狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

普天間移設の「アメとムチ」

2010-12-27 08:07:06 | 未分類

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普天間問題は一にもわが国の国防・安全保障上の問題であり、これを「ゴミ処理場」などと同じ視点で論じる愚をこれまでも再三述べてきた。

だが当事者の地域住民が迷惑を被るという点では、「ゴミ処理場」も「米軍基地」も同じである。 だとしたら被った迷惑を何らかの形で補償するのは政府の責務である。 補償としてカネの問題が出てくるのは自然の成り行きである。

ここで「アメとムチ」の問題が出てくる。

沖縄タイムスは普天間基地に関する「アメとムチ」を卑劣な手段だと批判するが、それを与えないと聞くと、今度は与えないのが卑劣だと騒ぎ出す。

それに、その昔「ムチ」の話があった米軍統治時代はともかく、現在は専ら「アメ」だけの話である。

読者のとおるさんが面白いたとえをしておられる。

沖縄左翼タイムズによると、次のようになるのでしょうね。
・アルコール依存症の人には、ムチ(禁酒)よりも、アメ(アルコール)を与えよう!
・薬物依存症の人には、ムチ(薬物禁止)よりも、アメ(薬物)を与えよう!
・麻薬依存症の人には、ムチ(麻薬禁止)よりも、アメ(麻薬)を与えよう!

同じく読者の石原昌光さんは「アメとムチは思考停止をもたらす」とコメントされているが、「アメとムチ」が県民に弊害をもたらすという点では、筆者も同意見であり、異論とは認識しない。

だが、政府が「アメとムチ」の代わりに、県民に国防を自覚させ、愛国心を育てるよう説得することが先決だという主張には総論としては同意しても、国防音痴の民主党政権では荷が勝ち過ぎ、日暮れて道遠しの感がする。

石原さんの「国防・愛国者論」についてはここでは深入りせず、次稿で詳述したい。

 

さて、沖縄タイムスの間違いは、「北部振興交付金」と「再編交付金」を意識的?に混同し今回の再編交付金に「アメとムチ」という因縁をつけていることだ。

北部振興交付金とは、1999年12月、沖縄には思い入れの深かった小渕恵三元首相の肝いりの閣議決定で、翌年から2009年までの10年間、「普天間移設先及び周辺地域の振興」「沖縄県北部地域の振興」として組まれた「特別な予算措置」のことである。

ところが周知の通り普天間移設は実現しないままに北部振興交付金は毎年約100億円が支払われこれまでこれまでおよそ800億円近くの税金が名護市には投入されている。

そして本土側からはこのような意見も出始めた。

「政府は沖縄に悪い癖を付けてしまったね。 何も進まなくてもカネをやるという、悪い癖をつけてしまったんだよ」。(諸井虔・太平洋セメント相談役-守屋武昌著『「普天間」交渉秘録)』)

その一方で沖縄側マスコミからはこの北部振興交付金をさして「アメとムチ」だという批判が起きてきた。

そもそも普天間移設の火付け役である橋本元首相は、北部振興策をどのように考えていたのか。

普天間移設に一貫して関わってきた守屋武昌元防衛事務次官が最近書いた『「普天間」交渉秘録』には、北部振興策と「アメとムチ」に関して次の様な記述がある。

「普天間移設を受け入れてもらうのだから、地元の要望である北部振興策を、国が特別に財源を用意して実施するのだ」というのが橋本内閣の考えであった

この考えは沖縄では、沖縄県民に普天間飛行場の代替施設の受け入れを強制というムチを打ちながら、地元を黙らせる北部振興策というアメをあたえるもので、政府の方針は「アメとムチ」だとの批判が浴びせられた。(略)

沖縄では、基地問題と振興策がセットになっているという政府の方針に、反発する声があがっていた。 基地建設による沖縄の自然だけでなく、沖縄の心を失ってはいけないいう「ヌチドゥ宝(命こそ宝)」の格言とともに、政府の二つの施策はまったく関係ないもんであることを確認したいと、沖縄県や市町村に求めてきたのである。それを受けて「その二つは関係ない」というのが、小渕総理のときに定められた閣議決定だった。(守屋武昌『「普天間」交渉秘録』新潮社)

このように沖縄側からは「アメとムチ」で沖縄の心を分断すると批判が出るが、その一方で本土側からは普天間移設は14年も停滞したまま北部振興費は垂れ流しだという批判の板ばさみにたった。 

政府側が、恣意的的判断(リンクしない)を除外した交付金が、2007年の再編交付金の実施である。

つまり北部振興費の交付に政府側の「沖縄への特別配慮」といった恣意的判断が入り込む余地を除いたのが、再編交付金である。(リンクする)

米軍再編交付金制度(べいぐんさいへんこうふきんせいど)

政治-2007年11月25日
2007年5月の国会で成立した「駐留軍等の再編の円滑な実施に関する特別措置法」に盛られた自治体への交付金制度。同法は06年5月に日米両政府で合意した在日米軍再編計画の着実な実施を後押しするための法律で、17年3月末までの10年間の時限立法である。アメリカは在日米軍の再編を実施することを発表しており、そのために政府は「抑止力を維持しながら、基地が集中する沖縄県の負担を軽減させる」と説明し、沖縄県の基地に対する負担を軽くするために、米軍基地を受け入れてくれる地方自治体を探すことにしている。そこで新しい訓練や施設建設を受け入れた地方自治体に対して段階的に交付金を出す新制度をこの法律で創設した。初年度となる07年度には51億円を計上している。最終的には総額1000億円規模になる見込みである。
新しく再編の米軍基地を受け入れ、協力することを表明した地方自治体に交付されることになっており、(1)受け入れ表明、(2)環境影響評価に着手、(3)施設整備に着手、(4)再編の実施、と受け入れの進み具合に応じて金額が増える仕組みとなっている。

 

再編交付金は、法に従って粛々と交付する、というきわめて当たり前の話である。

したがって、政府が、普天間移設を拒否したのを理由に、再編交付金が支給中止になったことは順法的にはきわめて当然の措置である。

一月の稲嶺市長の当選を受けて、基地反対派市長をを迎える名護市役所では、再編交付金の中止を予測し既に2月の時点で、今年度の予算からはずしている。

名護市10年度予算 再編交付金計上せず 2010年2月24日

当日記では沖縄タイムスの「アメとムチ論」のいい加減さを批判しておいたが、昨日(26日)は社説で因縁をつけてきた。

[名護交付金凍結]米軍統治と似た手口だ
 政治  2010年12月26日 08時49分      

 米軍による異民族支配の歴史を思い起こした。名護市に対する米軍再編交付金の支払い停止問題と、あのころの圧政がダブる。

 防衛省は米軍再編推進法に基づく再編交付金について、名護市への支払いを保留していた2009年度の繰り越し分約6億円と10年度分約9億9000万円を交付しないことを決めた。

 普天間移設に非協力なのでバルブを閉める。あからさまな「アメとムチ」で、税金の使い方としておかしい。

 09年度分には、12年度開学予定の小学校敷地整備も含まれている。事業の公共性を認めた国側には予算の適正執行義務があるはずだ。防衛予算で出せないのなら、政府は他省庁予算に付け替える措置も検討すべきではないか。

 米軍基地を金で押し付けるやり方がいつまでも続くと思うのは誤りだ。

 そもそも野党時代の民主党は再編交付金について、「自治体の受け入れ表明を交付の条件とすることが想定されており、国民の税金の使い方として問題があると言わざるを得ない」と反対していた。

 しかも今年1月の名護市長選で移設反対の稲嶺進市長を民主党は推薦した。政権を取ると公約も理念もそっちのけに名護市を締め上げるなんて、支離滅裂だ。(略)

                                                     ☆

先ず、社説ではあいまいにしているが、「アメとムチ」とは今回の再編交付金に対して言われてきたものではなく、小渕元首相が1999年12月に、閣議決定した「北部振興策」に対して言われてきたものである。

今回の再編交付金は、同じ交付金でも北部振興交付金とはその出所は違っており、社説ではミソもクソも一緒の扱いをしているが、再編交付金は法律で米軍再編に協力した地域に公布されると明記されている。

>そもそも野党時代の民主党は再編交付金について、「自治体の受け入れ表明を交付の条件とすることが想定されており、国民の税金の使い方として問題があると言わざるを得ない」と反対していた。

>しかも今年1月の名護市長選で移設反対の稲嶺進市長を民主党は推薦した。政権を取ると公約も理念もそっちのけに名護市を締め上げるなんて、支離滅裂だ。

確かに野党時代の民主党が再編交付金に反対していたのは事実だし、

名護市長選で民主党が移設反対派稲嶺市長を推薦していたのも事実である。

その点から言えば菅内閣が「公約も理念もそっちのけ」で名護市を「締め上げる」のは論理的に支離滅裂である。

ところが、その支離滅裂、それも特に国防・安全保障については支離滅裂な民主党を支持する大キャンペーンを張って政権交代の先棒を担いだのは、他ならぬ沖縄タイムス等のサヨクマスコミではなかったのか。

国防に無知な鳩山前首相が「最低でも県外」という妄想から醒めて、「学べば学ぶほど抑止力の重要性が云々」と言い出したのが、全ての混乱の元ではないのか。

「アメとムチ」が県民を愚弄するものとの自覚があるなら、今回の再編交付金の中止は、政府に言われるまでもなく、自ら拒否すべきではないのか。

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コメント (10)    この記事についてブログを書く
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10 コメント

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アメとムチなのか? (ヒロシ)
2010-12-27 09:00:28
狼魔人様
おはようございます。
タイムス新報ら伊波洋一支援団体は「交付金受け取り拒否」を叫ぶ必要がありますね。
瑞慶覧・デニー、エセ弁護士やバスガイドは国会でその旨を訴える必要があります。
沖縄マスコミが好きな言葉「アメとムチ」ですが
子供が良い成績を取ったから、希望の大学に合格したからとご褒美をあげたりお祝いするのも一種のアメとムチになりますね。
成人式で羽目を外して捕まるのもアメとムチ?

戦時中に地元を離れ命を落とした方達は???
沖縄以外では「日本の為に命を落とした」と感謝されますが
沖縄では「軍は民間人を守らなかった」と批判の対象です。
ムチとムチですね。
指を銜えて、、基地ハンタイを、、、 (義挙人)
2010-12-27 10:06:50
狼魔人様
おはようございます。

仮に、仮にですよ、伊波が当選してたとしたら、恐らく、今後の基地関連交付金は全部拒否されて居たんじゃないでしょうか、、、、?

考えただけで、ゾックとします。
仲井真知事には頑張って貰いたいものです。

名護市の稲嶺市長を応援した市民は、、当然、その事は予想していた事だし「アメとムチ」を叫んで、、最後まで、拒否すべきでしょう。

島袋氏を応援した市民が可哀相です。
「何とか、しなきゃ、、、」

Unknown (とおる)
2010-12-27 11:17:30
戯言を引用していただき、ありがとうございます。

「ヌチドゥ宝(命こそ宝)」の沖縄で、「ヌチドゥ宝(命こそ宝)」に反する中国共産党政府に迎合する有力2地方紙が大手を振るっているのは、なんか不思議な感じです。

> 「普天間移設を受け入れてもらうのだから、地元の要望である北部振興策を、国が特別に財源を用意して実施するのだ」というのが橋本内閣の考えであった。

「普天間移設を受け入れないなら、今まで支出した金を返せ!」と民主党政権が言わないのかな?
地方自治体を破産させて、直接、国が管理することにして、それから、基地建設?
内ゲバ好きの左翼政権なら、「有り得るかも」と思ってしまいます。(「まさか」ですけど)
感謝 (石原昌光)
2010-12-27 20:46:27
狼魔人さま、こんばんは
そうですか、再編交付金と、北部振興策は別物だったんですね、すっかり混同しておりました。
間違いを正して頂き有難う御座います。
北部振興策は、小渕政権時代に基地を受け入れている沖縄に配慮し交付されたもの、小渕総理と言えば自身を借金王と自称し、膨らんでいた政府の借金と戦った人物ですが、そのような厳しい財政状況の中でも大切な税金を、「基地の受け入れとは別!」として閣議決定までして、沖縄に投入してくれた情け深さには頭が下がります。
つまり、北部振興策は県北部自治体の善意に期待した性善説によるモノですね。
一方で、再編交付金は、基地の受け入れを条件に段階的に交付されるもの
北部振興策で交付された金を取れるだけ取りながら、反対!反対!ばかりで一向に進まない基地建設に政府が業を煮やして制定されたいわば出来高払いのモノ。
これならば、タケ坊さまの指摘通り、防衛局の環境調査を拒否した稲嶺市長に対し空き缶政権が再編交付金の凍結をしたのは脅迫でも何でもない。
今回の再編交付金凍結は稲嶺市長の自業自得によるものです。
狼魔人さまの仰る通り同情の余地はありません。
ただ、市長の暴走で迷惑を被る基地容認派の名護市民と、先程までの私のように、小渕総理の温情を踏みにじり、北部振興策と再編交付金を混同するような記事を書いて、名護市民に国憎しの被差別感情を煽る、沖縄の2大屑新聞に騙され、何も知らないで稲嶺市政を支持する名護市民の事を考えると、暗澹たる気持ちになります
稲嶺市長の行政手腕が、どの程度のものか存じませんが、入る予定だった17億円を失った上での市政運営は雇用や福祉も含め様々な分野に皺寄せが寄る結果になるでしょう。
これも、名護市民の選択が招いた不幸だ、民主政治の大原則に照らせばそうなるのでしょうが、選択には様々な情報が提供されなければ、結局は偏った判断しか下せません。
沖縄を席捲する屑新聞・屑マスコミが結果的に名護市民が自分の首を絞めるのに手を貸している。
このような馬鹿馬鹿しい構図が民主党政権の終焉と共に早く終わる事を願い、また微力ながら行動したいと思います。
名護市民にとって来年が少しでも希望のある年になりますように、、、、
Unknown (涼太)
2010-12-27 20:55:31
狼魔人様

私も再編交付金と北部振興交付金の違いは明確に理解していませんでした。ただ莫大な金が動いているぐらいの認識しかありませんでした。
北部振興交付金は鳩山元総理が、辺野古移転に関係なく支給するとか発言していたと記憶しています。自民党とは違う、札束で顔をひっぱたく様なことはしないとか、相変わらず綺麗事を言っていました。結果無責任な政権放り出しです。
その流れで再編交付金も貰えると勘違いしたのでしょう。
日本本土でも、例えば原子力発電所などを受け入れた自治体には莫大な補助金と、雇用が発生します。ひとつの例を挙げますと、青森の六ヶ所村ですが、毎年冬になると男たちは出稼ぎに出ていた極貧の村ですが、原子力燃料保管場所を受け入れてから、生活環境が激変したそうです。
誘致するまでは、村を2分する騒動だったそうです。このように日本全国で受益と負担の問題は発生しています。
沖縄だけ、温泉に浸かりながら補助金よこせは、通らない話です。
よく、沖縄だけに負担を押し付けるなという声を聞きますが他の自治体とて、豊かさと引き替えに負担をしているのです。
綺麗な花畑も結構ですが、生活を維持するためには、花を切り取って市場に出すことも必要です。それが現実です。それが嫌なら子供たちに芋を食べさすしかないのです。
沖縄出身の喜名昌吉さんも国会で良い発言していました。
現実のない理想は墓場だ、理想と現実が握手できるところで妥協したいと。
それが分かっているなら、駄々をこねるのは許されないと思います。
Unknown (涼太)
2010-12-27 21:45:45
狼魔人様
ヒロシ様


沖縄以外では「日本の為に命を落とした」と感謝されますが
沖縄では「軍は民間人を守らなかった」と批判の対象です。
ムチとムチですね。

民間人が直接軍と接触することは無く、結局加害者が集落の実力者、役場職員、先生方で被害者は、同じ集落の人というのが沖縄戦ですね。その責任転嫁のための言い訳が
「軍は民間人を守らなかった」です。
厄介なことは、その加害者達が戦後沖縄を指導したことです。元テレビ局の社長や女性初の県会議員とか。
はやり、上原正稔さんがおっしゃるように、一度沖縄県民は冷静に事実を受け止める必要があると思います。左翼の宣伝に乗っている間は、40年たとうが真の沖縄復帰ではないですね。
さしずめ今の沖縄は、その当時となんら変わらぬ世界だと思います。
私はそう思います。




Unknown (涼太)
2010-12-27 22:27:58
狼魔人様

あまり物事をストレートに言いたくないのですが、
日本軍が赤ん坊を殺したや、日本軍は民間人をスパイ容疑で殺したも、同じ集落の人たちの苦情でなくなく母親が赤ん坊に手を掛けた、スパイ虐殺も通報したのは同じ集落の人であり、処刑したのも防衛隊と呼ばれる同じ集落の人です。そんな不都合な真実を隠して、あれもこれも日本軍が悪いでは、集団自決裁判のようにどんなに口裏あわせをしても、理論が破綻してしまいます。
満州などの集団自決者が、戦後沈黙を守り通したのとは大違いです。
戦争被害は日本全国同じこと。日本本土は敗戦を受け入れて、戦後の繁栄を築きました。
沖縄は、いつまで引きずるのでしょう。
大変失礼な言い方ですが、何でいつまでたっても沖縄、沖縄なのでしょう。私には疑問です。
Unknown (Unknown)
2010-12-27 23:04:45
大和民族と琉球民族の違いでは?
これだけ拗れるのは、日本復帰が失敗だったって事でしょうね
恵さんも言ってましたが、日本復帰運動を勧めたのは今の沖縄左翼だったみたいですが
この勢力は本土・沖縄・アメリカにとって害しかもたらしませんね
Unknown (十三)
2010-12-28 02:10:34
ハイビジョン特集 笑う沖縄!百年の物語(仮)
BShi 2月25日(金) 午後8:00~9:30

お笑い芸人の宝庫、沖縄。その笑いには、全国区の芸人から失われた「反骨」がある。
基地問題にするどいツッコミを入れる人気劇団「お笑い米軍基地」、そして、沖縄の言葉にこだわる芸人集団「笑築過激団」。
骨太の芸人魂の原点が、“沖縄のチャップリン”とよばれた小那覇ブーテンだ。
戦時中、軍人をからかいヒットラーを風刺した。沖縄戦直後は悲しむ人々を訪ね、歌と笑いで励ました。
ブーテンの弟子、照屋林助は米軍統治下のコザで、基地やベトナム戦争をネタに破天荒なコミックソングを連発。沖縄人の心情を代弁した。
この百年、沖縄は巨大な国家に翻弄されてきた。大日本帝国、沖縄戦、米軍統治、そして基地問題の迷走でゆれる今に至るまで、人々はどんな思いで生きてきたのか。
その本音や複雑な心情が、笑いの中から透けて見える。
番組では、百年に及ぶ沖縄の笑いの “芸の記録”を収集、完全再現を含めて決定版ともいえる集大成を試みる。
そして、豊かな芸能の伝統を受け継ぎながら沖縄人の心情を表現し続けてきた芸人たちの歩みをたどり、沖縄が歩んできた長くけわしい道のりを見つめなおす。


芸人をプロパガンダに使う気なんでしょうか、酷い内容なんだろうなと思うと悲しくなりました。
N○Kは来年も“らしさ”全開のようですね、記事に関係の無いコピペでスミマセン<(_ _)>
なんで中国が出てこないのですか? (Unknown)
2011-01-30 19:14:21
琉球新報とか、基地があるより、手放した
方が経済効果抜群にあるとか言っています
が、1つ重要なことが抜けていると思い
ます。
それは「中国の脅威」です。

現に中国では沖縄も中国のものだったと
おっしゃっている学者もいるようです。
もし沖縄が中国領だったとしたら、状況
はウルグイ自治区やチベットと同じか
それ以下です。
その辺の感覚が抜け落ちているという
のは、怖いと思いました。

別に中国の監視船が尖閣諸島辺りを巡回
しているのは、ただ尖閣諸島だけでなく
尖閣諸島は足がかりにしかすぎないこと
を忘れるべきでないと思います。
それは既に色々出ていると思うのですが。

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