狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「男はつらいよ」、翁長訪米の同行記者

2015-06-06 07:30:58 | 普天間移設

 

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翁長知事は、訪米行脚の日程を終え、昨夜9時那覇空港に到着した。

一面と社会面のトップを飾る予定のはずの「翁長訪米・凱旋帰還」の大見出しはいずれも「沖縄の年金増俸流出」「私の年金大丈夫か」に奪われた。

辛うじて二面のトップを飾ったのこがこの見出し。

市民ら100名知事出迎え

辺野古阻止 世論喚起に期待

知事の覚悟伝わった 名護市長

 

一面はトップは譲ったものの一応知事の面子を立ててこの見出し。

知事、訪米から帰沖

辺野古阻止へ「第一歩」

 

辺野古阻止へ「一歩」訪米から翁長知事帰沖
沖縄タイムス 2015年6月6日 05:06  
 翁長雄志知事は5日、名護市辺野古の新基地建設に反対する民意や沖縄の現状を訴える訪米日程を終え、午後9時すぎ、那覇空港へ到着した。空港で出迎えた市民や県議、職員ら約100人に対し「必ずワシントンDCに気持ちは伝わったと信じている。これからが新たな第一歩になる」と述べ、訪米を機に世の中の関心や理解をさらに深める考えを示した。

 翁長知事は訪問したハワイとワシントンDCで米議会議員や米政府関係者との面会を振り返り「国と国との関係なので『分かりました』とはいかない。結論的にはいい形にはならなかったが、これだけ話をしたのは大変大きな結果だ」と述べ、沖縄の民意や状況を多くの場で伝えられたことに意義があったと総括した。

 新基地を造らせないという方針を訴えた要請行動が、現地を含め多く報道されたことについては「世界中のニュースで毎日流れ、その意味は大きなものがあった」と国内外に発信される影響力を評価した。

 昨年12月の知事就任以降、閣僚らとの面会や東京での記者会見を通じて世論に訴えてきたことで理解が深まったとの実感を踏まえ、今回の訪米で「必ず私たちの気持ちは伝わると思う」と支持の広がりを期待した。

             ☆

さすがのストーカー知事も、訪米行脚の成果を「大成功だった」と、狂喜乱舞するわけにはいかず。

空港でのコメントも歯切れが悪い。

>気持ちは伝わったと信じている

「伝わった」と断言できず、「信じる」しかなすすべがないのだろう。

信じるものは救われる? 君は麻原か!

>現地を含め多く報道されたことについては「世界中のニュースで毎日流れ、その意味は大きなものがあった」と国内外に発信される影響力を評価した。

「現地を含め多く報道された」って?

知事の法的権限を誤解した夜郎自大なストーカー知事に好奇の眼差しを向けただけではないか。

あのガセネタ記者の平安名純代女史でさえ、本音を吐いているではないか。

「米政府、知事の要請一蹴」米主要メディア報道

>気持ちは伝わると思う

「信じる」から「思う」にトーンダウン(涙)

では、琉球新報の報道はどうか。

新基地撤回「伝わった」 知事、訪米終え帰沖

琉球新報 2015年6月6日 5:02 
 
 米軍普天間飛行場の辺野古移設計画の撤回を米政府や米議員らに要請するため、5月27日から初の訪米行動をしていた翁長雄志知事が5日夜、要請団と共に帰沖した。那覇空港で市民らに出迎えられた翁長知事は「ワシントンにこの気持ちが伝わったと確信している」と強調した。その上で「引き続き皆さんの熱い支援をお願いする」と述べ、名護市辺野古の新基地建設阻止に決意を新たにした。 翁長知事は3日、アバクロンビー米国防副次官補代行、ヤング国務省日本部長と初会談した。会談で米政府が辺野古移設を進めると説明したことを念頭に、知事は「国と国との関係だから、そう簡単に中堅どころが『分かりました』という風にはいかず結果的にいい形にはならないが、私たちがワシントンに行き、話をしたのは大変大きな結果だ」と述べた。

              ☆

交渉するのにお互いが「辺野古移設」「新基地建設」と違う概念の文言を使用して意見が一致するはずはない。

少なくともメディは以後「辺野古移設」と正確に報道すべきだ。

これを怠って「特定の勢力のアジビラ」のような文言を使い続けたら、読者の批判を浴びること必定である

 

 

 

沖縄タイムス一面には知事に同行した福元大輔記者の「民意直訴 翁長知事の訪米 1」と題する特集記事が、掲載されている。

 

二週間に及ぶハワイ・ワシントンのバカンスを楽しんだわけだから、同行記事を書くのは当然だが、それにしても「男はつらいよ」、いや「同行記者はつらい」と言い換えて、同記事から一部抜粋する。

 

米政府注目 警戒心強く

 

メディア対策

 

メディア合戦かー

 

(略)

 

<県幹部は非公開の内容が沖縄側の出す情報がメディアを通じて”一人歩き”するのを危ぐし、国防省が釘を刺したとみている。>

 

<米側は普天間問題は「決着済み」と従来の姿勢を崩さないが、翁長知事は「想定内」と冷静を装った。>

 

<戦略国際問題研究所のマイケル・グリーン上級副所長ら知日派の研究者には、前知事の時代とはいえ、県が埋め立てを承認したことで、辺野古移設計画は動き出したという見方が支配的だ。 関係者は「承認を取り消すほうが、訪米より優先的ではと」と口をとがらせている。>

>県幹部は非公開の内容が沖縄側の出す情報がメディアを通じて”一人歩き”するのを危ぐし、国防省が釘を刺したとみている

沖縄メディアが捏造記事で世論を扇動することを、米政府側は先刻承知していたことになる。

国際派ストーカー知事と国際的・捏造新聞の訪米行脚。!

米政府が警戒するのも当然である

 

>翁長知事は「想定内」と冷静を装った。

 

本当に冷静だったら「冷静だった」と書くべき。

 

翁長知事が冷静でなかったことは記者の目にも明らかだったが、「動揺した」と書くわけには行かず、

 

「冷静を装った」と曖昧表現をせざるを得ない・・・嗚呼、男はつらいよ!

 

翁長雄志沖縄県知事の訪米は大失敗

米側から事実上の門前払い/成果は地元紙“印象”報道

 

翁長雄志沖縄県知事の訪米は大失敗

翁長雄志沖縄県知事の訪米出発式を1面で報じる共産党機関紙「しんぶん赤旗」5月28日付。記事には「知事を支える訪米団団長の日本共産党の渡久地修県議」とあり、実態は共産党に担がれた訪米団だ

 翁長雄志知事は5月27日、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する沖縄の「民意」を伝えるため、訪米行動の旅に沖縄を出発した。

 見送りのため那覇空港に詰め掛けた市民らとガンバロー三唱で気勢を上げるかりゆしウエアの翁長雄志知事一行の姿は、訪米行動は出発前に既に成功したかのような印象を見る人に与えた。翌28日の沖縄タイムスには、「訪米団『必ず成果』」、「拍手沸く空港『県民が付いている』」、「民意背に知事自信」などの大見出しが乱舞、出発前から既に「勝利」を勝ち取ったかのような印象を与えた。

 翁長知事は、出発前の5月20日、日本記者クラブでの記者会見で、「訪米の狙いは」との質問に対し、「日本政府を相手にしていたらどうにもならないので、米国に行く」(21日付東京新聞)と答えている。確かに菅義偉官房長官、安倍晋三首相、中谷元防衛相と立て続けに面会した際、翁長知事の主張と政府側の主張は100%対立。平行線のままで目下のところ「どうにもならない」状況である。

 翁長氏の訪米に対して、外国人記者からも、「翁長氏が訪米してもあまり意味はない。良い戦略とは言えない」(21日付朝日新聞)という指摘もある。また「それ(訪米)よりも知事はなぜ安倍首相を説得しないのか」(同)という質問もあった。つまり翁長知事の説得する相手は「日本政府」だということである。日本国の一県知事である翁長知事が、日本政府を相手にしないで、米国を相手に一体何をするつもりか。そんな疑問を抱かせる翁長知事の訪米であった。

◆州知事は専権理解

 

 結果が事前から予測されたという点で、今回の訪米ほど明々白々な例を筆者は寡聞にして知らない。翁長知事の訪米前に菅官房長官ら政府首脳と立て続けに政府首脳に面会したが、結果が予測されるという点では今回の知事の訪米とまったく同じであった。

 日本時間の30日、翁長知事はイゲ・ハワイ州知事と会談した。翁長知事の反辺野古への協力要請に対し、安全保障事案は米国政府の専権事項と理解するイゲ知事は、「国と国との問題。ワシントンでしっかり伝えてください」と答えたという(30日付沖縄タイムス)。

 翁長氏はイゲ氏の言葉にはなかったものの、「私の言っていることを同じウチナーンチュのルーツを持つ知事なので理解している表情だった。私が逆の立場でもそうしていた」と前向きに受け止めた(同)。さらに、沖縄の海兵隊約2700人がハワイへ移転する計画があることに、イゲ氏は「日米両政府が決めれば、受け入れる準備がある」と理解を示したという。

 翁長知事は自分の都合のいいように解釈しているが、イゲ知事の前に面談した米上下院議員の対応と同じコメントであり、これは事実上の門前払いである。翁長知事の腹心の安慶田光男副知事が先遣隊としてイゲ知事と面会した時と同じく「(辺野古移設は)国の問題」と答えているにも関わらず「理解している(表情だった)」とは驚きだ。

 理解したとされる海兵隊移転も「日米両政府が決めれば、受け入れる」と条件付きだが、それには辺野古移設が前提である。翁長知事の思い込みの激しい発言にも驚くが、それに疑問のコメントもつけずヒーローのように報じる沖縄タイムスにも言葉を失う。

 同じ30日付琉球新報は、イゲ知事の発言を「沖縄の米軍基地に関することは日米両政府が決める。(米側では)ワシントンが決めることになる」と報じている。イゲ知事は、州政府としては直接は関与できないとの考えをしているのだ。「取り付く島もない」とはこのことである。勝手に推測させてもらうと、イゲ氏の本音は「自分の国の政府を説得できずに、外国の知事に協力を求めても無駄なこと。ワシントンでも精々頑張って下さい」といったものだろう。

 翁長知事はハワイでの要請行動を終え、ワシントンに滞在、米政府担当者に会う予定。ワシントンで6月3日に国務省と国防総省の担当者と同時に会うことが決まったものだが、応対はヤング日本部長とアバクロンビー副次官補代理代行で、沖縄県側が希望していた次官補級より「格下」になった。

 しかも、本丸のワシントンに向かう翁長知事の出鼻を挫(くじ)くかのように、米国務省のラスキー報道部長は5月28日の記者会見で、辺野古移設反対を訴えるため30日からワシントンを訪れる翁長知事に対し、同省ではヤング日本部長が辺野古への移設計画が「唯一の解決策だ」との見解を改めて伝えると予(あらかじ)め考えを示していた。それだけに翁長知事は、ワシントンでもさらに厳しい対応を強いられた。

◆扇動狙う印象操作

 

 翁長知事が日米安全保障事案に関しては何の法的権限もないことは、知事本人は言うまでもなく沖縄2紙が知らぬはずはない。翁長知事は、明らかに政府の専権事項である安保事案に踏み込んだ言動を繰り返すものとみられる。もちろん米政府は、基地移転での交渉相手はあくまで「日本政府」との立場だが、問題は翁長氏が米政府関係者の不用意なリップサービスの言葉尻を捉え、それを沖縄2紙が針小棒大に報道する可能性が高いことだ。

 翁長知事訪米の目的は米国側との論理的談判では分がないので、感情的プロパガンダ合戦で安倍政府を揺さぶる意図が明白だ。国防問題に関し、何の法的権限もない一県知事が、自国政府の頭越しにアメリカに交渉しようとする態度に危機感を感じるのは筆者だけではないはずだ。

 だが、沖縄2紙や翁長知事が再三再四“恫喝(どうかつ)”するように、普天間飛行場の周辺で大事故が発生したり、辺野古で流血騒動が起きて死傷者が出たりしたら、メディアの中でも特に沖縄2紙の攻撃の矛先は一挙に政府与党に向く危険性がある。

 これこそが扇動政治家・翁長知事が今回訪米する最大の目的である。安倍政府は舞台裏で翁長知事の意図を詳細にわたって米側に伝えておく必要がある。あるプロジェクトが成功か失敗かを判断するには、そのプロジェクトが完了してからすべきである。翁長知事の訪米要請行動は、使命途中半ばである。翁長知事は、本稿が掲載される日本時間の5日に帰国する。

 翁長知事の留守中、沖縄2紙は、これまで沈黙を守ってきた翁長知事のアキレス腱といわれる那覇軍港移設問題でのダブルスタンダードや、「沖縄観光コンベンションビューロー」「県信用保証協会」「沖縄都市モノレール」など県の外郭団体の長に、平良朝敬・かりゆしグループ前会長ら知事選に功労のあった人物を起用したことを大きく批判している。だが翁長知事に同行した記者は、出発時の報道のように思い込みの激しい表現で、翁長知事の訪米行動を「成功」、少なくとも「有意義であった」などと持ち上げるだろう。

◆恥晒した権限誤解

 

 本稿は翁長知事の帰国を待たず、結論を急ぐ。今回の翁長知事の「訪米行動は大失敗だった」と。

 翁長知事の思い込みをはるかにしのぐほど、米国の要人や政治家は民主主義が何であるかを心得ていた。つまり州知事と州政府の安全保障に関する法的権限を厳しく峻別(しゅんべつ)していたということである。その点、外交・安全保障にかかわる地域の首長の法的権限を誤解し、夜郎自大な発言で、世界に恥を晒(さら)した翁長沖縄県知事とは雲泥の差である。

 最後に付け加えると、出発前の記者会見で外人記者が発した「それ(訪米)よりも知事はなぜ安倍首相を説得しないのか」という質問の意味が理解できなかった翁長知事の責任を問うべきである。

(コラムニスト・江崎 孝)

 

 

 

 

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コメント (12)    この記事についてブログを書く
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12 コメント

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Unknown (東子)
2015-06-06 09:35:24
>「現地を含め多く報道された」って?

くっくり氏のブログ「翁長知事の訪米は大失敗。記者会見に来た米メディアは数人。 2015.06.05」
http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid1731.html

 >6月4日のテレ朝「報ステ」によると、米メディアの関心も薄く、翁長知事の記者会見に来たのはわずか数人で、主要紙の紙面には載らなかったそうです。
 >沖縄にゆかりのある人たちの大規模な歓迎レセプションが中止に。
 >原因は、上のワシントン・ポストの記事でした。
 >米軍のやり方は「ひどい泥棒のようだ」と発言したと紹介され、米軍関係者の反発を招いたのです。

米政府や議員に「理解が得られた」でなく、「彼らは理解しようとしなかった」と非難した方が、沖縄県民の「理解が得られた」のに。
あまり「理解が得られた」を強調すれば、反対運動が広がらないのは、なぜか?となって、マイナスでないか。
と、思っていたら、なんと、日本国内で言っているようにアメリカ大手メディアに「米軍=悪魔」説をぶちかまして、味方になるはずの県人会を敵に回していたのね。
だから、「理解が得られた」方向で言うことにしたのか。
それも、「理解が得られた」と断定できずに、「感じがする」をつけなければならない惨めさ。


沖縄にゆかりのある人の中に米軍関係者がいると、想像できなかったのか?
なんども言うが、米軍は沖縄では外国軍だが、アメリカでは、自国軍。
自国を守る使命に燃えた誇り高き軍人たちである。
アメリカでは尊敬される職業だ。
攻め込むのに敵のことを知らずして、攻められようか。
まったく事前のリサーチができていない。
ワシントン事務所所長の平安山英雄氏は、仕事をしていないではないか。

翁長知事は、米国民の目から見た沖縄を俯瞰できていない。
沖縄からの、それもサヨクの一方的な見方でしか沖縄を語ることができない、客観をもてない主観だけの人物。
返信する
Unknown (東子)
2015-06-06 09:35:56
「「現職知事としてどう対応?」 菅官房長官、沖縄翁長知事を牽制 2015.6.4」
http://www.sankei.com/politics/news/150604/plt1506040007-n1.html

>菅義偉官房長官は4日の記者会見で、沖縄県の翁長雄志知事が米政府関係者との会談で、普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する考えを伝えたことに関して「米国務省によると、会談で米政府は、辺野古移設を普天間(飛行場)の継続的な使用を回避するための唯一の解決策であるとの立場を再確認した」と述べ、日米両政府が認識を共有したとの見方を示した。
>「普天間飛行場が極めて危険である現状に、現職の知事としてどのように対応していくか私は聞いてみたい」とも述べた。

米国関係者には、普天間固定のことより、世界情勢(中国)との関係において基地をどう考えるかと迫られ、民主主義、日米同盟の風格を国際社会に問うつもりが、翁長知事の見識の無さを国際社会にアピールしてしまった訪米。
しかし、菅官房長官は、一地方の知事に防衛について問うようなことは、しない。
あくまで知事の職務の範囲である「県民の生命と財産を守る」観点かた、普天間の危険除去について知事に問うている。
知事の職務が果たせなくて、民主主義だの、日米同盟だの語る暇、ないでしょ。



【参考】
「「普天間固定化で脅しか」翁長雄志知事、菅氏発言を批判 2015年5月26日」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=117064

>辺野古の新基地建設反対を米国で訴えるため27日に出発する翁長雄志知事
>沖縄の現状や自身の方針を伝える意気込みを示した。
>菅義偉官房長官が同日の記者会見で、辺野古移設断念が普天間の固定につながると述べたことに触れ、「普天間固定化を出して、脅しをかけてきたのではないか」と批判。
>「民主主義、日米同盟の風格が国際社会に問われる。米国でそのことも議論したい」と述べた。
返信する
Unknown (東子)
2015-06-06 09:36:25
「県外石材対策を了承 那覇空港監視委員会 2015年6月5日」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-243870-storytopic-3.html

>沖縄総合事務局による那覇空港滑走路増設事業の環境監視委員会(会長・土屋誠琉球大名誉教授)が4日、那覇市内で開かれ、当初沖縄本島内で調達するとしていた護岸工事に使う石材の一部を県外から調達する際の環境対策案を了承した。
>(1)採石場で洗浄し付着する土砂や動植物などを洗い流す
>(2)港から搬出する時に付着物がないか目視確認をする
>―ことを条件とした。
>那覇空港の滑走路増設事業の県外の石材搬入の環境対策は委員会からお墨付きを得たことになる一方で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う県外からの土砂搬入は外来種混入が問題視される。総合事務局は県に調達先の変更を申請し、県が審査している。


「県に立ち入り調査権 辺野古埋め立て資材「規制条例案」全容 那覇第2滑走路にも適用 2015.6.5」
http://www.sankei.com/politics/news/150605/plt1506050006-n1.html

>米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐり、同県の翁長雄志(おなが・たけし)知事を支持する社民党などの県議が辺野古移設阻止に向けて検討している埋め立て資材の搬入規制条例案の全容が4日、分かった。
>防衛省が沖縄県外から土砂などを搬入する際、外来生物の侵入防止を名目に土砂採取地や船舶上で県が立ち入り調査を行えるようにするのが柱だ。
>環境に影響を与えないよう防除対策も求め、搬入を阻止したり工事を遅らせたりする狙いがある。
>内閣府は、第2滑走路建設で当初予定していなかった県外石材を活用できるよう計画変更を県に申請しており、翁長氏は米国からの帰国後、承認か不承認の結論を出す。
>不承認とすれば調達先は県内に限定され条例は適用されないが、工期の大幅な遅れは避けられない。

安保賛成、基地容認にもかかわらず、辺野古だけ反対しする翁長知事氏の矛盾が、翁長知事を次々襲う。


「社説[那覇空港トラブル]「軍民共用」を検証せよ 2015年6月5日」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=118511

>離着陸回数は2013年度時点で14万8千回、1日平均400回を超え、第2滑走路が増設されるまでどう安全に運用するのか重要な課題だ。
>国土交通省などの試算では1時間当たりの滑走路処理能力を超える時間帯がある。
>好調な沖縄観光を背景に航空各社はしのぎを削って沖縄路線で勝負を懸けているが、安全性をおろそかにした経済発展はあり得ない。
>官民挙げて現滑走路の適正運用を目指してほしい。

事故を防ぐには、「滑走路処理能力を超える時間帯」の解消が不可欠。
解消のために、第2滑走路の建設をしている。
が、県外土石を入れなければ、政府が示した5年10カ月の工期を達成が難しい。

滑走路建設に県外土砂をしようすることを「知事が不許可」にすれば、知事の意思で工期延期を選択したことになる。
かといって「許可」すれば、県議会が準備している辺野古の埋立阻止のための県外土石の持ち込みを禁止する法が成立した場合、滑走路にも適用され、県外土石の利用が不可能となり、やはり工期は遅れる。

沖縄の経済発展に一日も早い第2滑走路の完成を希望しているのに、沖縄の知事、議員らによって阻止されるというまことに望まない形になる。



【参考】
「那覇空港埋め立て 県外から石材搬入へ 国が変更申請 2015年5月9日」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=114775

>那覇空港の第2滑走路増設事業の護岸工事を進める沖縄総合事務局が、埋め立てに使用する石材を県外から搬入するため計画変更を県に申請していたことが8日分かった。
>当初は全石材を本島内で調達する計画だったが、冬季の荒天で想定より作業の進捗(しんちょく)が遅れており、県外の石材も必要と判断した。
>総事局の説明では、政府が示した5年10カ月の工期を達成するため石材搬入を急ぐ必要があるという。
返信する
Unknown (東子)
2015-06-06 09:36:46
辺野古阻止には、2つの目的がある。
一つは、阻止すると脅して、交付金の吊り上げを狙う。
もう一つは、本当に阻止して、辺野古を突破口にして、沖縄の基地全廃を狙う。

一つ目の交付金の吊り上げは、菅官房長官が、早々3000億円台確保を明言したから、辺野古阻止の看板そのままでも減りはしないし増えもしないということで、無効化されている。
残るは、本当に辺野古阻止である。
翁長知事は辺野古阻止と掲げた以上、本気で辺野古阻止を狙う輩の道具になり果てるしか、ないのである。
訪米団長が共産党の県議なのは、当たり前だった。

困るのは、交付金の吊り上げを狙う派。
交付金の吊り上げはともかく、知事は反対派の道具になって反対運動を精鋭化していけば、陰に陽に経済活動に支障がでてくる。
今は、仲井真前知事時代の仕掛けが効いているので、余勢をかってまだ良いが、それの種はもうすぐつきる。
いわゆる翁長不況がくる。

反対派を黙らせることはできないから、隠れ推進派がすることは、翁長知事に失脚。
金の流れの不明朗などのようなスキャンダルで落とされるか、リコール。
沖縄2紙は翁長知事を持ち上げて当選させた手前、リコールが広がるような記事は書かないだろう。
書くとしたら、スキャンダル。

龍柱を始めたとしたスキャンダル話、早よ!である。
返信する
Unknown (東子)
2015-06-06 09:37:12
反対派
「新基地」は米政府に完全否定されたから、「軍港」で新基地呼ばわり続行。
引き続きアメリカでは通用しない「沖縄被害者論」で同情を買う作戦←翁長知事の御振舞で「沖縄我儘論」の方が台頭中

隠れ推進派+推進派
スキャンダルで翁長知事切り。
中央の自民党との関係修復に影で動く←表ではっきり「辺野古容認」を言えと迫られる(県外土石の搬入許可は、知事の表での推進宣言になる)
返信する
Unknown (東子)
2015-06-06 09:37:35
「ひき逃げ米兵に罰金 「公務外」地検判断 2015年6月6日」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=118670

>道交法違反(救護義務違反、事故不申告)の罪で略式起訴した。
>一方、自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑については「過失を認めるに足る証拠が不十分」とし、不起訴処分(嫌疑不十分)とした。
>那覇簡裁が同日付で罰金33万円の略式命令を出し、すでに支払われたという。
>少佐は自宅のある牧港補給地区(キャンプ・キンザー)からの出勤途中、原付きバイクに接触、転倒させたが救護などせずに立ち去ったとされる。県警によると被害男性は当時、意識不明の重体だったが、現在では回復に向かっているという。

出勤途中の事故だから「公務内」になるかと思われたのを、沖縄県警と日米当局が協議して「公務外」とし、起訴の方向だったが、那覇地検は道交法違反(救護義務違反、事故不申告)の罪で略式起訴、自動車運転処罰法違反(過失傷害)は不起訴とした。
前にも書いたが、この事件は、当初、少佐の飲酒運転が原因かと疑われたが、そうではなく、逆にバイクを運転していた男性に飲酒運転の疑いがあり、バイクが車にぶつかってきたと話がでてきた。
起訴になって、そのあたりがはっきりするのを期待していたが、関係者しか知れない形で決着がついた。
本来なら、闇に葬られる事実をマスコミが追求するのが、仕事だと思うんだけどなぁ。
警察発表を鵜呑みにして、そのまま横書きを縦書きにするのが、仕事じゃないでしょ。

米軍関係のことなら、火のついたように追求して針小棒大放題が当たり前の沖縄2紙が、なぜか沈黙。



【参考】
「沖縄市ひき逃げ事件 米少佐は公務外、日本側起訴へ 2015年5月22日」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=116535

>沖縄市の県道で昨年12月、無職男性(67)がひき逃げされた事件で、沖縄県警は21日、在沖米海兵隊キャンプ・コートニー所属の少佐ジョン・アン容疑者(41)を自動車運転処罰法違反(過失致傷)と道交法違反(救護義務違反、事故不申告)の容疑で那覇地検に書類送致した。
>関係者によると、日米当局が水面下で協議した結果、「公務外」とする判断で決着し、少佐は起訴される見通しだ。
>日米地位協定17条は容疑者が「公務中」の場合、第1次裁判権は米国にあるとし、米側が裁判権を放棄しない限り、日本側は起訴できない。
>「公務外」の場合は日本が第1次裁判権を持つ。
>起訴後、日本側に身柄が引き渡される。
返信する
Unknown (宜野湾より)
2015-06-06 10:36:21
http://www.honmotakeshi.com/archives/45059091.html

>私たちは目に見えた形で工事を進展させないというのが大きな眼目

「私たち」とは誰を含むのかね?
これ、反基地反米反日闘争の更なる過激化への、翁長知事からのGREEN LIGHT(ゴーサイン)ですよ。
そう受け取る人たちが必ずある。
県警幹部はこれをどう思うんでしょうねぇ。
返信する
本日の沖縄タイムス投稿欄 (カウンター58)
2015-06-06 10:48:31

オピニオン面に一般投稿6本(児童生徒限定の「ぼくも私も」除く)。

「国の借金体質 メスを入れよ」のうるま市・長濱清信さんは1月13日、2月2、15日、3月29日、4月18日、5月4、17日に続き今年8回目の掲載。
「高齢者も排除 やるせぬ思い」の神奈川県・松本宗堂さんは今年初掲載。
「好投東浜投手 1軍で活躍を」の福岡市・上治修さんは1月4、14、27日、2月6、21日、3月1、19日、4月11、26日、5月16日に続き今年11回目の掲載。
「沖縄の主張は 置き去りの感」の沖縄市・親泊善雄さんは5月13日に続き今年2回目の掲載。
「共に生きていく社会へ」の那覇市・比嘉正央さんは昨年4月26日以来の掲載。
「夢を追いかけて」の那覇市・島袋薫範さんは今年初掲載。

カギカッコは投稿欄における見出し。


松本さんは神奈川県秦野市から来てシュワブ・ゲート前で機動隊とぶつかったことを書いている。いわゆる、県外過激派? 威力業務妨害なんだから、排除されて当然と思うが。


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「嘘は兎足真実は亀足」 (沖縄県民)
2015-06-06 13:41:03
 豊見城市の「市議会だより」が配達されたのでパラパラとめくっていたら、3月議会の一般質問の次のやり取りに目が止まった。

 「瀬長美佐男議員(日本共産党);全ての市町村長(議長も)が建白書を結んだ。市長の思いを伺う。」

 「市長;県内移設を否定するものではないとの前提で建白書は成立した。今、普天間基地の危険性に目を背け辺野古移設反対を唱える者がしきりに建白書と叫んでおりますが、その時点でオール沖縄などは存在していない。」(引用終わり)

「嘘は兎足真実は亀足」と言うが、「オール沖縄」とか「県民総意」などというファシズムを彷彿させる言葉が嘘であることもそのように暴かれ定着する。そう言えば最近「島ぐるみ」という嘘を見かける。
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東子様へ (越来のK本S子)
2015-06-06 15:05:52
リアルライフ多忙につき、約1週間ぶりの投稿。


>「オール沖縄」とか「県民総意」などというファシズムを彷彿させる言葉…

Yahoo!ニュースの地域を見ていたら…、

産経さんから、↓こんな記事を発見。

「浜名湖サミット」幻に “オール静岡”実らず 主導の知事「真に残念」
http://www.sankei.com/region/news/150606/rgn1506060074-n1.html


>“オール静岡”実らず

…「オール」がつくの、「沖縄」だけじゃなかったんですね。
もっとも、こっちの「オール」は肯定的に受け止められるけどね(笑)。

ちなみに、「オール静岡」は「実らず」だけど、
「オール沖縄」は…、

そんなもの、初めからなかったとでも言うべきかしら(笑)。
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