狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

★誰も知らない尖閣裏話、尖閣と中尊寺と日本の真珠王と卓球と

2021-07-25 00:49:22 | 資料保管庫

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本稿は『うらそえ文藝 第16号』(2011年5月発行)に寄稿した小論を一部編集してあります。

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うらそえ文藝 第16号(2011年5月発行)

尖閣と中尊寺と日本の真珠王と卓球と

2010-12-10


■尖閣と中尊寺と日本の真珠王と卓球と

 尖閣諸島を巡る日中の対立を機に、主権意識に目覚めた日本国民が、これまで無関心だった日本の固有の領土に関心を持つようになってきた。

これは中国の恫喝が日本にもたらした一つの奇貨である。尖閣諸島は、福岡県八女出身の古賀辰四郎が明治期に開拓に取り組んだ歴史を持つ。 

その後辰四郎が那覇市に創業した古賀商店を長男の善次が引継ぎ、石垣島で、虫下しの海人草(マクリ)や貝殻細工の貝殻の輸出などを手がける。

そして、二代目当主古賀善次の時代に、こんな史実を残している。
1919年、善次らは尖閣諸島近海で遭難した中国漁民31人を救助し、石垣島に運んで手厚く看護した。

翌年、当時の中華民国は長崎領事館を通じて善次らに感謝状を贈った。

その文面には、漁民が「日本帝国沖縄県八重山郡尖閣列島内和洋島に漂着した際…」と明記されており、当時の中国が、尖閣諸島は日本の領土として公式に認めていたことを物語っている。

ここで話が急転し、今中国の領海侵犯で揺れる尖閣諸島が、日本の国宝である奥州平泉の中尊寺と関わりがあるとか、日本の真珠王・三木本幸吉と縁が深い,

さらには「卓球」という言葉は尖閣の2代目当主に端を発し、それが全国に流布したなどとと言い出したら、話があまりにも唐突過ぎてホラ男爵との誹りを受けかねない。

だが、筆者は古賀辰四郎が創業した古賀商店で、長年番頭をしていた日高栄次郎の次男・剛に取材する機会を得て、尖閣と中尊寺そして日本の真珠王との関係を知ることが出来た。

子宝に恵まれなかった2代目古賀善治は番頭日高栄次郎の次男剛を養子にして古賀商店の三代目にする内諾をしていた。 そうなれば当然日高剛が尖閣諸島の三代目の持ち主になるはずであった。 

だが、実際には現在の持ち主栗原国起に譲り渡された。(その後石原慎太郎元東京知事の介在で、尖閣は東京都に売却され今日に至っている。) 

何故養子縁組が破談になり、日高剛が古賀家(古賀商店)の三代目ならなかったのか。 はたまた何故沖縄から遠く離れた埼玉在住の栗原国起に尖閣が転売されることになったのか。

現在も那覇市西町の旧古賀商店の跡地に居を構える日高剛からその経緯を聞くことができた。一言でいうと、古賀商店の実務を番頭の日高栄次郎に委ねていた二代目当主善次が、東京の銀座でゴロツキに絡まれているとき、栗原国起の男気にに助けてもらったのが縁の始めだだった。 

当時栗原は銀座に事務所を構えるフィクサーと言われた菅原通斎のカバンを持ちをしており、偶然に銀座で善次氏の災難に遭遇し助けた。善次はそのお礼に栗原を沖縄に招待し、それが縁で最終的には尖閣を安価で売り渡すことになる。

栗原国起の雇い主の菅原通斎は終戦直後、ラジオ番組や映画にも出演する通人として、政財界に大きな影響を及ぼすフィクサーとして知られていた。

日本で初めて高速道路構想を打ち出した菅原通斎

 

ところで、古賀家への養子縁組が破談になった経緯を、ただ一言で日高剛の心中を表現するなら「若気の至り(剛氏談)」だったという。

仮に縁談が決れば、日高は沖縄有数の大地主の養子になることになり、そのまま古賀家の財産を引き継ぐことになる。いわゆ「逆玉の輿」にあまんじることになる。

日高はこれをを「男子の生き方ではない」と考え、以降、古賀未亡人が隣に住んでいるにもかかわらず、未亡人宅に寄り付かなくなる。 さらに「若気の至り」で勤めていた航空会社で古賀家が最も嫌う組合の赤旗振りをを始め、それが古賀家の逆鱗ふれ養子縁組が破談になったとのこと。

さて、国宝・中尊寺や真珠王・三木本幸吉と尖閣との関係だが、古賀辰四郎は尖閣に渡る前、石垣島の川平湾で日本の真珠王・三木本幸吉と共同出資で真珠の養殖を手がけ、貝殻細工の原料の夜光貝の輸出にも手がけ財をなした。 

昭和37年から始まる中尊寺の「昭和の大改修」では、貝殻細工の螺鈿の調達の話が京都大学を通じて古賀商店に舞い込んで来た。 当時沖縄の古賀商店は貝殻細工工芸・螺鈿では全国にその名を知られていたことがわかる。

二代目当主善次はテニスや卓球を沖縄に紹介したスポーツマンで、今でもテニスや野球に「古賀杯争奪戦」としてその名を残している。 ちなみにその頃2代目当主の善次は既に古賀商店の実務から遠のいており、商人というより沖縄の文化人としてベルリンオリンピックの見学に行き、その時沖縄紙の特派員を頼まれ、ベルリン報告記事を送信している。 

その時、当時「ピンポン」の名称に初めて「卓球」と」命名したのが善次だといわれている。 新聞の版組みにピンポンの活字が入らず困っていたところ善次の「卓球でよいだろう」との機転で以後、「卓球」という言葉がピンポンに代わって全国的に広まったという。 つまり「卓球」という言葉の始まりは沖縄の新聞、ひいては尖閣諸島の2代目の持ち主・古賀善次ということになる。

さて初代当主の古賀辰四郎が冒険心に溢れた野人の趣があるのに対し、二代目善次はお公家様の風貌を持つ文化人であり、中尊寺の大改修の話が舞い込んできた頃は、その事業のほとんどを番頭をしていた日高栄次郎の南海商会に引き継がしていた。名刺に肩書きの欲しかった善次は、南海商会の取締役の肩書きを使用していた。

さて、中尊寺の大改修の件だが古賀商店の仕事を引き継いでいた日高栄次郎が夜光貝の納入に奔走し、「大改修」を成功裡に終えることができた。 

石垣島の川平湾では今でも古賀辰四郎と三木本幸吉が手がけた真珠養殖が石垣名産の黒真珠となって輝いているし、奥州中尊寺には尖閣諸島の開拓者辰四郎の壮大な冒険心の結晶が中尊寺の螺鈿細工に化身して、今でも燦然と光り輝いている。


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1 コメント

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五輪開催中も中止を求める日本共産党と立憲民主党たちの真っ赤な性を視る。 (坂田)
2021-07-26 14:01:24
①日本共産党サイト7月23日【「五輪より命が大切」の立場にたち、中止の決断を求め続ける】

「東京の感染が過去最悪ペースで増える、国内感染は極めて深刻」等と表すが決して計数を用いない。

当然に国内感染極めて深刻だとしても、日本が世界感染流行最中にどの立ち位置なのかも数値でまったく現わさない。

要するに、コロナ禍と言え何にも判っていない。

結論が「五輪開催が間違いである」とし、「日本共産党は命を守る事を最優先の立場、国内外多くの人々と手を携えて奮闘する決意」だとさ。

それじゃなにかい、東京五輪に参加した世界204ヶ国地域の方々は間違いだと言うのか。

世界がとうそぶくが、204ヶ国地域が東京五輪開催に賛同して参加しているじゃないか。

「内外多くの人々」って参加204ヶ国地域以外のどこの国なのか、それは北朝鮮だけじゃないか。


②立憲民主党サイト6月10日改訂版【東京五輪・パラは開催全期間にゼロ・コロナ状態が実現出来ない限り開催すべきではない】だとさ。

「ゼロ・コロナ実現」って火星人の世界を唱えている。火星人でもその戦略ぐらいは具体的に述べることが出来る、もちろん、直接聴いたことはないが。

立憲民主党が「世界感染流行の極僅少国で在る台湾・豪州・ニュージーランドの3ヶ国」事例をもじって日本も「ゼロ・コロナ実現」をと唱える。

単に唱えるだけで、戦略に言及が無いと来た。

日本コロナ感染ゼロ実現って、ワクチン接種率100%で実現が出来る。それが、アメリカが2月中旬から新規感染数が緩やかに減少して来た理由だ。

上記3ヶ国のみならず、東南アジア全域が世界から見たら感染流行数が少ない地域で在ること。

理由が判らないが、一員の豪州まで僅少国だから人種は関係無いことが判る。

台湾は外国人観光客にPCR検査強制と、陽性の場合2週間隔離処分と、国内では無断外出陽性者に罰金8万円を賦課処分したことが効いた。

そして【7/26(月)午後2時から第4回「東京オリンピック総点検野党合同チーム」ヒアリング】だとさ、今度こそコロナ感染日本の世界の立ち位置を知る機会になったのだろうか。

結論「立憲民主党が政権与党に成れば心配事が解決出来て丸く収まる」如きの主張で在る。

①も②も最初からコロナを政局にしているだけで、この経済苦悩の中でも如何に復調させていくのかの政策などありゃしない。

言っていることは財政出動だけだ。カネを使うことだけなら馬鹿でも出来るが、カネを生むことは馬鹿では出来ないのだ。


③立憲民主党の蓮舫参院議員25日Twitter【(スケートボード金メダル)堀米雄斗選手、素晴らしいです!ワクワクしました!】投稿に多くのコメントが付き、蓮舫氏が中止を求めていたのに「凄い手の平返し(デイリー誌)」の声が在ったとのこと。


まだ、蓮舫参院議員程度なら可愛いものですよ。許せない【野郎】がいる、鳩山由紀夫元総理だ。

案の定、開会式などになんやらかんやら政府を腐す発言をスポーツ紙にしている。待っていましたよ。

鳩山由紀夫元総理、2019年5月12日デイリー誌が配信に反五輪・パラ侮辱行為が在る。

曰く【例えばノーベル平和賞を受賞した核戦争防止国際医師会議は、放射能オリンピックと命名して放射能汚染リスクの残る東京でのオリンピック開催を疑問視している】だとさ。

国際が評価の医師団が侮辱活動をするのだろうか。

直ぐ、IPPNW(核戦争防止国際医師会議)日本支部事務局(広島)に問い合わせた結果が下記です。

坂田様
この度は先般の一部報道に関してお問い合わせをいただき、ありがとうございました。

また、お問い合わせに対して、回答が遅れましたこと誠に申し訳なく存じます。

IPPNW(核戦争防止国際医師会議)とは核戦争防止の活動に賛同する64ヵ国の支部がゆるやかに連合する医師による世界的団体でございます。

「東京オリンピック・パラリンピック2020」について、「放射能オリンピック」とのキャンペーンは、IPPNWの支部の一つであるドイツ支部が始めた活動のようです。

これについてIPPNW本部において特段の議論が行われたことはありませんし、IPPNW本部からも本件活動に関与していないとの回答を得ました。

また、IPPNW日本支部としてはこの活動に全く関与しておりません。

今後とも、IPPNW日本支部の活動にご理解、ご協力をお願い致します。

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IPPNW(核戦争防止国際医師会議)
日本支部事務局
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