金豚のミサイル乱射以来、韓国の新聞が面白い。
19日の朝鮮日報コラムでは北朝鮮の指導部は今や脳死状態であると手厳しいが「脳死した金豚」が一体何をしでかそうと言うのか。
各国駐在の北朝鮮大使を召還してなにやら相談中らしい。
同じ日の中央日報が物騒なニュースを報じた。
それを伝える動画付きFNNニュースを以下に、
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韓国「中央日報」、北朝鮮が戦争状態突入前の準備段階の「戦時動員令」を発動と報道韓国の有力紙「中央日報」は19日朝、北朝鮮が戦争状態突入前の準備段階を意味する「戦時動員令」を発動したと伝えた。北朝鮮の「戦時動員令」は、戦争状態に突入する前の準備として発令されるもので、これにより、休暇中の軍人らは部隊に復帰させられ、住民も特別な許可がない限り移動制限される。 北朝鮮が、このような非常措置を打ち出したのは、1993年にNPT(核拡散防止条約)を脱退したときに「準戦時状態」を宣言して以来、13年ぶりのこととなる。 この動きについて、韓国政府の当局者は「内部の結束を狙ったもの」などと分析している。 ただ聯合ニュースは、別の政府当局者の話として、発令されたのは「軍事訓練にともなう勤務態勢の強化令」と伝えている。 [19日13時47分更新] |
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2006/07/19 11:20 朝鮮日報 【ミサイル発射】「北朝鮮指導部は脳死状態」 北朝鮮体制の中で過ごし高位の公職を経験した脱北者らは、こうした動きの理由や現在の北朝鮮指導部の心理状態をどのように見ているのだろうか。 本紙の取材に対し、彼らは一様に北朝鮮指導部が「脳死(思考停止)状態に陥っている」との推測を口にした。 ◆チョ・ミョンチョル元金日成大学教授 これまでの交渉の結果が芳しくなかったため、強硬派の発言力が強くなったのではないか。 北朝鮮の高位官僚は金正日(キム・ジョンイル)の前で最後まで戦い抜くと言わなければ生き残れない。つまり強硬論以外は存在し得ない環境だ。 これまでは強硬姿勢の中にも戦略的な手段として外交を主張する人々もいたが、最近ではその影響力が弱まっているようだ。 金正日が性急な決断を下し、皆がこれを無批判に受け入れることで、戦略的な判断を行う能力がまひしたとみている。 北朝鮮と中国の間の摩擦も、これまで北朝鮮は中国が指示すれば会談にも臨んできたものの、結局は中国も表面上だけの味方にすぎず、実際には確固たる経済支援も行わず、米国・日本の顔色をうかがっていると判断したものと思われる。中国にも一杯食わせてやりたいとの心理が強まっているということだ。 後に待ち受ける途方もない悪影響を考慮する余裕さえなくなってしまったようだ。
過去にミサイル発射により相当な収穫を得た北朝鮮が、今回もそれが通用すると勘違いしたことが原因だ。 北朝鮮の戦略担当者はおそらく非常に頭を悩ませていることだろう。国際情勢が以前と異なるということを察知できていなかったのは間違いない。特に中国とロシアが北朝鮮に背を向けることはないと判断したのが決定的だった。 ◆キム・ヨンフン(仮名)元対南工作担当 北朝鮮政権が生き残る上で、中国と韓国の経済支援は砂漠のオアシスのような存在だ。 北朝鮮政権は中国と韓国がミサイル発射を引き留めはしたものの、それほど強くは出てこられないと判断したはずだ。 しかし中国とロシアが対北朝鮮制裁に同意し、韓国も結局は米国の立場に従うしかない状況が生じたため、北朝鮮の首脳部は脳死状態に陥ってしまったのではないだろうか。 金正日総書記は感情に流されている。その下にいる役人は金正日の機嫌を取るのに精いっぱいで、国際社会を知るエリートらは沈黙するしかない状況にあるのではないか。 ◆キム・サンミョン(仮名)元労働党学校教授 金正日に忠誠心を認められるためには「最後まで敵と戦う」姿勢を見せねばならず、金正日はそうした人物を好む。 結局エリートらによる適切な意見は日の目を見ることはなく、忠誠派、強硬・追従派だけが発言力を持つようになる。 姜哲煥(カン・チョルファン)記者 朝鮮日報
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