よろしかったら人気blogランキングへ
クリックお願いします
■「SAPIO」の衝撃!■
『SAPIO』最新号の小林よしのり「ゴーマニズム宣言」が《「集団自決」NHK捏造》と題して、6月22日に放映されたNHKの「集団自決」特集番組を8ページも使って徹底的に批判している。
「小林よしのりvs佐藤優」のバトが始まるかと思われたとき、佐藤氏が発した敵前逃亡の逃げ口上の一つが、漫画家との論争は「非対称云々」の論争は拒否すると言うことだった。
漫画で相手の似顔などを誇張して書かれたら不公平で論争にならないということらしいが、結局これに関しては小林氏から「文章による論争を受ける」といわれ逃げ道を塞がれた。
だが、佐藤氏はこれに対しては沈黙したままである。
さて、「SAPIO」最新号の記事だが、内容は法廷証言や当日記でも過去に取り上げたことであり、特に新しい事実はないが、佐藤氏が敵前逃亡した気持ちがよく理解できるほどの「漫画の威力炸裂!」であり、迫力であり、衝撃である。
再度言おう。
佐藤優氏が「非対称云々」で敵前逃亡した気持ちがよく分かる漫画の表現力だ。
おなじ内容でも漫画にすると衝撃度が違う!
沖縄での発売は来週くらいだろうと思われるが、有志の計らいで「SAPIO」最新号は読ましてもらった。
漫画の威力は人一倍承知していたはずの筆者も「漫画の訴求力」の衝撃を改めて認識させてもらった。
最新号なので著作権の関係で詳しくは紹介できないが、是非とも書店で購入の上購読して欲しい特集である。
なおNHKの捏造番組については、「台湾問題」とも連動しているので読者は集団自決についても「捏造番組」としてNHKを糾弾して欲しい。
*
■14年前のタイムス記事が語る集団自決の真相■
毎年沖縄のマスコミは、6月23日の慰霊の日前後には沖縄戦特集と称して「極悪非道の日本軍」を糾弾するキャンペーンを張る。
平成7(1995年)年6月22日、23日、23日の三日連続で、宮城晴美は、沖縄タイムスに「母の遺言ーきりとられた“自決命令”」(上・中・下)という記事を書いている。
この中で、後に『母の遺したもの』で発表する内容の概要を述べているが、これは前稿で紹介した。
週刊新潮の特集で上原正稔氏が告発するように1996年の時点では琉球新報も「軍命はなかった」という主旨の上原氏の沖縄戦記「沖縄ショウダウン」に異議を唱えることはなかった。(1996年6月1日~25日連載)
いや、それどころか新報側から「反応は上々で、良く調べてある」とお褒めの言葉を頂いていたくらいだという。
ところが「集団自決裁判」や「教科書記述問題」で「11万人」集会がもたれる2007年になると、琉球新報は態度を一変して裁判で被告大江・岩波側に不利な記述があるとして、上原氏の連載中の原稿を掲載前日になって突然掲載中止に追い込んだという。
勿論読者には一言の釈明もなく。
この辺の新報の言論封殺については週刊新潮が生々しく記述している。
新報が上原氏に「軍命はなかった」という沖縄戦記を掲載した1955年の一年前の95年には沖縄タイムスもまだ真実を報道する余裕があったようだ。
タイムスは新報と同じく「軍命はなかった」という主旨の記事を宮城晴美氏の筆により掲載している。
前稿で一部紹介した三回にわたる沖縄タイムスの連載記事の見出しは次の通り。
平成7年6月22日 (上)
証言の独り歩きに苦悩 手記の書き直し託される
平成7年6月23日 (中)
「玉砕」は島民の申し出 援護法意識した「軍命」証言
平成7年6月23日 (下)
「集団自決」時の社会的背景 戦争は「終戦」で終わらない
記事(上)では、宮城初枝氏が、『悲劇の座間味島』に記載した《梅澤命令説》証言が独り歩きしたことにより苦悩し、その証言により梅澤氏を戦後、社会的に葬ってしまったという自責の念を有しており、宮城晴美に手記の書き直しを託したとの経緯が述べられている。
そして、記事(中)には、宮城初江氏が《梅澤命令説》というウソをつかねばならなかった理由として、援護法の補償を島民が受けるためウソの証言をせざるを得なかった事情を明らかにしている。
この記事の重要部分なので長くなるが引用する。
平成7年6月23日 沖縄タイムス記事
「母の遺言ーきりとられた“自決命令”」(中)
「玉砕」は島民の申し出 援護法意識した「軍命」証言
母は、どうして座間味島の「集団自決」が隊長命令だと書かなければならなかったのか。 その真相について私に語りだしたのは、確か1977年(昭和52年)だったと思う。 戦没者の33回忌、いわゆる「ウワイスーコー」と呼ばれる死者のお祝いを意味した最後の法事が私は聞き、「島の人は何をかんがえているのだろう」という気持ちから座間味の取材に出かけたときのことである。
「援護法」とのはざまで
話は1956年(昭和31年)にさかのぼった。
沖縄への「援護法」(正確には戦傷病者戦没者等遺族援護法)の適用を受け、座間味村では1953年から戦没者遺家族の調査が着手されていたが、それから3年後、村当局は、戦争で数多く亡くなった一般住民に対しても補償を行うよう、厚生省から来た調査団に要望書を提出していたという。
この「援護法」は、軍人・軍属を対象に適用されるもので、一般住民には本来該当するものではなかった。 それを村当局は、隊長の命令で「自決」が行われており、亡くなった人は「戦闘協力者」として遺族に年金を支払うべきであると主張したというのである。
つまり、国のシステムから考えれば、一般住民に対して「勝手に」死んだ者には補償がなされず、軍とのかかわりで死んだ者にだけ補償されるという論理を、住民達は逆手にとったことになろうか。
その「隊長命令」の証人として、母は島の長老からの指示で国の役人の前に座らされ、それを認めたというわけである。
母はいったん、証言できないと断ったようだが、「人材、財産のほとんどが失われてしまった小さな島で、今後、自分たちはどう生きていけばよいのか。島の人たちを見殺しにするのか」という長老の怒りに屈してしまったようである。
それ以来、座間味島における惨劇をより多くの人に正確に伝えたいと思いつつも、母は『集団自決』の個所にくると、いつも背中に『援護法』の“目”を意識せざるを得なかった。
軍と運命を共に
(略)
忠魂碑の前に
1945年(昭和20年)3月25日、三日前から続いた空襲に代わって、島は艦砲射撃の轟音(ごうおん)に包みこまれる。 方々で火の手があがり、住民は壕の中に隠れていても、いつ砲弾が飛び込んでくるか、ただおびえているだけであった。
そんな夜おそく、「住民は忠魂碑の前に集まれ」という伝令の声が届いたのである。
伝令が各壕を回る前に、母はこの伝令を含めた村の有力者4人とともに、梅澤隊長に面会している。 有力者の一人一緒に来るように言われ、意味もわからないまま、4人についていったのである。
有力者の一人が梅澤隊長に申し入れたことは、「もはや最後のときがきた。 若者たちは軍に協力させ、老人と子どもたちは軍の足手まといにならぬよう忠魂碑の前で玉砕させたい」という内容であった。 母は息もつまらんばかりのショックを受けていた。
(引用者注:有力者の一人とは村役場助役の宮里盛秀氏のことである。
記事(中)はここで終わって(下)に続くが、文脈上そまま(下)の冒頭部分を続けて引用する。)
(下)
島の有力者たちがやってきたものの、いつ上陸するか知れない米軍を相手に、梅沢隊長は住民どころの騒ぎではなかった。 隊長に「玉砕」の申し入れを断られた5人は、そのまま壕に引き返していったが、女子青年団長であった母は、どうせ助からないのだから、死ぬ前に仲間たちと軍の弾薬運びの手伝いをしようと、有力者たちとは別行動をとることになった。 その直後、一緒にいった伝令が各壕を回って「忠魂碑前に集まるよう」呼びかけたのである。
軍国主義の象徴
伝令の声を聞いたほとんどの住民が、具体的に「自決」とか「玉砕」という言葉を聞いていない。 「忠魂碑」の名が出たことが、住民たちを「玉砕思想」へと導いたといってもいいだろう。(以下略)
この後、記事は「忠魂碑」の意味を延々と述べ、軍国主義の象徴ともいえる忠魂碑の前に集合、と伝令が言ったことで「住民としてはすぐさま『自決』と結びつけざるをえなかった」と強引に結論付けている。
その一方、次のように、「軍命」というよりパニックによる「自決」という記述もある。
結果的には、住民は激しい艦砲射撃のため、忠魂碑に集まることができず、それぞれの壕で一夜を明かしたものの、翌日、上陸した米軍を見た住民がパニックを起こして、家族同士の殺し合いが始まったのである。
この部分は、おそらくは、あまりに赤裸々に実情を明らかにし過ぎる叙述であるとの考慮からであろう、『母の遺したもの』では、削除されている。
宮城晴美氏は、「隊長命令はなかった)ということを、母の体験や住民から聞き取り調査した結果を要約して述べ、原告梅澤が住民に「玉砕」(集団自決という言葉は戦後生まれた)の指示を出していないことを明らかにしている。
■ネットをねめるんじゃねー!■
先日宮城晴美氏が琉球新報に寄稿した「ジェンダーの視点による 検証『集団自決』」が、「うらそえ文藝」への反論どころか自著によって論破され大恥晒したが、
あまつさえ14年前に自身が沖縄タイムスに寄稿した記事により木っ端微塵にされて恥の上塗りをしてくれている。
ネットの普及する以前だったら自分が過去に書いた記事を頬被りして「転向記事」も書けただろう。
だが、もはやネットを甘く見る時代ではない。
NHKの「台湾捏造番組」に関する巨大集団訴訟や、「うらそえ文藝」の告発、そして今回の週刊新潮の特集や「SAPIO]の衝撃もネットの普及を甘く見たマスコミの驕りがもたらした結果である。
「うらそえ文藝」が、真相解明のための告発したことに対する沖縄二紙の卑怯な黙殺に反発したネットの反発が大きな力となった。
NHKのようにネットの力を過小評価するメディアは、これまでのように「記事になれば真実だ」といった傲慢な態度を変えない限り、何時自分が攻撃の対象とならないとも限らないと認識すべし。
よろしかったら人気blogランキングへ
クリックお願いします
沖縄戦「集団自決」の謎と真実 |
これほどおぞましい兄弟が沖縄の全体主義に守られて被害者として祭り上げられ、逆に助けてくれた軍の軍人が悪逆非道扱い!本当にNHK
はいかれたTV局としかいい様がありません。
金城兄弟がしたことは軍命令ではなく単なる
恐怖に駆られたキチガイの所業です!
それを理解できないNHKは完全に真実を見失っています!
佐藤 優という「言論封殺魔」も最低です!
小林先生は正々堂々と真実の討論を望んでいるのに、こいつは「漫画家だから」などとふざけた理由で逃げてばかり!最低です!
存在そのものが日本を脅かしかねません!
私の父も情けないことに「チベット・ウイグル問題」を取り上げると「アイヌ・沖縄」を盾に滅茶苦茶なコトばかりを言い出します。
娘としてこんなのが親だとは情けない限りです。佐藤と同じで本当のことを言っても聞こうともしません!恥ずかしいです。
管理人様や小林先生のような真実を見据えている方々には溜飲が下がる思いです。
これからも真実を貫き通してくださいませ。
(長文、失礼致します。)
しかしその責任を逃れるために赤松氏に責任をなすりつけ自分は被害者面してる時点で最低の人間です。
神様に懺悔する前に梅沢・赤松さんに懺悔すべきです。
もみさんのような方が増えてくるのはうれしい限りです。
お友達にも広めてください。
う~ん。まさに自分で自分を論破してますね。思考経路が少々分裂気味なのでしょう。
ちなみに、今から20年ほど前、関口宏の「知ってるつもり」に出演して集団自決について語った金城牧師に私はただただ泣きましたよ。男泣きにね。彼が家永裁判に協力云々は関係なく同情しました。が、このおっさんは見事に裏切ってくれました。窮屈で息苦しささえ感じるクソ(失礼)みたいなイデオロギーにまみれやがって。もういい歳なんだから、正直者となったほうが来世でいいことあるはずなのに・・。
本当に悲しいです。
>佐藤 優という「言論封殺魔」も最低です!
この男、保守を自称するのにもかかわらず、沖縄に来ると、沖縄紙に揉み手をして左翼に早変わりする卑劣な男です。
従って沖縄での講演会は主催者も聴衆もほとんどが左翼です。
ところが沖縄問題では無知を晒しているので、沖縄論で多くの支持を得ている小林よしのり氏が目の上のタンコブなのです。
ただまともに論戦をしたら勝ち目がないので「売れない評論家」を使ってゲリラ戦で目くらましを狙っているようです。
まことに卑怯な「言論封殺魔」です。
モノ言うサラリーマンさん
「うらそえ文藝」は沖縄のマスコミに衝撃を与えたようですが、別の意味でサピオは衝撃です。
内容は当日記でも書いたものと重複しますが、さすがに漫画で表現すると衝撃度が違います。
是非購読して情報拡散してください。
tさん
彼の言い訳を聞くと単なる責任転嫁オヤジです。
宗教家ぶって、もっともらしい御託を並べる前に、「ゴー宣」にあるように親兄弟殺しによる「援護金」を拒否すべきです。
涼月
自分が犯した「罪」の贖罪のため、誰に責任転嫁することもなく亡くなった方も大勢いますし、「どんなに貧乏しても肉親を殺して得る金は要らない」と「援護金」の受給を拒否したままなくなった方もいると聞きます。
ヒロシさん
彼ほど牧師の職業が相応しくない人もいないでしょう。 サピオを見て再認識しました。
秦郁彦先生が「金城牧師に懺悔した信者はたまったもんじゃない」みたいなことを言っていました。
縁側さん
私も当初は「現在の価値観で過去断罪してはいけない」なんて考えて「想像にぜっする体験をした人物」として同情の念もありましたが、彼が責任転嫁の言い訳をすればするほど考えが変わってきました。
閻魔様に舌を抜かれないように、そろそろ全てゲロっておいたらどうだ、という気持ちです。
キリスト教に閻魔様はいないって?
どうせキリスト教も責任転嫁のカムフラージュでしょう。
話は違いますが「自衛隊誘致」で町議会議員の6名の内5名が賛成で、町長が賛成なら、これこそ与那国の民意だと思うのですがね。
凡夫さん
>私はこの兄弟について何らの知識もなく
何の知識も必要ありません。
自分の親兄弟他人もを殺害した兄弟が、戦争時の出来事のため戦後罪に問われるどころか「殺しの報酬」受けており、その責任転嫁のため、「軍のめいれいだった」とウソを言い続けている単純な話です。
それにしてもこんな嘘つき兄弟を悲劇の主人公にして、NHKも懲りないですね。
時々見てます。応援しています。
初コメント(だと思います・・)ですみませんが
なんか、こんなのがありましたよ。
http://keybowokinawan.blog54.fc2.com/blog-entry-75.html
とっくにご存じかな。
焚きつけるつもりはありませんが、もし反論されるのでしたら
それはそれで興味深いかな、と思ったりしてます。
佐藤優の茶坊主のとこにしょっちゅう出入りしている人なようです。
ご紹介のサイト知っています。
以前から曽野綾子に対する憎悪丸出しのコメントで有名な沖縄人です。
当欄に、余りに汚い言葉で呼吸をするように罵詈雑言を書き並べるので出入り禁止にしたら自分でブログを持って、そこでお仲間数人と当日記のことを「悪徳」「低劣右翼」などと悪態をついているようですね。(笑)
反論をとのことですが、汚い言葉の応酬ではかなりのボキャを持っているようなので、
遠慮させてもらいます。(笑)
愛憎というくらいで彼は当日記を罵倒しながらも、一番の愛読者かもしれませんよ。
だって、若い頃書いた著書を「国会図書館」で調べるくらいですから。 その熱意には感服します。
おそらく見ていると思うので熱意に応えて「マルチ商法斬る」のあるサイトをリンクしておきましょう。http://www.hawaii.edu/asiaref/japan/special/kajiyamageneral/date/s1973a.htm
流行作家の梶山季之が自分の小説の参考にするため収集した文庫に含まれているのは光栄ですがね。