沖縄の出版界が出版を拒否した
問題の書!
『沖縄に内なる民主主義はあるか』
著者:又吉康隆 定価:税込み1575円
ネット販売註文先 ezaki0222@ybb.ne.jp
※住所氏名と電話番号を御連絡いただければ、受注当日か翌日までに発送いたします<送金方法等詳細はここ>
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人権委法案が最優先=滝実法相インタビュー
-田中慶秋前法相の辞任を受けて再起用された理由をどう考えているか。
今回は緊急事態だ。(先の内閣改造で)後を継いでもらった田中前法相が体調不良で辞任したので、直前の法相としてカムバックしろということだと理解している。
-最優先の課題は。
人権委員会設置法案は、最優先に取り組んでいかなければいけない。民主党としても政権交代以来、この法案を用意してきて、ようやく党内で取りまとめることができた。(9月に)法案を閣議決定できた意義は大きい。
-再犯防止策にどう取り組むか。
再犯防止は(矯正施設を出た後の)滞在場所や就職(先)が要になる。そういう二つの面で、施設に入っている時からどうするか(という対策)はかなり進んできた。あとは具体的にフォローしてもらう環境をつくることだ。
-矯正施設の医師不足を解決する方法は。
最近は医療法人が矯正施設の中に出張所をつくり、民間病院の一部として運営してもらう試みもできている。いろんな方策を考えて各矯正施設が努力をしているさなかだ。
-死刑執行の方法について。
日本としては(絞首刑は)既に確立している方法だ。薬物注入による方法は必ずしもスムーズにいってない例もあるようだ。繰り返すことができないだけに、問題ある方法は取りにくい。
-有識者らを含めた議論の場を設ける考えは。
米国の死刑執行の状況を見ても、いろんな執行方法を取っているわけではない。情報は限られているので、有識者で議論してもらうところまでいく状況ではない。(2012/11/06-22:07)
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人権救済法案、法相「最優先に取組む課題」
2012.11.6 21:54
新たな人権侵害救済機関「人権委員会」を法務省の外局に設置する法案(人権救済法案)について、滝実法相は6日の会見で、「最優先に取り組んでいかなければならない課題だ」と述べ、成立を任期中の最優先課題とする姿勢を示した。
同法案は国会閉会中の9月19日に閣議決定されており、政府は今国会で提出を目指している。滝法相は会見で「政権交代以来3年にわたり法案を用意し、ようやく党内をとりまとめ閣議決定までこぎつけた」と強調した。
同法案では、人権委が政府から独立した権限を持つ「三条委員会」として設置され、調査で人権侵害を認めれば、告発、調停、仲裁などの措置を取る。ただ、人権侵害の定義が曖昧で、逆に新たな権利侵害が生じるなどの批判が出ている。
関連ニュース
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以下は読者よりのメールです。
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まじめてメールいたします。
いつも、「狼魔人日記」を拝読しています。
このブログを読むようになってから、
沖縄のマスメディアがいかに偏向報道なのかが、よくわかる様になりました。
こんなにまで、情報を偏向させるのかと、驚きが隠せません。
今では、沖縄タイムス、琉球新報を信用しなくなりました。
購読もやめました。
インターネットが私の情報収集の媒体になっています。
ところで、そのインターネットの自由な発言、自由な表現を弾圧する事が
目的としか思えない法案が、今の臨時国会で提出されようとしています。
ご存知であるとは思いますが、その法案は、「人権委員会設置法案」です。
この法案は、過去に何度も法案名を変えて提出されたが、かろうじて
成立はされてきませんでしたが、今の臨時国会では成立がされそうな勢いです。
「人権」というなの羊の皮をかぶった狼以上の獣です。
この法案の危険な所は、いかなる国家組織からも独立した委員会を設置し
非常に強力な権限を与えられ、その権限を行使するのに警察の許可や、
裁判所の令状も不要。独自に権限を発揮できるところに有ります。
疑いをかけられたら、独自に家宅捜査、逮捕まで出来るのです。
他にも危険な点があります。
人権侵害の定義が曖昧な事。委員会のメンバーに外国人も入れる事。
定義が曖昧のままだと、ちょっとした言動でも、ちょっとした批判でも、「人権侵害だ!」
と訴えられたら、もうそれで終わりです。
これでは、もう何も発言が出来なくなります。
メンバーに外国人が入ると、日本人が非合理に弾圧されるのは火を見るよりも明らか。
今ある政治関連のブログなどはもう何も発言ができなくなります。
これでは国による「言論弾圧」です。絶対にこの法案は阻止、廃案にしなければならない。
これが成立すると、日本は暗黒時代になってしまいます。
私は、そんな暗黒時代はまっぴらご免です。死んだほうがマシと思っています。
日本の行く末が非常に不安で仕方ありません。
沖縄県の問題も、おおいに大事です。が、その母体となる国そのものが、今、非常に
危機状態です。日本人が奴隷となるか、誇りある人として生きていけるかの瀬戸際です。
既存のマスメディアでは報道しない、されないので、
どうか、貴殿のブログに「人権委員会設置法案」のことを取り上げていただき、
みんなに、この危機を知らせるお力になって下さい。
沖縄の読者より
色々な方々から既にメールが来ておりますが、私からもお願いを申し上げます。
人権委員会設置法案が、再度、明日、閣議決定されます。
再度、ファックスを下記の民主党、衆議院法務委員会委員に送って頂ければと思っております。
尚、衆議院法務委員が交替したという情報もありますが、衆議院のサイトを見ると、下記のメンバーで替わってないようですので、引き続き、ファックスをお送りください!
例文を文末に添付しますので、よろしくお願い申し上げます。
●人権委員会設置法案に絶対反対する!ということを、下記にファックスで送りましょう!ファックス攻撃は、議員に大きなショックを与えます。
●ファックスのポイント
・ファックスの中に、その議員の選挙区に知り合い、親戚などが居て、既に反対するように話してあることを書きましょう。
・法務委員会の議員さんたちには、抗議ではなく、文面を少し変えて、「要請する」という立場で書いて下さい。
●例文はワードファイルは、丸々写すのではなくて、少し変えて使って下さい。
是非、よろしくご協力ください!!
【追記】
皆様 訂正をお願い申し上げます。岡本
衆議院法務委員会のメンバーが若干変わっていますので訂正してください。
委員長が平岡秀夫に代わったのはかなりまずいです。
(新任)
委員長 平岡秀夫(今までは委員)
委員 荒井聰 北海道3区 FAX:03-3508-3225
委員 後藤斎 山梨県3区 FAX.03-3508-3737
(退任)
委員長 鉢呂吉雄
委員 田中けいしゅう
滝実法務大臣
議員会館 FAX 03-3508-3861
奈良事務所 FAX 0743-55-7081
野田佳彦首相
議員会館 FAX 03-3508-3441
船橋事務所 FAX 047-496-1222
前原誠司国家戦略相
議員会館 FAX 03-3592-6696
京都事務所 FAX 075-702-9726
法務省人権擁護局 FAX 03-3592-7675
【衆議院法務委員会】(平成24年10月26日現在)
委員長 鉢呂吉雄 民主(北海道第4選挙区)
FAX : 0134-27-8187 03-3393-7272
理事 黒岩宇洋 民主 (新潟県第3選挙区)
FAX:03-3508-3960 03-3508-3960
理事 辻惠 民主(大阪17選挙区)
http://tsuji-ganbaru-sakai.jp/
FAX : 072-260-3661 03-3508-3815
理事 稲田朋美 自民
FAX : 0776-22-0507 03-3508-3835
理事 棚橋泰文 自民
http://www.tanahashi-yasufumi.com/
FAX : 0584-82-3666 03-3508-3909
理事 熊谷貞俊 生活
http://www.kumagai-osaka.com/contact.html
FAX : 06-6532-9319 03-3508-3769
理事 大口善徳 公明
FAX : 054-254-8839 03-3508-8552
委員 井戸まさえ 民主 (兵庫第1選挙区)
FAX : 078-332-8278 03-3508-3383
委員 石毛えい子 民主(東京ブロック比例区第2総支部長)
FAX : 03-3508-3373
委員 石森久嗣 民主(栃木1区)
FAX : 03-3508-7530
委員 緒方林太郎 民主(福岡県第9区)
FAX : 093-644-7078 03-3508-3941
委員 岡田康裕 民主(兵庫10区)
FAX : 079-425-8555 03-3508-3216
委員 川口博 民主(秋田2区)
http://www.h-kawaguchi.jp/contact.html
FAX : 0186-57-8603 03-3508-3728
委員 桑原功 民主
FAX : 027-289-4801 03-3508-3230
委員 階猛 民主(岩手1区)
FAX : 019-625-9415 03-3508-3824
委員 田中けいしゅう 民主(神奈川5区)
FAX : 045-871-7602 03-3508-8822
委員 橘秀徳 民主(神奈川13区)
FAX : 046-205-4282 03-3508-3256
委員 津島恭一 民主(青森・弘前)
FAX : 03-3508-3543
委員 中屋大介 民主(山口県総支部・宇部)
FAX : 0836-32-1647 03-3508-3858
委員 平岡秀夫 民主(山口2区)
FAX : 0827-21-4570 03-3508-1055
委員 松本剛明 民主(姫路市)
FAX : 03-3508-3214
委員 山花郁夫 民主(東京22区)
FAX : 042-480-6434 03-3508-3314
委員 河井克行 自民
FAX : 082-878-3301 03-3508-3948
委員 城内実 自民
https://www.m-kiuchi.com/support/inquiry/
FAX : 053-430-5756 03-3508-3921
委員 柴山昌彦 自民
FAX : 04-2924-5335 03-3508-7715
委員 平沢勝栄 自民
FAX : 03-5670-2122 03-3508-3527
委員 森英介 自民
FAX : 0475-26-0201
委員 柳本卓治 自民
http://www.yanagimototakuji.net/
FAX : 06-6661-1600
委員 吉野正芳 自民
http://www.myoshino.com/contact/index.html
FAX : 0246-21-4752 03-3595-4546
委員 相原史乃 生活
http://www.aihara-shino.jp/contact.html
委員 樋高剛 生活
FAX : 044-850-1206
委員 漆原良夫 公明
FAX : 025-281-4472 03-3508-7149
委員 中島政希 改会
http://www.nakajima-masaki.com/
FAX : 027-386-8823 03-3508-3733
委員 横粂勝仁 改会
FAX : 03-3508-7565
委員 園田博之 日本
http://www.sonoda-hiroyuki.jp/
FAX : 0964-22-5551 03-3502-5142
例文
○○○○ 先生
人権委員会設置法案及び人権擁護委員法の一部を改正する法律案に断固反対します。
人権委員会設置法案は、人権擁護法案として平成14年に国会に提出された時にも、メディア等から、その危険性が指摘されて廃案になり、同17年2月に自民党古賀誠議員らが再提出を試みた折にも、やはりその危険性が自民党内でも指摘されて、断念した経緯があります。また、民主党が平成17年に作った人権侵害救済法案も、これまで幾度となく国会提出が見送られてきたのは、その危険性ゆえだと存じます。
そのような流れを受けた人権委員会設置法案が、近いうちに解散するという現政権が、十分な審議もせずに、何故成立を急ぐのか全く理解できません。
人権委員会設置法案の危険性については多くの識者等から既に指摘されているところですが、大きく三点が挙げられます。
一つめは「人権」及び「人権侵害」の定義が曖昧で、恣意的解釈が可能となり、悪用される恐れがあることです。逆差別を招いたり、表現の自由が脅かされる危険性があります。
二つめは人権委員会に三条委員会としての強大な権限が与えられ、司法権の不当行使につながる恐れがあり、憲法違反の疑いがあるとともに、不当に疑いをかけられた被疑者の救済処置が不明確であることです。
三つめは、人権委員会に国籍条項がなく、委員の選任課程における透明性の確保や政治的中立性の規定が不十分であることです。
このように危険であり、また国会議員の先生方にも反対が多い法案を何故無理に推進しようとするのでしょうか。このような法案が通れば、人権擁護どころか、新たな人権侵害を招き、表現の自由を侵害されかねず、一市民としても非常に憂慮しております。
このような法案が国会に提出されることがないようご尽力賜りますようお願い申し上げます。
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私も可能な限りFAXXします。
開放同盟の糾弾会で何人もの人間が自殺に追い込まれたか。この糾弾会が国のお墨付きで行われるのです。
言い方を代えれば北朝鮮の公開処刑が日本でも堂々と行われるのです。
参議院は野党多数だから成立しないと思うのは甘いですね。成りすましし国会議員や、開放同盟の支援を受けた国会議員は民主党はいうまでも無く、自民、公明にもいます。過去に自民の古賀誠議員がこの法案を提出していることからも分かります。
古賀誠議員は、開放同盟の王国の松本龍議員と同じ福岡選出です。
人権と言うとすぐ、身体障害者や母子家庭や中学生のイジメの被害者などを表に出しますが、その裏に隠れて恐ろしい魑魅魍魎がいることを忘れてはなりません。
正に民主党は売国、亡国の政党です
朝鮮や支那に牛耳られているメデイア界
加えて、人権擁護法案(委員会)が閣議決定されれば、自民や公明にも媚中派や半島人に媚びる議員がおり、法案が通る恐れがあります
保守派日本人の人権は無くなりかねません
明日(9日)の朝までメールやFAXを送り阻止しましょう
四年前に、地元の代議士に出した、手紙を、再度、民主党、法務省、国会議員に送ります。
《人権救済法反対!!》
「人権擁護」 の誰にも反対できない、美名の下に、一部勢力により制定を企まれる、この法律は、自由社会で最も大切な、「言論、表現、の自由」 を圧殺、扼殺し、日本の国家を成り立たせる基盤となる、相互信頼を破壊する、恐るべき法律であり、絶対に反対を表明する。
「人権救済法」 どころか、「言論圧殺法」、「人間社会破壊法」、と言ったほうが正確である。
これは、明治以来の何もかもをご破算にするような酷い法律と言って 過言ではない。
「人権救済法」 という、まことに厚かましい、「第4の国家権力」、が成立し、モラルの観念の全くない、左翼イデオロギーにより偏向した人間達の、嫉妬、憎悪、傲慢に基づく、人を赦さず、責める、愛のない、悪質な吊るし上げ、糾弾社会 、が出現するのは間違いないと考える。
すでに、「差別」、ゃ「人権侵害」、は、現行法において、その100%近くが解決できるにもかかわらず、このような極悪法案を持ち出してくる、政治家、官僚とは徹底して戦わねばと考える。
一番酷い目に合うのは、勤勉善良な一般日本国民であり、ひいては、《差別》、 をタネに強請り、たかり、を働こうとするような人間達が跳梁、跋扈するに甚だ都合よ暗い、嫌な世の中になろう。
ソ連のGPU、東独のシュタージ、毛沢東が行った、密告奨励、による、共産主義国に見られた、息の詰まる非人間的な、相互監視社会、暗黒社会となり、国民同志の信頼関係、国のモラルが根底から破壊されてしまうのは確かと考える。
今後この極悪法案反対のため、出来る限りの努力をする決意である。
平成 年 月 日
住所・氏名
※、参考図書
「危ない!人権擁護法案」---展転社
<冗談も言えない密告者会、監視社会がやつてくる>
桜井よし子
平沼赳夫
長谷川三千子
百地章
古屋圭司
古川禎久
水島総
乙骨正生
平田文昭
木村晋介
米田健三
城内実
ほか
展転社・・・平成18年4月
三橋貴明・著ーーー「新世紀のビッグブラザーへ」・・
PHP
に対する、読者のコメントより、いくつかご紹介いたします。
「まさに警醒の書」・・・ 2009/6/26 ーーBy 東欧史学生
形式:単行本(ソフトカバー)出張の伴にと駅の書店で買い求めたものだったが内容には背筋が寒くなった。
というのもこの本に記されている情報、基本設定のもととなる情報はすべて事実だからだ。
この本はフィクションである。タイトルから察することができると思うがこれはジョージ・オーウェルの名作「1984」へのオマージュである。
舞台はかって日本と呼ばれた大アジア人権主義市民連邦第三地域。
中国や朝鮮半島と一体化した世界最大の国だ。
名前が変わっただけで他は一見何の変わりもないように見えるこの列島では、人権擁護の名のもとに第二地域(統一朝鮮)の住人たちが些細なことを「差別」として糾弾、人権委員会やマスメディアによって対象者の人格や社会的立場まで丸ごと破壊される恐怖政治が行われていた。
それが明らかな冤罪でも関係ない。
第二地域民にとってそれは当たり前のことなのだ。
かくいう主人公も人権委員会に訴えられ、「日王」が住む皇居の隣、かつての日比谷公園にある、「東京人権大学」、で人権について学ぶ生活を強制されていた。
環境適応という名の断種手術の勧誘員がしつこくとも主人公は平穏な暮らしを続けられるはずだった。
しかし、「極東戦争」後に海外へ脱出したかっての日本人達が作った組織と接触したことで彼の運命は狂いはじめる…
人権擁護法と外国人参政権が組み合わさった後に出来上がった悪夢の未来を描いた作品としては本格的なものはこれがはじめてではないでしょうか…
政局が危うい今だからこそ読んでほしい一冊です。
「若い世代必読!現代の『1984年』、警告の書」・・・ 2009/6/26 ーーーBy tatsupon
形式:単行本(ソフトカバー) 「人権擁護」、「アジアとの共生」、「地球市民」、「友愛」など、一見、美しくやさしい言葉が、政治の世界で飛び交っている。いわゆる「リベラル派」の学者、マスコミ、政治家が、好んで用いる言葉である。
しかし、そうした言葉で語られる「人権擁護法案」、「アジアへの主権の移譲」、「東アジア共同体」などが実現したらどのような新しい世界が出現してしまうのか。
それを近未来小説のかたちで明らかにし、現代のわれわれに鋭い警告を与えているのが、本書である。
本書は、東アジア共同体を模した「大アジア人権主義市民連邦」が実現してしまった近未来の日本が舞台である。そこは、事実上、中国共産党の全体主義的統治が、日本など東アジア全域に拡大され、表現の自由も民主主義も、また日本の伝統文化も、失われてしまった世界である。
本書は、悪夢と呼ぶべき事態を描いたシミュレーション小説である。しかし気楽な娯楽作品と読み飛ばすことは決してできない。本書で描かれている事柄の多くは、現在の日本で、上述のとおり、一見、美しくやさしい言葉で「リベラル派」が推奨している政策構想が実現してしまった場合、かなり高い確率で起こりうる帰結を描いたものなのである。
いつの時代も、全体主義は、一見、美しい理想や理念の背後からひそかに迫ってくる。現在の日本でも、それは例外ではないことを本書は、わかりやすく示してくれている。われわれは、表面上、美しい言葉で語られる理想や理念を、冷静に吟味し、背後の政治的思惑を読み取る力をつけなければならない。
本書を、日本のすべての若い世代に勧めたい。いまなら、まだこうした恐ろしい未来の到来を回避できるはずである。
「危険な」この本を世に出してくれた著者の才能と勇気に感謝したい。
「言いだしっぺは責任を取らない「多文化共生」の果て」・・・ 2009/6/26ーーーBy 正直・ひとこと
形式:単行本(ソフトカバー)本著はフィクションであるが、その遠因となっている事象は、
現在の日本における事実に依拠している(それがまた寒気を覚える)。
個人的には、近隣諸外国の間接侵略に敗北しつつある日本国の近未来図
として大変興味深く読んだ。
北朝鮮の核の脅威より、彼等の間接侵略の方がよほど現実的脅威
であると思うからだ。
タイトルの「ビッグブラザー」とは全体主義社会の恐怖を描いた傑作として
名高いジョージ・オーウェルの「1984年」に登場する「ビッグブラザー」
と同義、=「独裁者」の意である。
日本の大衆は、赤色エリートの「先見性」や「指導性」について全く幻想を抱かなかった。
そこで彼等は、自分達がいかに偉大で博識(世の中の正邪をすべて弁えている
“進歩的文化人”)であるかを最も簡便に大衆レベルにアピールするため、
現在も自虐「グラムシ戦術」を展開中である。
実例は枚挙に暇ないが最近では「NHKスペシャルJAPANデビュー」事件がそれだ。
自虐によって、日本の伝統や権威の価値、歴史的連続性をすっかり破壊してしまえば
大衆は伝統的な無形防禦機構を剥ぎ取られて、ポルポト時代のカンボジア人民
のように始末容易な無力の存在に落とし込めるという寸法である。
旧ソ連崩壊後は、「エリート」達は権威のお墨付きを、日本が日本であるというだけで
お気に召さない近隣諸外国に求め、現在に至る。
ジョージ・オーウェルいわく、過去を制する者が未来を制する。現在を制
する者が過去を制する。
日本に対して執拗に内政干渉を繰り返す近隣諸外国は完全に正気であり、
その不当な「歴史認識」を鵜呑みにする政党が、現在日本にはまさに実在するのだ。
本著の主人公ススムとフー、ススムとセミンの対話は、オーウェルのその言葉を
内に秘め鋭く読者に突きつけるものではないだろうか。
このようなディストピアの実現を阻止するのは、現代日本に生きる有権者の義務である。