北の将軍様はミサイルをぶっ放した後何所かに雲隠れらしいが、朝鮮日報がアジア諸国のミサイルについて書いている。
この機会に「アジアのミサイル開発競争」について目を通しておくのも悪くない。
記事入力 : 2006/07/12 16:59 | |
【ミサイル発射】「日本のミサイル能力は大国レベル」 | |||
【特集】アジアのミサイル開発競争 | |||
北朝鮮のミサイル発射直後、中国・インド・台湾は「待ってました」といわんばかりにミサイルの試射や開発発表を行っている。さらには韓国・日本もミサイル開発能力をほのめかした。このように特にアジア地域でミサイル競争が盛んになっているのは、中国と日本、中国と台湾、中国とインド、北朝鮮・韓国・日本・アメリカら各国の複雑な緊張関係のためだ。クォン・ジェサン空軍士官学校教授は「武器体系を大国に依存してきた国も、経済力がついてきて必要な技術レベルや開発コストに比べ効果が高いミサイル開発を優先的に推進している」と説明する。
アメリカの国防専門週刊誌・ディフェンスニュースは10日、「中国はアメリカ・ヨーロッパ全域を攻撃できる大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風31A」を2007年から実戦配置する計画だ」と報道した。東風31Aは射程距離1万1200キロメートルで、核弾頭を搭載し米ワシントンまで攻撃できるといわれている。東風31Aの配置が完了すれば、中国の核報復能力はよりいっそう強まる。同誌は「東風31Aは太平洋地域で危機が発生した場合、ワシントンの政策決定の障害となるだろう」と分析する。また「中国は、有人宇宙船を打ち上げたロケット‘長征’よりも搭載能力が3倍も優れているという次世代ロケットエンジン開発に成功した」と新華社通信が11日、報道した。中国はこのロケットを2012年から有人宇宙船や月探査といった宇宙プロジェクトに使用する計画だ。この次世代ロケットは中国のミサイル発射能力も大幅に向上させている。 ◆中国を狙うインド・台湾のミサイル開発 インドは、北朝鮮がミサイルを突然発射した4日後、中距離ミサイル「アグニ3」を試射して中国に衝撃を与えた。核弾頭の搭載も可能で、最大射程距離4000キロメートルの同ミサイルは中国の東北地方を除く、北京・上海・広州といった中国大陸のほとんどを射程内に収めている。新華社通信をはじめ中国の国営メディアが連日、速報を出し敏感に反応しているのもこのためだ。また、台湾も中国のすぐそばで中・長距離ミサイル開発を加速化している。先日、中国東南部を射程(600キロ)内に収めるミサイル「雄風3号」の開発に成功した、と中国の半官半民の通信社・中国新聞が報道した。中国はこのミサイルの最大射程距離が1000キロと見ている。もしそれが本当だとしたら、上海・湖南省長沙・江西省南昌まで脅かすことになる。 ◆韓国と日本のミサイル能力は? 尹光雄(ユン・グァンウン)国防長官は国会答弁で「韓国も射程距離300キロ以上のクルーズミサイルを開発している。(北朝鮮ミサイルに比べ)精度では韓国のほうがはるかに進んでいる」と答えている。北朝鮮は長距離ミサイルを保有しているが、韓国も北朝鮮と同等のミサイル開発能力は持っているということだ。その一方で「日本のミサイル能力はすでに大国レベル」と専門家は説明する。日本は、北朝鮮の核施設や交通道路網まで監視できる人工衛星を独自開発、打ち上げた。クォン・ジェサン教授は「日本のロケット技術はいつでも軍事用に転換可能で、ICBMを開発できる能力もすでに持ち合わせていると考えるべきだ」としている。 北京=チョ・ジュンシク特派員 朝鮮日報 |
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