狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

丸山議員は即刻辞職せよ!

2016-02-19 06:45:38 | マスコミ批判

 

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櫻井よし子女史沖縄講演会を成功させる為の

実行委員会準備会に参加願います
 
4月16日(土)午後に櫻井よし子先生が沖縄で講演を行って下さる事が決まりました
会場は1,000名前後を予約準備致しております
 
つきましては、以下の通り実行委員会の準備会を行い
保守派の結束を持って成功させられるように打ち合わせを行いたいと思いますので
ご多忙のおりとは存じますが、参加頂けます様に宜しくお願い申し上げます
 
実行委員会準備会
日時:2月24日(水) 
    19時~21時
会場:浦添市福祉会センター3階第4会議室
会合の届け:まちづくり振興会会合
問い合わせニシコリまで 090-9780-7272

 

 

丸山議員がやらかしてくれた!

弁護士出身の丸山議員の「米国大統領は黒人奴隷の血筋」発言は、弁解の余地はない。

即刻、責任を取って辞職せよ!

 

甘利氏の辞任でも安倍内閣のイメージはダウンしない。(【おまけ】参照)

業を煮やした野党は、次々に出てくる自民党議員の失言や宮崎氏の不倫問題の追及で、肝心の政策論争は2の次の有様。

野党が鵜の目鷹の目で自民党議員の失言を探している現状を考えれば、丸山議員の失言は余りにもお粗末過ぎる。

議員の進退はその議員自ら決めるべき、・・・とは言っても同盟国の大統領を「奴隷出身」などと発言してしまっては弁解の余地はない。

「誤解を与える発言」などと陳謝したようだが、覆水盆に帰らずの例え通り、謝れば済む問題ではない。

本人は議員辞職は考えていないようだが、今回ばかりは、自民党から辞職勧告でもしてケジメをつけないと、安倍内閣の大幅なイメージダウンも起きかねない。

この際、丸山氏自身が辞職を申し出たらいくらかはイメージダウンの歯止めになると思う。

 ■丸山発言に、狂喜乱舞の沖縄タイムス

早速、本日の沖縄タイムスは狂喜乱舞で、丸山発言を三面トップで大きく取り上げている。

見出しはこうだ。

政権、失態続きに危機感

自民・丸山氏「奴隷」発言

陳謝の一方「開き直り」

野党「侮辱罪」に近い

与野党から批判の声

首相引き締めを支持


「黒人奴隷が米大統領に」=自民・丸山氏が発言、陳謝(2/17時事)
 自民党の丸山和也参院議員が17日の参院憲法審査会の質疑で、オバマ米大統領に関して「米国は黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ。まさか米国の建国の時代に、黒人奴隷が大統領になると考えもしなかった」と述べた。人種差別と受け取られかねない発言で、批判を招きそうだ。
 丸山氏はこの後、記者会見を開いて「誤解を与えるような発言をしたことを大変申し訳なく思う」と陳謝した。 
 丸山氏は質疑の中で「例えば日本が米国の51番目の州になるということについて、憲法上どのような問題があるのか」と提起。「米国なら人口比に応じて下院議員の数が決まる。そうすると恐らく『日本州』は最大の下院議員を持つ。日本州出身(者)が米大統領になる可能性が出てくる」などと主張した上で、「奴隷」をめぐる発言に及んだ。
 丸山氏はこの後の会見で、「私の意図するところと違う発言をしてしまったと認識している。議事録を精査し、削除および修正したい」と述べた。ただ、どの部分を削除するかは明らかにしなかった。
 オバマ氏は米国初の黒人大統領。父はケニア人で、母は米カンザス州出身の白人。


               ☆

あえて丸山氏の言いたかったことを斟酌すると「アメリカは奴隷の子孫でも大統領になれるくらい革新的な国」程度だろうが、野党とマスコミ連合軍が自民党議員の失言狙ってるのは明らかだ。

当然マスコミは躍り上がって「米国大統領は奴隷出身」と騒ぎ立てるのは目に見えている。

国会議員たるもの、もっと発言には慎重になるべきであった。

そもそもオバマ大統領の父はケニア人で母は白人、つまり奴隷の子孫でもない。

丸山氏は、「今アメリカは黒人が大統領になってるんですよ、黒人の血をひくね。これは奴隷ですよ」とも言っており、これは「誤解を招く」どころか、そのまんまで差別発言だ。


一部の自民党支持者からは擁護論も出ているようだが、丸山発言自体は全く擁護に値しない。

18日の衆院予算委員会で丸山発言を追及した民主党議員に対し、自民党の長坂康正議員が「言論統制するのか」と野次を飛ばした。

長坂議員は自民党の小此木国対委員長に口頭で注意を受け、長坂議員も「不用意な発言をして申し訳ない」と陳謝させられている。

この記事も、沖縄タイムスは次のような大見出しで囲み記事を書いている。

「言論封殺するのか」

自民・長坂氏やじ

沖縄2紙のような偏向メディアが偏った報道をしている現状を見れば、自民党議員にはもっと緊張感を持って発言してもらいたい。

くだらぬ失言で支持率を落とし、またぞろ民主党のような無能集団と政権交代するような破目に陥ったら、日本もおしまいである。

丸山議員よ、一日も早く責任を取って議員辞職をせよ!

                      ☆

「首相を睡眠障害に」=民主・中川氏が発言(2/16時事)
 民主党の中川正春元文部科学相は16日、民主、維新両党の合同代議士会で、金銭授受問題で辞任した甘利明前経済再生担当相が睡眠障害で自宅療養していることを引き合いに、「いよいよ攻勢を掛けていきたい。安倍晋三首相の睡眠障害を勝ち取ろう」とあいさつした。
 中川氏はこの後、取材を受け、不適切との指摘に、「政府に対して反転攻勢を掛けたいという趣旨だった。表現が誤解を招いたとすれば、取り消したい」と釈明した。 

 「安倍晋三首相の睡眠障害を勝ち取ろう」……これも丸山発言に負けず劣らず差別ハツ言だ。

しかも判で押したように「誤解を招いたとすれば取り消したい」と弁解する。

「安倍首相の睡眠障害を勝ち取ろう」という発言に誤解の余地など一欠けらもない。

差別ハツ言という理由は体調不良で第一次政権を手放した安倍首相に対してのみならず、睡眠障害に悩んでいる人も差別した発言だかから。

 

 【おまけ】


利氏問題で内閣イメージ「変わらない」61% 朝日新聞社世論調査(2/16朝日)
 朝日新聞社の全国世論調査では、安倍内閣の支持率は横ばいで、甘利明・前経済再生相が現金授受問題で辞めた影響はほとんどみられなかった。第1次安倍内閣(2006~07年)では閣僚の不祥事が相次いで内閣支持率は急落したが、内閣支持の「理由」が変わって、閣僚スキャンダルには強くなった。▼1面参照
 甘利氏の問題で安倍内閣のイメージがどう変わったか尋ねると、「変わらない」61%が最も多く、「悪くなった」33%、「よくなった」1%となった。
 今回、「変わらない」と答えた人にその理由を尋ねたところ、「安倍内閣の政策とは関係ない」が最多の45%。「もともと安倍内閣を評価していない」24%、「関心がない」13%、「安倍首相の対応が適切だった」12%が続いた。
 第1次内閣時代は内閣支持理由は「政策の面から」と「なんとなく」が3割前後で並び、「自民党中心の内閣だから」が最多のこともあった。しかし、第2次内閣以降は「政策」が一貫してトップで、アベノミクスなどの政策の面から支持する人が増えた。その結果、安全保障関連法などの賛否の分かれる政策によって内閣支持率は上下するものの、閣僚スキャンダルには打たれ強くなった。
 (山下剛)


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コメント (13)    この記事についてブログを書く
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13 コメント

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Unknown (心配性)
2016-02-19 07:25:03
アメリカ嫌いの沖縄2大新聞なら、丸山発言を褒めるかと思ってました(笑)。
同盟国の大統領を卑しめたと「2番でなにが悪い」発言の女がほざいてましたが、民主党も同盟国とお認めなわけですね(笑)
Unknown (オルグイユ)
2016-02-19 08:00:05
過去ログに、追いつくまでコメントしないと書きましたが、あえてコメントします。

丸山氏の本意は、狼魔人様もちゃんと忖度されています。
この騒ぎに乗るのは、逆の行動になろうかと。
乗った先は、差別を錦の御旗にして、琉球人差別と繋がるのですが。

慌てず、よく咀嚼したエントリーを期待いたします。
Unknown (東子)
2016-02-19 08:02:09
議員に弁護士出身は多いが、大概は政治力学に影響されて、法より情の発言をするようになるが、丸山議員は、政治力学に関係なく天真爛漫に法を中心にもの言いをする人だ。
麻生副総理の「ナチスに倣って」のように、発言の趣旨、発言の前後関係、発言場所等を説明し擁護する人が出てくれば、丸山議員の発言は、自然消滅する程度の「舌禍」と思う。

ひとえに、応援団の量と質にかかっていると思う。
Unknown (東子)
2016-02-19 08:12:58
滑走路の規模、場所などの概略に、変更はない。
が、実際の工事をするにあたって、工事環境等の変化で、変更が生じることは多いにある。
例えば、仲井真前知事は↓のような変更を許可した。

「仲井真知事、工法変更2件承認 退任4日前に判断 2014年12月6日 09:38」
http://ryukyushimpo.jp/news/prentry-235445.html

>埋め立てに関する工法変更申請3件のうち、(1)仮設道路の追加(2)中仕切り護岸の新設―の2件を承認した。
>沖縄防衛局は9月3日に、(1)移設予定地に隣接するキャンプ・シュワブ内の辺野古崎に長短3本の仮設道路を追加整備(2)埋め立て工事の際の通路となる中仕切り護岸の追加(3)埋め立て土砂の搬入方法変更(4)埋め立て予定地に流れる美謝川の水路切り替え―の4件の変更申請を提出した。(4)の美謝川の1件については県が「生物への影響が大きい」と指摘したことで11月27日に申請を取り下げていた。
>移設に反対する市民らは5日、県庁で承認しないよう求めると共に、知事公舎前にも押し寄せ一時混乱した。
>県議会野党も承認断念を求めて県庁を訪れたが、知事公舎に移動した幹部と会えず、承認後に追及した。


海底調査は、海底の様子を知り、実際の工法決定や細かい実施設計のためである。
調査結果を待って、細かい「許可」が必要になる。
仲井真前知事は「“恣意的に”許可をしたりしなかったりできない」と考えていたから、法的に書類が整った「埋め立て工事」について「埋め立て許可」を出した。
しかし、翁長知事は「あらゆる手段で阻止」と公言しているように、“恣意的な不許可”もあらゆる手段に含めているから、“恣意的に”許可しない可能性がある。
その場合、国は一々「“恣意的に”許可しないのは、けしからん」と県を訴えるはめになる。
Unknown (オルグイユ)
2016-02-19 08:17:48
もう一つ。
失言だけで議員辞職を迫るなら、民主党その他も追及すべき事案です。

言い間違い(漢字が読めない等)を追及していた次元には、落ち込んでほしくないです。
Unknown (ウチナー鬼女)
2016-02-19 09:08:13
昨日のNHK正午ニュースで、丸山議員発言を聞いた私の感想は、「本当の事だね。でも表現には気をつけよう」というものでした。危惧したのはサヨクが大好きの「差別」を針小棒大に取り上げ、「在日ヘイト」に絡めるだろうなということです。
それ以上に丸山議員発言で気になったのは「日本州」です。
>「例えば日本が米国の51番目の州になるということについて、憲法上どのような問題があるのか」と提起。「米国なら人口比に応じて下院議員の数が決まる。そうすると恐らく『日本州』は最大の下院議員を持つ。日本州出身(者)が米大統領になる可能性が出てくる」などと主張した上で、以下略。

丸山議員は「属国」根性の持ち主なの?例え話にしても、受け入れがたい話です。とはいえ、議員辞職までは求めませんが。
日本はアメリカの属国ではありません!なる気もない!
私は、きちんとした独立国家になる為の「憲法改正」と認識してますが、矢張り問題は「日本人」自身にあるなという思いです。
Unknown (宜野湾より)
2016-02-19 10:09:03
遠藤健太郎さんのところで知ったけれど、あははは、毎日新聞は7年前の社説で、「黒人奴隷が強制労働で建てたホワイトハウスに、奴隷の子孫であるミシェル夫人や子供たちとともに住む」って書いているじゃないの。
http://shasetsu.seesaa.net/article/112994355.html
これだってオバマ大統領一家やアメリカに対して悪意があるわけじゃないでしょう?

言葉が大事なのは当たり前だけれど、もともと沸点の低い野党やマスコミが、全体像を見ることも脈絡や前後関係から判断することも無しでいいならば、脳を使わないで済むこんな楽な話はない。
疑問があったら、まず穏やかに意図を確認したらいいのに、そこはすっ飛ばすんでしょ?
そんな攻め方しか野党やバカマスコミにできることが無いのは十分解るけれど、キリトリした言葉を狩って陳謝や撤回を引き出すのは、自分が同じように狩られる口実にもなる。
けれどそれは嫌で、されたくないんでしょ?
ならば、頭の悪いハンティングはやめる、この一択じゃないのかしらねぇ。
自分らのイメージや支持を上げたいと思っているだろうに、なんで真逆の方へ行くかね。知ってたけど。
本日の沖縄タイムス投稿欄 (カウンター58)
2016-02-19 10:46:09

オピニオン面に一般投稿6本(児童生徒限定の「ぼくも私も」除く)。

「硫黄含有下げ 汚染解決策を」のうるま市・長濱清信さん(78)は、昨年は1月13日、2月2、15日、3月29日、4月18日、5月4、17日、6月6日、8月8、27日、9月16日、10月4、22日、11月5、22日、12月19、27、31日の18回掲載。今年は1月24、27日に続き3回目の掲載。
「働く意義教え 幸せな社会に」の中城村・大河原陽子さん(71)は、昨年は1月14日、2月3日、3月2、11、22日、4月1、23日、10月23日、12月11日の9回掲載。今年は1月10、27日に続き3回目の掲載。
「支援所の記事 利用者励みに」の今帰仁村・伊波栄信さん(67)は、昨年は1月3、18日、2月10、26日、4月2日、5月1、20日、8月12日、10月4、25日、11月27日の11回掲載。今年は1月26日に続き2回目の掲載。
「歩道の落葉樹 安全面改善を」の宜野湾市・玉田勝典さん(54)は、昨年は掲載なし。
「長寿復活 子の健康が鍵」の勝連啓介さん(44)は、昨年は掲載なし。
「日曜大工」の西原町・具志堅興清さん(76)は、昨年は1月1、8、26日、2月21日、3月8、17日、4月10日、6月1、22日、7月12、29日、8月15日、9月6、20日、10月23日の15回掲載。

カギカッコは投稿欄における見出し。


(補足)
2015年1月1日~12月31日、沖縄タイムスのオピニオン面に掲載された一般投稿は合計2392本(「主張・意見」1627本、「論壇・寄稿」408本、「茶のみ話」357本。再掲載分を除く)。
掲載回数上位の方々は次の通り。敬称略。
渡真利善朋 (豊見城市)35回
岸本定政  (糸満市) 26回
仲村直樹  (宜野湾市)26回
比嘉寛   (那覇市) 25回
大嶺よし子 (豊見城市)24回
幸地忍   (八重瀬町)24回
阿部仁   (大阪市) 23回
安東民夫  (浦添市) 23回
荷川取順市 (沖縄市) 22回
東江義昭  (恩納村) 22回
池辺賢児  (宜野座村)21回
大城良司  (那覇市) 21回
敦賀昭夫  (京都市) 21回
東内原克憲 (浦添市) 19回
金城明男  (沖縄市) 19回
米蔵任   (豊見城市)19回
横田等   (那覇市) 19回
上治修   (福岡市) 19回
長濱清信  (うるま市)18回
知念正行  (伊江村) 17回
国吉直   (浦添市) 17回
名嘉村肇  (うるま市)17回
山内昌一  (那覇市) 17回
森山次雄  (与那原町)17回
西明雄   (うるま市)16回
知念勇一  (嘉手納町)15回
鳩間用吉  (那覇市) 15回
前田孝信  (那覇市) 15回
具志堅興清 (西原町) 15回
Unknown (東子)
2016-02-19 10:51:03
本質をとらえず、政争の具にしようとするから、野党は墓穴を掘る。
この体質を無くさない限り、繰り返される。
政府を糾弾するだけで「権力に立ち向かうの、恰好いい」と拍手を送る国民がいる限り、繰り返される。

が、そろそろ、そういう浅薄な、建設的でない批判は、相手にされなくなりつつある。
そういう空気の高まりの中で、翁長知事の「国の巨大な権力に立ち向かう、ヒーロー」虚像は、いつまでもつか。



【参考】
筆坂秀世「首長選挙で惨敗続く共産党、原因はどこにあるのか 「安保法制」廃止の宣伝のために利用された京都市長選 2016.2.16」
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/46074?utm_source=editor&utm_medium=mail&utm_campaign=link&utm_content=top

>共産党にとって、京都市長選挙は「戦争法(安保法制)」廃止の宣伝のために最大限に利用する場でしかなかった
>宜野湾市長選挙では、「オール沖縄」が支持する志村理一郎候補が、自民、公明が推薦する現職の佐喜真淳候補に大差で敗北した。
>「オール」がオールではない方に負けてしまった
>名護市の市長選挙では、辺野古移転反対派が勝ったが、選挙結果は拮抗したものだった。
>「オール名護」など存在しないのである。
>「オール沖縄」という言葉には、辺野古移転容認の人々を精神的に圧迫する作用がある。
>一種のファシズム的傾向すら持つ
Unknown (東子)
2016-02-19 10:51:31
代執行裁判は、「代執行を認めるか認めないか」だけ判決を下すのであって、将来の訴訟まで禁止することはできない。
もし、県敗訴の場合、翁長知事が「辺野古移設に協力的になる」ならば、完全ではないが、「県敗訴=不可逆的に解決」に近づく。
が、「違法確認訴訟で県側が敗訴したら、どうするのか」と質問に、翁長知事は「判決には従う(=埋め立て許可は続行)が、あらゆる手段で阻止していく」と回答したので、敗訴でも「協力的にならない」ので、「県敗訴=不可逆的に解決」でならない。

法では将来の訴訟まで禁止することができないが、「和解」なら法を下敷きにしながら完全な法による解決でない「不可逆的に解決(=将来の訴訟の禁止)」を図れる。

多見谷裁判長は、「不可逆的に解決」を狙っていると思う。
20年、ごちゃごちゃしてきた。
これ以上、宜野湾市民を待たせる訳にはいかない。
同様に北部開発発展を望む久辺3区の住民も、これ以上、待たしてはいけない。

待たした主な原因は、辺野古移設が「政争の具」にされたことだ。
住民の生活環境向上(普天間の危険性除去、北部開発発展)は、方便に使われただけで、何も解決していない。

「政争の具」にさせないためには、造ってしまうこと。
そう、多見谷裁判長は考えているのでは、ないか。
安倍内閣も、「『政争の具』にさせないためには、造ってしまうこと」と考え、批判や抵抗は強いがここが胸突き八丁と堪えに堪えて、前に進めていると思う。

ここだけ切り取って見ると、安倍内閣と裁判所の向かう先が同じなので、裁判所が現政権寄りに見える。
今後、そういう切り口で司法の独立云々を言う人が出てくるだろう。
が、そうではなくて、「宜野湾市民と久辺3区の住民の願いを考えたら、やはり早い移設が一番」に行きつく。
住民の願いを「戦争反対、基地反対」の声で、押しつぶしてしまってはいけないのだ。


移設前提に県が飲める譲歩は何かと考えたら、「30年期限」あるいは「軍民共用」だと。
県が飲むのなら、国も「30年期限」あるいは「軍民共用」交渉に汗をかけと。

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