◆■■■■国際派時事コラム「商社マンに技あり!」■■■■◆
http://www.f5.dion.ne.jp/~t-izumi/
インド洋に展開する国際ネットワークの意外
■■■■■第204号■■■平成19年9月6日発行■■■■◆
わが自衛隊による印度洋後方支援のことを
「米軍のためのガソリンスタンド」
と呼ぶ連中がいるらしいけど、
自衛隊員に対して失礼なのみならず、あきらかに揶揄としか思え
ぬところで職業名を出されたガソリンスタンド勤務の人々にも大
いに失礼だろう。
「疑惑の総合商社」という揶揄表現が商社マンへの流れ弾であ
るようにね。
■ 自由主義国そろいぶみ ■
平成19年8月23日付の統合幕僚監部の広報を見た。
不覚ながら、印度洋での自衛隊の平和維持活動がこれほど多く
の自由主義国と連携したものとはしらなかった。
印度洋での平和維持活動が
自由主義国が一丸となってのまことに国際的なものであること。
ヘタな議論をするより、まずこの一覧を国民常識にすることか
らはじめたほうがよい。
そのうえで、この隊列からわが国がほんとに逃げを打つべきな
のか問い詰めることだ。
統合幕僚監部の資料は
≪ 補給・輸送協力支援活動等の実績
平成13年12月2日(日)以降、平成19年8月20日(月)までに実
施した協力支援活動等の実績は以下のとおりです。≫
というもの。
■ 論より証拠 ■
全文はこちらをご覧いただくとして ↓
http://www.mod.go.jp/jso/press/p200708232.pdf
いったいいかなる国々と関わっているのかというところを、抜粋
してご紹介する。
海上自衛隊が補給したのは、艦艇用燃料と水と艦載ヘリ燃料だ。
資料のうちの「補給先」のところを抜粋してみる。
(原文では国名が英語名のアルファベット順にカナダから米国
(USA)へと並べられているが、これは補給回数の多い順に並
べなおした。)
それによると海上自衛隊が印度洋で燃料等を補給した相手国は
以下のとおりだ:
米国補給艦・駆逐艦(艦艇用燃料350回、艦載ヘリ燃料31回)
パキスタン駆逐艦(艦艇139回、水117回、ヘリ13回)
フランス駆逐艦(艦艇94回、ヘリ1回)
カナダ駆逐艦(艦艇43回、ヘリ3回)
イタリア駆逐艦(艦艇40回、ヘリ3回)
イギリス補給艦及び後方揚陸艦等(艦艇33回、ヘリ4回)
ドイツ駆逐艦(艦艇29回、ヘリ9回)
ニュージーランド駆逐艦(艦艇15回)
オランダ駆逐艦(艦艇11回)
ギリシア駆逐艦(艦艇10回)
スペイン駆逐艦(艦艇10回)
つごう
艦艇用燃料は774回(約48万キロリットル)
水は117回(6,430トン)
艦載ヘリ燃料は64回(約940キロリットル)だそうだ。
■ 外交力は「ギヴ アンド テイク」に終始する ■
これをどう読むか。
外交も、そしてなかんづく防衛も、つまるところギヴ アンド
テイクだ。
印度洋で自衛隊が、これほど広範なギヴ アンド テイクのネット
ワークに参加できていたのだ。
ことは、中東からわが国へのシーレーンを護ることだけでない。
この自由主義国ネットワークで汗をかくことで、日米安保のみ
にとどまらぬわが国安全保障の裏づけを作っているのは間違いな
い。
民主党議員のひとりひとりに聞きたい。
ほんとに、党略のほうがだいじですか?
印度洋の燃料等補給相手国に、かの中国と韓国が不在だ。
独裁国家がのさばる「国連」の枠組みではなく、あくまで自由
主義国連合でやっているところが味噌である。
岩手県の達増(たっそ)拓也知事よ、小沢一郎親分に外交のこ
とをすこしは教えてやってくれ。
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ナベツネに新聞文化賞が贈られるということがちょっと引っかかりました・・・。
ナベツネは改憲を論じていた頃は何があっても
(「たかが選手が・・・」発言があっても)大ファンだったんですが、最近反靖国に軸足が大きくぶれてから嫌いになりました・・・。こういった人多くないですか?
また民主党の「次の内閣」の環境大臣に岡崎トミ子の名が・・・。彼女が売国奴だということを知らない人が多いんでしょうか?この一件だけ取って見ても民主党が信用できない政党だということを感じ取って欲しいです!
自民・民主の大連立構想が持ち上がっていますが、
どう思いますか?
ナベツネ、・・・うーん、年をとると青春時代が懐かしく、先祖がえりするのですかね。
それと、中途半端な兵隊経験でいじめられたのがトラウマになって靖国嫌いになったとしたらとんだ個人の逆恨みですね。
>自民・民主の大連立構想が持ち上がっていますが、
岡崎トミ子のような社会党から潜りこんだクズどもを一掃して、自民党も加藤紘一、山拓のような勘違い男たちを追放できればね。
それにしても農水大臣はやはり「呪われたポスト」ですかね。