民主主義4」にしました。
狼魔人日記でネット発売
書店ではA4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)のみの発売ですが、狼魔人日記ではA5版の「沖縄民主主義4」も600円で発売します。ご了承お願いします。

ヒジャイ出版 代表者 又吉康隆


 

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15 コメント

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Unknown (東子)
2014-04-06 07:53:01
中国、韓国が、どういう国か知って、そういう国とどうやったら戦争しないで付き合っていけるを考えるのが、本当の平和教育ではないか。
相手の言い分を聞いて、譲歩するのが争いを避ける上等な手段と子供たちに教えたいなら、八重山教科書問題なんか、政府の言い分を飲めば、即解決。
Unknown (無法者キラー)
2014-04-06 09:00:21
識者の先生方の「集団逃亡」には笑える。

無知蒙昧の山口先生1人ではブーメランにしかならないにのに。お気の毒。

この男、公務員の癖に(琉球大学)大江・岩波集団自決訴訟では被告側のパシリ(支援団事務局長)をしていたよね。
Unknown (Unknown)
2014-04-06 09:06:35
今ごろ「当然の事だ」って言われても、、
揉めてるのは昔の自民党の政治家がハッキリ言わなかったからだし
パチ屋萩生田「談話見直す」って威勢の良いこと言った後に結局菅に怒られちゃうし
竹島について。 (町工場の親方)
2014-04-06 09:07:11

当然のこととは言え、やっと社会の教科書にも、竹島と尖閣諸島について、
「日本固有の領土」、と記述されるようになりました。

しかし、これにつき、韓国、支那・中共が猛烈に反対し抗議の声をあげています。
それに呼応し、朝日・TBS等が文部科学省の立場に対し、批判的な意見を述べています。

韓国は、「竹島は韓国固有の領土だ!」、と国を挙げて猛烈なキャンペーンを展開し、本来、政治的主張など絶対にすべきでない、オリンピックの場で、韓国の選手は、ひどいルール違反の主張を行いました。

韓国大好きの、憎日●●新聞の論説主幹・若宮啓文は、かって、「無益な争いはやめ、竹島は韓国に差し上げ、《友情島》、と名付けよう」、ヌカしました。

最近読んだ、重要な書物より。

『竹島は韓国領土、という経緯について。』

三橋貴明・著ーーー「愚韓新論」
第六章・・・[竹島問題の起源]、より。

ところで、韓国の初代大統領李承晩は、朝鮮戦争がいまだ終結ていない1952,年1月、突然、国際法に反して、日本海に、「李承晩ライン」、を設定し、竹島を、「自国領土、独島である」、と宣言した。要するに、戦後の混乱期、日本のパワーが落ちていた時代に、火事場泥棒的に他国の領土を不法占拠したわけである。

そもそも竹島は17世紀の半ば、つまりは江戸時代初期から我が国の領として領有権が確立していた。さらに1905年の閣議決定で日本政府は竹島を領有する意思を再確認したてのである。当時の韓国、すなわち大韓帝国政府は、我が国の竹島領有宣言に何の反対の意思も示していない。図2ー3は1899年の大韓帝国の教科書である。すなわち、下関条約で朝鮮半島が
大真清帝国から独立した4年後、いまだに大韓帝国が、「独立」、していた時期の教科書なのだ。

日本に併合される以前の大韓帝国の教科書に、領土について、「東経112度30分~130度35分まで」、と記載されている。ちなみに竹島は東経131度52分である。要するに、大韓帝国は自国の領土について、「鬱陵島まで」、と規定していたわけである。(実際にそうだった以上当たり前なのだが)、
続、竹島について。 (町工場の親方)
2014-04-06 09:40:13
1900年、大韓帝国は、「勅令第四十一号」、を発し、鬱陵島の近海の島、「石島(ソクト)について江原道鬱島郡に管轄させた。日本の研究者は、韓国の鬱陵島北東にある小島であると主張しているが、韓国側は、「石島こそが独島(竹島)である」、としている。

勅令第四十一号を現代日本語に訳すと、以下の通りである。
「勅令第四十一号 鬱陵島監を郡守に改正する件」
第一条 鬱陵島を鬱島と改称し江原道に所属させ島監を郡守に改正し管制にに編入し郡等級は五等にすること」
第二条 郡庁は台霞洞に置き区域は鬱陵前全島と竹島石島を管轄すること」
韓国語で石島は、「ソクト」、「独島」は「ドクト」、と発音が似ている。「発音が似ているから石島とは独島のことだ」、と、韓国人は奇天烈な主張を展開しているわけである。
ところが大韓帝国の、『皇城新聞』、の1906年7月13日付の記事には、鬱陵島の配置顛末というタイトルで
「郡所管の島は、鬱陵島と竹島(竹嶼)と石島。東西六十里、南北四十里」、と書かれているのだ。当時の韓国の単位を使うと、東西六十里(約24キロ)、南北四十里(約16キロ)、が、「管轄範囲」、と規定されているわけである。竹島は、鬱陵島から東南東方向に約92キロ離れた位置に存在する島だ。
上記の、「石島問題」、が典型だが、韓国の、「独島(竹島)はもともと韓国の領土」、には一切の根拠がない。あるのは屁理屈か、もしくはすぐに真相が露呈するウソばかりである。
それらにもかかわらず、李承晩は、「暴力的」、に竹島を不法占拠し、我が国から奪おうと企んだ。韓国はサンフランシスコ条約締結時、竹島の領有を主張したのだが、アメリカは、ラスク書簡で
「かって竹島は朝鮮の領土として扱われたことはなく、また朝鮮によって領有権の主張がなされたとは見られない」
と回答し、我が国固有の領土であることが決定した。

ラスク書簡とはむ、第二次世界大戦後、サンフランシスコ講和条約を起草中であったアメリカ合衆国政府に対し、大韓民国政府が文書で日本国の領土や、韓国政府が戦後に享受する利益に関する要望書を出したのに対し、1951年8月10日、アメリカ側が、「最終決定」、として回答した文書のことである。当時のアメリカ国務次官補ディーンラスクが韓国に送付したことから、一般にはラスク書簡と呼ばれている。日本と韓国の間で竹島(韓国名・独島)、の領有権をめぐる対立があったのに対し、ラスク書簡は文書で竹島に対する韓国政府の要望を明確に退けているのである。
それにもかかわらず、李承晩ライン゜を設定した韓国は、1954年6月に沿岸警備隊を竹島に派遣し、不法占拠するにいたった。韓国が日本敗戦後に火事場泥棒的に竹島を武力占領し、現在にいたるまで不法占拠を続けている。
これが「史実」、だ。

三橋さんの、「愚韓新論」、は非常に売れているとのことですが、特に二部構成の
第一部ーーー経済・ビジネス編
第二部ーーー政治・歴史編
のうち、
第二部・・・『政治・歴史編』、は一人でも多くの日本国民に読んでもらいたい内容と考えます。

 





追伸 (町工場の親方)
2014-04-06 09:55:26
識者評論】 山口剛史琉球大学准教授

>・・・・竹島、尖閣諸島についても「日本の固有の領土」とし、韓国が「不法に占拠」、中国が「領有を主張」という記述となった。 
政府見解を一方的に「事実」として書かせるべきは慎重であるべきであるべきだ。 ・・・・>(琉球新報 4月5日)

琉大准教授・山口センセイに是非、感想または批判をいただきたいのですが。

「李承晩」、につき勉強し、調べていただきたい。
Unknown (東子)
2014-04-06 09:58:58
>今ごろ「当然の事だ」って言われても、、

過(あやま)ちて改めざる是(これ)を過ちという

《「論語」衛霊公から》過ちはだれでも犯すが、本当の過ちは、過ちと知っていながら悔い改めないことである。
Unknown (キン坊の甥)
2014-04-06 11:11:50
2013年度(13年4月1日~14年3月31日)、沖縄タイムスに「識者評論」又は「識者談話」が掲載された主な沖縄の識者の方々。

我部政明センセイ(琉球大学)   7回
佐藤学センセイ (沖縄国際大学) 8回
島袋純センセイ (琉球大学)   3回
照屋寛之センセイ(沖縄国際大学) 5回
仲地博センセイ (沖縄大学)   7回

ちなみに教科書問題の大御所、高嶋伸欣センセイは2回です。

Unknown (Unknown)
2014-04-06 11:18:39
>ちなみに教科書問題の大御所、高嶋伸欣センセイは2回です。

高嶋伸欣センセイは大人相手では己の無知がバレルのを恐れたのか、本日、沖縄タイムスの子ども新聞で、教科書問題で「国の押し付けは危険」などと大口を叩いています。
Unknown (Unknown)
2014-04-06 11:41:07
情弱の離島では、教科書が危ない!戦争を美化しようとしている等と生徒の前でのたまう社会科教師や沖教組先生等が本土出身の子供にやりたい放題らしい。公の場所、立場で私情に暴走する教師たち。これも反戦免罪符なのだろう。明治の頃から、教育問題は上げられているが、百年たってもかわっていない。教職は特権かいきゅうでありつづけただけなのか。

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