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ごく当たり前のことを冒頭でわざわざ断らざるを得ないとというのが沖縄論壇の特徴であるが、言うまでもなく日本は法治国家であり、沖縄県は日本の一部である。
したがってわが国が北朝鮮や中国のような人治主義でないことは論を待たない。
ところが「沖縄は特別」と扇動する沖縄2紙は、法を遵守する人の議論を「法を盾に応酬」とまるで悪代官のように扱い、その一方で法を踏みにじる「悪もの」をまるで英雄のように祭り上げて報道する。
その結果、教育行政の責任者が民主主義を踏みにじる言動をして憚らないという風潮が蔓延し、彼らが危惧する「子どもたちの教育」に致命的悪影響を与えている。
■政争の犠牲者は常に子ども
子どもの教育を危惧するそぶりを見せながら、子どもをイデオロギー闘争の場に引き込むのは何時も左翼勢力の側である。
そしてその犠牲になるのは常に子どもたちである。
八重山毎日新聞に『八重山の民主主義の行方は?』と題する投稿をした八重山高校の三年生は、その犠牲者の典型である。
万策尽きて藁ををも掴む思いの沖縄2紙は恥もなく、高校生の投稿記事を使い回しして、被害の傷口をさらに大きくしている。
投稿文の全文を引用するのは憚れるが、米国留学の経験で民主主義を学んだとのことで、文章の大半を生固い述語の網羅で占め、後半から次のような書き出しで、やっと教科書問題に触れている。
≪さて、日本に帰ってきて、連日地元マスコミをにぎわしている教科書の採択問題を目にして「八重山の民主主義は大丈夫?」と大きな不安を感じずにはいられなかった。≫
アメリカ留学で本場の民主主義を学んだ高校生が「八重山の民主主義は大丈夫?」と疑念を抱くのだから、民主主義のルール破りをした慶田盛教育長の行為を諌めるのかと思いきや、結局は新聞報道を鵜呑みにし、「説明責任」を果たすべきだとして玉津教育長に批判の矢を向けている。
民主主義を勉強する意欲だけは満点のようだが、この高校生にとっての不幸は、「連日地元マスコミをにぎわしている」とあるように彼女の唯一の情報源がデタラメヲをばら撒く地元紙だったことだ。 彼女のような高校生が、いくら賢いとはいえ、新聞に書かれていることは常に正しいと信じ込み、それを根拠に投稿するのはやむを得ないことではある。
いつの日にか、信じていた新聞がデタラメを垂れ流す発狂新聞であると知ったときの彼女の驚きはいかばかりかと考えると、気が重くなる。
八重山日報や複数の地元紙、ネット情報等を教材にして「メディアリテラシィー」(新聞に騙されないために)を、高校の授業にも取り入れるべきと主張する所以である。
この高校生の投稿を見て、25年ほど前、読谷高校の女子高校生が卒業式に掲揚された日の丸を引きずり下し式を大混乱させた事件を想いだした。
これも左翼教師の政治活動に高校生が引っ張り込まれその犠牲になった例だが、これについて詳しく述べるのは本題から外れるので興味のある方はここ⇒25年前の日の丸・君が代強制?
ちなみにこの女子高生、地元の某大学に進学した。 大学で左翼活動の女性闘士に成長?したと期待した地元テレビが、彼女の取材を試みたが「若気の至り」を恥じたのか、カメラとマイクを無言で振り払い、人ごみに消えた姿が印象的だった。
結局彼女も左翼教師の政争の犠牲者だったのである。
さて、お待ちかねの沖縄タイムスだが、一面、社会面から教科書問題は完全撤退だが、一瞬見落としがちな第二社会面に、「教科書左翼」の大物である俵義文教科書ネット事務局長の談話を囲み記事で載せている。
俵義文さん 教科書ネット事務局長
「つくる会採択 強引手法」
現場意見 聞かぬ制度に変更
詳しい記事内容は省略するが、聞き手の新垣綾子記者も、応じる俵氏にも教科書騒動は、8月31日で「一区切りが付いた」という認識を示しており、今頃囲み記事を掲載するのは負け犬の遠吠えのような印象の記事である。
昨日のエントリーで八重山日報の仲新城記者の記事を引用して、教科書問題は政治的問題であり、特に「自衛隊問題」を避けては通れないと書いたが、前にも紹介した沖縄発ブログ「ヒジャイ」さんの秀逸な記事を紹介したい。
余分なコメントは蛇足になるので省くが、新聞記者の知的レベルよりブロガーのレベルが遥かに上を行っていることを示す論考である。
2011.09.04 |
「中国の船が入ってきたら沈めてしまえ」という衝撃的な言葉を最初に持ってくるのは、中国のあくどい行為を和らげるための技術的な表現だ。「中国の船が入ってきたら沈めてしまえ」と言った生徒が本当にいたかどうか疑問である。もし居たとしても中国漁船の巡視船への体当たりを見ればそう思う中学性がいてもおかしくない。中国漁船の巡視船への衝突はひどい行為だった。
「中国漁船の巡視船への体当たり」とは言わないで、中国漁船衝突事件と単なる事故のイメージを与えるような書き方は中国に悪いイメージを持たさないような表現工夫がされている。
中国漁船は日本の領海を守る巡視船に衝突したのである。中国漁船の行為は日本をあざ笑っている行為であり、許せるものではない。
社会科教師の上原邦夫氏は、「衝突事件で中国が悪かったのは事実かも知れない。しかし、『だから尖閣の守りを固めるのは当然』のような話をするのはおかしい」と述べている。中国漁船団は衝突事件が起きる前は、尖閣諸島の領海で日本の漁船を追い出して我が物顔で漁をしていた。中国は尖閣諸島は中国の領土だと主張している。東南アジアの海の支配を広げる戦略が中国にはある。軍艦を改造した巡視船を尖閣諸島の領海に接近する行為を繰り返している。中国の戦艦や潜水艦が八重山近海を頻繁に通っているなどを考慮すれば、政府が尖閣の守りを固めるのは当然だ。いや、今まで尖閣の領海の監視を怠っていたことが間違いだ。
本来なら、日本の領海を守るために南西諸島に自衛隊配備をしているべきであった。そうすれば中国漁船の尖閣諸島領域の占拠はなかっただろうし、巡視船への衝突もなかっただろう。
領土を軍隊が守るのは全ての国がやっている。やらないのがおかしい。復帰前はアメリカ軍が尖閣諸島は守っていた。だから、中国漁船が尖閣諸島の領海に侵入することはなかった。
復帰後に日本が尖閣諸島の領土・領海を守ることを怠ったから尖閣諸島の領海が中国漁船に占拠されたのだ。
平和教育は戦跡がなければできないというのがおかしい。沖縄の教師による平和教育は沖縄戦だけを材料にしている。戦後、朝鮮戦争、ベトナム戦争、カンボジア内戦など多くの戦争があり、アジアだけでも1000万人近くの人が犠牲になっている。平和教育は沖縄戦だけを材料にしなくてもできる。
戦争が起こる原因も時代によって違う。特に第二次大戦とそれ以後の社会主義国家と資本主義国家の対立による戦争は戦争の原因が違う。
上原邦夫教諭は戦争の原因を「武力での解決は『やり返す』という負の連鎖を生む。行き着く先は戦争だ」と述べている。上原邦夫教諭はそんな戦争が日露戦争、日清戦争、太平洋戦争だというのだろうか。もし、日露戦争、日清戦争、太平洋戦争を「武力での解決は『やり返す』という負の連鎖を生む。行き着く先は戦争だ」で説明しているのなら、上原邦夫氏の説明は幼稚であり事実でもない。「武力での解決は『やり返す』という負の連鎖を生む。行き着く先は戦争だ」で過去の戦争を説明するのなら上原邦夫氏は教師の資格がない。
日本が帝国主義を名乗り、植民地を大陸に求めて起こったのが日露、日清戦争であり、太平洋戦争までは植民地の獲得が原因として戦争が起こったのだ。
「国の主張がぶつかったとき、平和的な解決方法として何が一番いいのか考えさせ、教えなければならない」と上原邦夫氏は述べているが、「国の主張がぶつかったとき、平和的な解決方法として何が一番いいのか」を教えるのなら歴史的事実を無視しないで教えてほしいものだ。圧倒的に武力が勝る中国は武力でチベットを支配した。抵抗する人々を武力で弾圧しているからチベットは戦争状態ではない。そんな平和もある。
武力に勝る中国はベトナムやフィリピンの領海を支配した。フィリピンはアメリカと軍事演習をしたり、軍事力を強化しながら中国と交渉をしている。
平和的な解決にも軍事力は必要であり、軍事力があるからといって戦争をするわけではない。
城所さんは、「今は政治的な駆け引きのように見える」と感じているが、教科書問題はずっと政治的な駆け引きだった。今までは沖教祖の天下だったが、沖教祖と対立する自民党系の育鵬社が登場して、沖縄では初めて八重山のように沖教祖対自民党の構図ができた。
☆
【追記】
反対派は、各市町の教育委員会と県教育委員会に採択のやり直しを要求するメールやFAX,電話を入れるように通達しています。
そこで、全国の有志の方々にもご協力頂き、与那国町の崎原教育長と石垣市の玉津教育長に激励を入れて頂ければ、幸いです。
昨日の那覇市の集会では、採択支持より、反対が数倍も寄せられているという報告をしていたようです。
また、県教育委員会には、法律の則った採択にいちゃもんをつけるのは、不当介入そのものでという意の抗議を入れて頂ければ幸いです。
■激励
石垣市教育委員会
教育長 玉津博克
TEL:0980 - 82 - 2604 / FAX:0980 - 82 - 0294
E-MAIL:kyouiku@city.ishigaki.okinawa.jp
与那国町 教育委員会
kyouiku@town.yonaguni.okinawa.jp
教育長 崎原用能
0980-87-2002
■抗議
沖縄県教育委員会
教育長 大城 浩
098-869-8753
mailto:kyouiku1@pref.okinawa.lg.jp
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武力での解決は、『やり返す』という実力行使の本意が示すところ、これは子供のけんかのような短絡的で衝動的な考察で論ずるものではなく、やはり、「なぜ、日本がアメリカなど列強と戦争に至ったか」は、沖教組(日教組)を解体し真実の歴史教育で教え直さなければ、矛盾が目前に迫ってきていますね。
開戦当時は、東条英機内閣総理大臣もアメリカとの交戦は積極的でなかったことは、私たちとしては周知の事実でありますが、左翼的革命分子である沖教組は、これを「悪」として教えています。
新たに採択されようとしている教科書に対し、戦争賛美・沖縄の悲惨さが明記されていないなど、戦争被害があくまでも沖縄に限られた悲しい歴史と独りよがり的な認識が沖縄の全体主義を扇動している姿勢が明らかです。
そこで、今の中国の外交姿勢を観た場合、平和的外交の政府首脳による会談で解決できる可能性は期待できるであろうか。
これは尖閣問題に限らず竹島問題にも当てはまる危機的なレベルとして位置づけ、特に私たち県民にとりましては、尖閣問題が深刻で危惧すべきことと思います。
相手国が中国といううぬぼれでワガママな中華思想で生きている民族を相手に「平和ボケした左翼的思考回路をもっている県民」はどのように考えているのだろうか。
贋作経済大国の中国にひれ伏し「守禮之邦だから抵抗せず迎え入れる」というような姿勢では、中国の隷属に成り下がるのでしょうね。
しかし、これが県民の総意なのでしょうか。
「尖閣の守りを高めるというのはおかしい」は、おかしいでしょう?実際侵略しているわけだから。
「平和的な解決方法として一番何がいいか」。失笑。ここまで脳天気な記事を書くとは、又吉さんも相当な方ですね。
城所さんは米国留学して優秀ですね。しかしながら米国帰りのたかが一学生の意見を以て、教科書を批判するとは笑止千万。
突っ込みどころが満載で、八重山毎日新聞を購読したくなりました(笑)。