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昨日の地元紙は狂ったような「集団自決」「教科書意見書撤回」「県民大会」の記事の満艦飾。
だがその影に隠れて(わざと隠して)、教科書検定に関する政府見解に気がついた人は少ないだろう。
琉球新報は小さなベタ記事で、「沖縄集団自決」についての重要な官房長談話を琉球新報も沖縄タイムスもウェブサイトでは報じていない。
一方、どうでもいいような山崎拓の文部省への「訂正勧告」を大々的に掲載していた。
■官房長談話■
で、教科書検定に関する官房長談話はどこにあるかと思ったら、
こんなとこにあった。
「国際的な動きを見て考える」町村官房長官(09/29 01:35)
町村信孝官房長官は28日午後の記者会見で、ミャンマー情勢に対する政府の対応について、引き続き「国際的な動きを見て考える」と述べた。会見の詳細は以下の通り。
【ミャンマー情勢】(省略)
【沖縄集団自決】
--第二次大戦時の沖縄での集団自決をめぐる日本軍強制の記述が教科書から削除されることに、沖縄県民は反発している。明日、県民大会があるが、受け止めは。検定に対する認識は
「あくまでも一般論だが、教科書の検定というのはあくまでも専門家が検定審議会という場で行われるべきものであり、その時々の政権の判断などが入り込まないような仕組みをこれまで作ってきた。そういう意味で、その時々の文部大臣が『この意見は正しいと思うからこういう検定意見をつけろ』と、また逆の立場の人が来ると『いやいや、そうじゃなく、こういう検定意見をつけろ』と、そうやって揺れ動くこと自体が検定制度の客観性を失わせることになるので、政治の立場からはあまりものを言うべきではないという基本はある。他方、沖縄の皆さん方が先の大戦であれだけの苦労をされたし、その際に全く軍部がかかわりなかったとは誰も思っていない。そういう意味で、沖縄の皆さん方の気持ちは気持ちとして、しっかりと政治家として受け止めて、いろいろな対応をこれまでも取ってきたつもりだし、これからもまたその対応はしっかりとしたものでなければならないだろうと思っている」
(産経新聞 2007/09/29 01:35)
官房長談話というのは政府の方針ということ。
>教科書の検定というのはあくまでも専門家が検定審議会という場で行われるべきものであり、その時々の政権の判断などが入り込まないような仕組みをこれまで作ってきた
>文部大臣が『この意見は正しいと思うからこういう検定意見をつけろ』と、また逆の立場の人が来ると『いやいや、そうじゃなく、こういう検定意見をつけろ』と、そうやって揺れ動くこと自体が検定制度の客観性を失わせることになるので、政治の立場からはあまりものを言うべきではないという基本はある。
マスコミは「県民大会」を前に、国から何とかして言質をとろうとしたようだが、揺れ動くこと自体が検定制度の客観性を失わせることになる、といわれたら返す言葉がなかったのだろう。
この「揺れ動く」というくだりは、12年前沖縄の陳情を受けて復帰間もない沖縄の「県民感情を配慮して」教科書記述を変えた経緯を質問されての回答である。
つまり12年前「県民感情」という魔物に動かされ大きな過ちを犯した反省の意味を含んでいる。
伊吹全文科大臣には「意見書撤回」を拒否され、事情を知らない渡海新大臣に何とか言質を取ろうと三度目のインタビューをしている。
「検定の経緯精査」が「意見変更可能」とは思えないのだが、渡海大臣の派閥の親分山崎拓にも働きかけたようだ。
沖縄の新聞は、派閥の親分の横槍で文部大臣が教科書を書き換えられるような国が良い国だとでも思っているのだろうか。
検定問題、訂正勧告を要求 自民・山崎氏が文科相に (9/29 9:41
山拓の妄言には、文部省が一蹴してはいるようだ。
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ヤマタクは選挙に弱いものだから公明が喜ぶようなことをしているのでしょうか。