
「沖縄で雪が降るかもしれない」と、沖縄タイムスのコラムが書くほどの寒波が襲来。 県内各地で最低気温を記録しているという。
今日は宜野湾市長選の投票日。
「寒波のために投票率が最低」では宜野湾市民の恥である。
寒波による投票率を恐れた佐喜真、志村の両陣営とも期日前投票を呼びかけており、その成果が出たのか「有権者の2割 期日前投票」(タイムス 一面の見出し)とのことで、前回の2・2倍を記録している。
雨にも負けず寒波にも負けず、ブログエントリー後、夫婦で投票に行くつもり。
とりあえず沖縄タイムスの選挙関連の見出しを紹介しよう。
■一面トップ
普天間返還手法に審判
宜野湾市長選 きょう投開票
2候補最後の訴え
■二面トップ
普天間の固定化阻止
佐喜真氏、最後の訴え
跡地利用 形に残す
■三面トップ
移設なき閉鎖を実現
志村氏、最後の訴え
民意ぶれずに示す
■社会面トップ
「勝利」訴え 最高潮
【佐喜真陣営】 国と連携 実績強調
【志村陣営】 知事と連帯 力込め
志村候補を支援する沖縄2紙は「争点があいまい」などと、有権者の混乱を意図するが、これほど争点の明確な選挙も珍しい。
見出しが示す争点はこうだ。
●佐喜真候補⇒普天間の固定化阻止
●志村候補⇒移設なき閉鎖を実現
志村候補は「辺野古移設反対」を主張するが、これこそが「普天間飛行場の閉鎖」の最大の阻害要因であり、この矛盾を新聞は指摘しようとしない。
「移設なき閉鎖」というが、これは共産党の主張であり、米軍基地撤去、日米安保反対にも繋がる。
普天間飛行場の移設は代替施設が前提の日米合意に基づいており、一地域の市長の権限外の国防案件である。
宜野湾市長選きょう投開票 2候補が最後の訴え
沖縄タイムス 2016年1月24日 05:01
【宜野湾】米軍普天間飛行場問題の今後に影響を与えるとされる宜野湾市長選が24日投開票される。政府、与党の全面支援を受け再選を目指す現職の佐喜真淳氏(51)=自民、公明推薦=と、翁長雄志知事を中心に「オール沖縄」勢力が基盤の元県幹部職員で新人の志村恵一郎氏(63)の無所属2氏による一騎打ち。開票は24日午後9時から行われ、午後11時ごろまでには当落が決まる見通しだ。
普天間問題について、佐喜真氏は名護市辺野古の新基地建設については賛否を明言しない一方で固定化を阻止すると強調。志村氏は翁長知事や稲嶺進名護市長とも連携し県内移設を伴わない閉鎖・返還を実現すると訴えてきた。
このほか深刻な待機児童問題や街づくりのあり方など市政の課題でも論戦が行われた。
23日夕に市上原交差点で行われた打ち上げ式で、佐喜真氏は「市民は一日も早い返還を望んでいる。固定化は絶対許さない。今回はその選挙だ」と述べ、自らの責任で普天間問題を解決すると訴えた。
志村氏の打ち上げ式は同日午後、市普天間であった。志村氏は「普天間を辺野古に持っていっても県民の負担軽減にはならない。市民の代表として本気で普天間閉鎖を訴える」と支持を呼び掛けた。
投票は24日午前7時から午後8時まで、市内16カ所の投票所で行われる。
当日有権者数は7万2526人(男性3万4721人、女性3万7805人)。
<宜野湾市長選 立候補者>
佐喜真淳氏(さきま・あつし) 1964年8月生まれ、市真志喜出身。千葉商科大卒。市議2期、県議2期を経て2012年に市長に初当選した。
志村恵一郎氏(しむら・けいいちろう) 1952年7月生まれ、市普天間出身。日大卒。県建築都市統括監などを経て2013~15年NPO法人副理事長。

http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=150360
>「相手の街宣カーを上回る台数を確保して」「郷友会対策を」「期日前投票が鍵を握る」「志村氏の妻も現場に出て2倍の訴えを」-。
>取り組みを細かく指示する知事の姿を、与党県議は「自称する通り生粋の選挙人間だ」と振り返る。
「個別訪問」が選挙違反と知らなかったという言い訳は、言えない。
選挙の素人でない「生粋の選挙人間なのだから。
>県政交代を実現した「オール沖縄」勢力と現職知事の支援。
>陣営幹部は政治構図上の優位性や勢いを増す陣営の運動量に自信をのぞかせ、言い切った。
>「正直、これだけやって負けるはずはない」
「正直」がつくときは、いつもにも増してのとき。
「正直、これだけやって」のこれだけの中身は~~??
「個別訪問」以外の違反行為も?
選挙違反で作られた「民意」は民意でない。
それを、堂々、顔出し。
しかも、たすきの名前まで放送。
候補者の選挙違反もさることながら、NHK沖縄の良識も問われる。
「NHK“差別表現”訴訟 台湾先住民側の逆転敗訴確定 「『人間動物園』などの表現が原告の名誉を傷つけたとはいえない」 2016.1.21」
http://www.sankei.com/affairs/news/160121/afr1601210033-n1.html
>最高裁第1小法廷(大谷直人裁判長)は21日、「放送によって原告の社会的評価が低下したとはいえない」として、名誉毀損を認めてNHK敗訴とした2審東京高裁判決を破棄、原告側の請求を棄却した。
>原告側の逆転敗訴が確定した。
事実でないことは勿論、名誉棄損になる。
不利な情報を事実であっても広く知らしめることは、名誉棄損になるという判例があったと思った。
が、最高裁が「名誉棄損でない」とした根拠は、事実があったから。
ならば、「韓国慰安婦は、売春婦だ」も名誉棄損でないことになる。
最高裁は、「『人間動物園』と呼んだことは事実だ」としたようだが、主語は、どこか。
各社の記事を読んだが、不明。
この裁判の肝は、「NHKが、主語が「日本政府」のような番組を作ったことだった」と思うが、そのことを最高裁がどのように判断したのか、さっぱりわからない。
裁判の焦点を「名誉棄損」にしたのは、良かったのか。
ズバリ、「捏造」「偏向報道」と出来なかったのか。
「名誉棄損」にしたのは、それなりの意味、事情があったのだろうが、「名誉棄損」にしたせいで、あの番組の問題点がぼけた気がするのだが。
それは私が裁判の中味を理解不足だからだろうか。
最高裁判決を背に「偏向報道」肯定にサヨクは使うだろうが、「事実なら広く知らしめても名誉棄損にならない」というお墨付きを貰ったわけで、これはこれで、利用価値があるというものだ。
http://www.mag2.com/p/news/139387?utm_medium=email&utm_source=mag_news_9999&utm_campaign=mag_news_0118
アメリカは韓国を中国から引き剥がすことで、「中国孤立化」の大きな一歩を踏み出した。
米国:中国孤立化
頼りにできるのは日本しかない
日本:中国の脅威を抑えたい
「中国の脅威封じ込め」に米国一辺倒は危険であるから、2面作戦で。
1面:「中国孤立化」で「頼りにできるのは日本しかない」というアメリカの弱点を利用。
もう1面:中国の脅威と横暴に悩まされてるASEAN各国と連携。
3面目として、インドとも、念のために連携を取れる口を開けておく。
側面作戦として、白人社会へ、日本の立ち位置の理解浸透(慰安婦、南京虐殺等)
【参考】
「「中国は自ら孤立化」と米国防長官が指弾、南シナ海問題めぐり アジア諸国の米国接近も“中国が招いた事態” 2016.1.23」
http://www.sankei.com/world/news/160123/wor1601230027-n1.html
>カーター米国防長官は22日、スイス東部ダボスで開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)の会合で、人工島造成など南シナ海を軍事拠点化しようとする中国の行動について「自らを孤立させている」と批判し、重ねて自制を求めた。
>カーター氏は、米軍はこれまでどおりに南シナ海で航行の自由を行使し、アジア太平洋地域での軍事的優位を維持する姿勢を強調。さらに、中国の行動に対処するため今後数年間で国防予算を重点的に配分していく考えを示した。
>また、アジアの国々が米国に接近しているのは中国が自ら招いている事態だとし、米国は日本や韓国、フィリピンなど同盟国との協力に加え、インドやベトナムとの関係強化に取り組んでいると語った。
>日本がインドと並びアジア地域での「台頭する軍事大国」だとも指摘した。(共同)
http://mainichi.jp/articles/20160122/k00/00m/010/044000c
>世界最高水準のステルス性能を持つ米空軍のF22戦闘機12機が米軍横田基地(東京都福生市など)に飛来したことが21日、分かった。
>4回目の核実験を実施した北朝鮮へのけん制とみられる。
>在日米軍司令部は「以前から予定していた訓練が目的で、22日まで滞在する」と説明している。
>F16戦闘機も15機程度飛来するという。
>米海軍はすでに原子力空母ジョン・C・ステニスを米本土から東アジア周辺海域に派遣。
>米海軍横須賀基地を母港とする原子力空母ロナルド・レーガンと合わせ、東アジアに空母2隻を展開している。
>日米両政府は、ハリス米太平洋軍司令官の2月中旬の訪日を調整中。
>安倍晋三首相や中谷元(げん)防衛相と会談し、北朝鮮情勢や中国の海洋進出などで意見交換する見通しだ。
>【村尾哲】
米軍は「以前から予定していた訓練が目的」といって、北朝鮮牽制と言っていない。
「北朝鮮へのけん制」と流しているのは、マスコミ。
私は、中国が南シナ海人工島で計画している軍事訓練と、中国に距離を置く民進党の勝利で陰に陽に台湾に中国が圧力をかけてくるのが予想できるので、この2つへの牽制だと思っている。
マスコミは「中国の脅威は無い」の立場をとっているので、中国への牽制とは、書けない。
既に配備されている空母2隻は北への牽制ではなく、南沙の人工島の滑走路利用の牽制だ。
オピニオン面に一般投稿10本(児童生徒限定の「ぼくも私も」など除く)。
「自民も守って 国民との約束」のうるま市・長濱清信さん(78)は、昨年は1月13日、2月2、15日、3月29日、4月18日、5月4、17日、6月6日、8月8、27日、9月16日、10月4、22日、11月5、22日、12月19、27、31日の18回掲載。
「『いじめは罪』 大人が諭して」の長崎市・伍田つくみさん(65)は、2013年10月20日以来の掲載。
「男性の料理で 家族も和やか」の那覇市・宮城進さん(71)は、昨年は11月21日の1回掲載。
「子供に銃体験 危険な潮流に」の那覇市・黒潮武敬さん(63)は、昨年は8月28日、9月13日、10月17日の3回掲載。
「みんなで協力 きれいな地域」の那覇市・玉城百代さん(68)は、昨年は3月17日、4月12日、8月16日、10月29日の4回掲載。
「やんばるの旅 親族で大満足」のうるま市・比嘉順子さん(62)は、昨年は掲載なし。
「地域を変える 若者らの投票」の宜野湾市・冨名腰義裕さん(52)は、昨年は掲載なし。
「働く若者に継続支援を」の那覇市・下地恵昇さん(65)は、昨年は掲載なし。
「子供の探究心 明日を開く扉」の宮城勉さんは、昨年は掲載なし。
「アウトドアライフの勧め」の宜野湾市・新川秀明さん(67)は、昨年は7月25日、11月16日、12月8、31日の4回掲載。
カギカッコは投稿欄における見出し。
日高義樹「【世界を斬る】1機で50機撃墜 中国の挑発行動に米軍が最新鋭戦闘機F22を投入 2014.02.06」
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140206/dms1402060734005-n1.htm
>太平洋に展開する米空軍は、最新鋭の戦闘機F22をローテーションのかたちでグアム島のアンダーセン基地、沖縄の嘉手納基地、北海道の千歳基地に配備し、警戒態勢を強化することになった。
>防空識別圏の設定など中国の不法な軍事行動に対抗するためだ。
>太平洋・米空軍のハーバート・カーライスル司令官はこう述べている。
>「太平洋軍はアラスカのエーメンドーフからF22ラプターをハワイに移していたが、今後はグアムにも配備し、嘉手納と千歳基地にローテーションで展開する」
>「われわれは、台湾防衛のシミュレーションをやってきたばかりだが、1機で50機の中国戦闘機を撃墜することに成功した」
>米国の専門家は、台湾攻撃に中国が動員できるJ10やJ11といった最新鋭の戦闘機が200機にのぼると推定している。F22なら4機で、「こうした中国の戦闘機をすべて撃ち落とすことができる」と主張している。
「F22ラプターが訓練開始 嘉手納基地 2014年1月17日」
http://ryukyushimpo.jp/news/prentry-217998.html
>【嘉手納】約4カ月の予定で米空軍嘉手納基地に14日から暫定配備されているF22ラプターが17日、訓練を始めた。
「ステルス戦闘機F22 8機、アラスカから嘉手納に飛来 2014年11月6日」
http://ryukyushimpo.jp/news/prentry-234165.html
>F22の嘉手納基地飛来はことし1月以来の約10カ月ぶり
>嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会の野国昌春北谷町長は「ラプターは音が非常にうるさく、こうした状況では日本政府のいう負担軽減の実現にはほど遠い。たとえF15戦闘機の訓練を県外で実施したとしても、むしろ過重負担になっているのではないか」と述べた。
「台湾のアイデンティティ」を旗頭に中国との距離を置こうという「民意」を「巨大な権力と戦う台湾」として、辺野古移設反対を「沖縄のアイデンティティ」で戦う沖縄と重ね合わせて、蔡英文氏当選後、ひどく持ち上げているが、そんな台湾を中国からの圧力から守ろうとしている米軍の配備は、非難する。
「台湾防衛のシミュレーション」を済ましているステルス戦闘機F22の配備を、今回、歓迎しなければ、沖縄の「自己決定権」を守ろうというのは、まやかしだ。
(おまけ)
千歳配備、訓練について、爆音を問題視する記事見つからず。
http://www.asahi.com/articles/ASJ1Q2RGZJ1QUHBI007.html
>韓国政府は22日までに、北朝鮮の弾道ミサイル攻撃に備え、米軍と情報共有(データリンク)システムの運用を今年中に始める方針を決めた。
>日米によるアジア地域でのミサイル防衛(MD)体制への事実上の参加を意味し、中国が反発するとみられる。
>韓国政府関係者によれば、「リンク16」と呼ばれる情報共有・伝達機能を韓国軍に導入する。
>リンク16は米軍と自衛隊の間では既に運用中。
>双方の艦艇や航空機などがレーダーやソナーなどで得た、目標の位置や高度、進路、速度などの情報をリアルタイムで交換し、共有する。
「リンク16」しか受信しないF22の配備と、韓国の「リンク16」参加表明。
関係ありと思う。
で、マスコミの言うとおり北への牽制なら、中国が反発する必要は、無い。
中国が反発するのは、韓国の「リンク16」で中国のミサイル網が丸裸ないしは威力が半減するからだろう。
http://ww5.tiki.ne.jp/~qyoshida/jikenbo/071kachigumi.htm
沖縄のサヨクが「中国の脅威」を否定して先鋭化していく過程と似ている。
沖縄サヨクは、よく「捨て石」にされたという。
ブラジル移民は、太平洋戦争開戦で、外交官等政府関係者が引き上げ、日伯は国交断絶する。
そのとき、移民は日本に「捨てられた」と思ったという。
終戦後、日本政府はブラジル以外で引き上げを実施したが、ブラジルで帰国運動があっても、引き上げ船は送られなかった。
移民100周年で皇太子殿下が挨拶した。
それを、移民した日系人は、「日本の天皇陛下は我々を忘れていなかった」と喜んだ。
開墾で苦労し、太平洋戦争でブラジルで排斥され、そして、終戦後も迎え引き上げ船が来ず、日本へ帰ることができなかった移民達。
でも、日本を愛し、日本に焦がれ、故郷は日本だと言う。
沖縄の「捨て石」感と一見似ているが、沖縄の「反日」とは、比べようもないほど、違う。
と、書いたが、天皇皇后両陛下の沖縄へのお越しを心から歓迎する人々が沖縄には、いる。
全国のどこよりも熱く歓迎する。
これが、「捨てられたか」と一旦は絶望したこともあっただろう沖縄の人々の本当の姿だと思うと、内地に住む者は、胸がいっぱいになる。
「こういう時」に、沖縄“は”苦労しただろうに……、と強く思う。
「こういう時」とは、被害者意識に固まった者だちがいう「基地負担」を叫ぶ時では、決してない。
自らの足で立とうとする雄々しい姿を見せられた時だ。