県民大会開催について話し合う準備委員会のメンバー=10日午後、那覇市の婦連会館 「教科書検定意見撤回を求める」沖縄県民大会の第3回準備委員会(世話人・玉寄哲永県子ども会育成連絡協議会会長)が10日、那覇市の婦連会館で開かれ、大会の実行委員会を16日に発足させることを決めた。実行委は、県婦人連合会やJAおきなわ、県経営者協会、連合沖縄、県青年団協議会、県PTA連合会、県議会など20団体で構成する見込み。実行委員長には仲里利信県議会議長の就任が内定した。
この日の準備委員会に県議会から仲里議長が初参加した。準備委では県民大会の概要を協議。県民大会の開催日を16日の実行委員会で決めることを確認した。実行委には県議会各会派代表の参加も検討する。仲井真弘多知事には、大会会長への就任を要請する。
準備委によると、大会には1995年に開催した「10・21少女暴行事件県民総決起大会」の際に呼び掛けた670団体を超える機関・団体に呼び掛けし、5万人以上の参加を目指す。
準備委後に、仲里議長は「これまでの準備委員会のご苦労に感謝する。県議会も大会を成功させるため超党派で参加するが、ぜひ成功させたい」と述べた。玉寄世話人は「県民の意思が1つになり大会を開催することは、教科書検定を撤回させるために有効。絶対成功させる」と意気込みを語った。
準備委は大会会場を当初、糸満市摩文仁の平和の礎前とする方向で検討していたが、これを再検討し、宜野湾海浜公園で開催する方向で調整することになった。大会名称は準備委で「教科書検定意見撤回を求める沖縄県民大会」に決まった。
(琉球新報 8/11 9:43)
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前回6月の「県民大会」は動員目標は5000人だったが、実際は1000人足らずしか集まらなかった。
>実行委員長には仲里利信県議会議長の就任が内定した。
今回は県議会を実行委員に抱き込み、仲里議長を実行委員長にすることに成功した。
あの「毒おむすび」の仲里議長が実行委員長の「県民大会」である。
これは同じ名前の仲里副知事が言う「偏った政治運動」ではないのか。
>大会会場を当初、糸満市摩文仁の平和の礎前とする方向で検討していたが、これを再検討し、宜野湾海浜公園で開催する方向で調整することになった。
沖縄戦がらみの県民大会なら「平和の礎」前を会場にするのが相応しいと思うのだが、
県民不在の「県民大会」ともなると日曜日なら普通でも人出の多い宜野湾海浜公園にして「動員人数」多めにしようという魂胆なのだろう。
宜野湾海浜公園は県内でも有数の観光スポット。
なんだか訳のわからないレジャー客も「動員人数」に数えられるのでしょう。
<本公園は野球場・体育館・テニスコートなどのスポーツ施設の他にサッカー場が2面はいる多目的広場・遊具を取り付けた子供広場・屋外劇場そしてトロピカルビーチがあり、レクレーションやレジャーに欠かせない施設がそろった総合運動公園です。
隣接しているコンベンションセンターや屋外劇場でのコンサートや、夏はトロピカルビーチ、秋と春はプロ野球チームの横浜ベイスターズがキャンプを張っており、年中利用者の足が絶えることはありません。>(案内サイトより)
後は、大会参加に躊躇している仲井真知事を何とか引きずり込むことを最重要目標にするだろう。
>大会名称は準備委で「教科書検定意見撤回を求める沖縄県民大会」に決まった。
「県民大会」とは称してもこれは偏った思想に踊らされた一種の「政治大会」である。
高度な専門的議論・検証の必要な教科書記述を「集会」で変更させるとは、これを「政治大会」と呼ばずに何と呼ぼう。
「知事に会長就任要請へ」だって?
沖縄タイムスの大見出しのプレッシャーに負けずに仲井真知事にはここで踏ん張って欲しい。