狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

サンデープロジェクト 無学なキャスター

2006-07-16 16:00:52 | 普天間移設

拙ブログは「対北朝鮮の国連安全保障理事会の決議」を近来にない日本外交の勝利だと評価する。

官房長官と外務大臣のコンビが福田官房長官と田中真紀子外務大臣だったらこうは行かなかっただろう。

通常30点しか取らない人にとっては、80点は合格点でも、100点を取ってる人にとっては不満足だろう。

今回の日本の国連外交は満点ではなくとも、少なくとも合格点だ。

先ず日本は国連では先の大戦の「敵性国」であり勿論安保理の常任理事国ではない。

前回の1998年のテポドン一号発射の時も手を拱いて何も出来ず何の拘束力も無い「プレス声明」でお茶を濁した苦い経験がある。

テポドン一号の1998年8月31日に時間を発巻き戻して見よう。

官房長官;野中広務

外務大臣:高村正彦

うーん、やはり最悪コンビだった。

国連における日本の立場が当時と変わっていないことを考えると、安倍、麻生コンビは良くやったと思う。

問題を整理すると「国連安全保障理事会の対応」には

①対報道陣声明ー拘束力なし

②議長声明ー拘束力なし

③安保理議決ー拘束力あり

今回は③の「安保理議決」に持ち込んだのだから合格点だろう。

今朝の「サンデープロジェクト」で田原総一郎が「拘束力の無い」とか「骨抜き議決」とか、何とか日本の外交の失敗に仕立て上げようと苦心していたが、このような不勉強な男がメディアを仕切る「サンデープロジェクト」の程度の低さが判る。

麻生外相、決議の「拘束力変わらない」

 麻生太郎外相は16日早朝、対北朝鮮の国連安全保障理事会の決議が全会一致で採択されたことについて「国際社会の断固たるメッセージと北朝鮮は感じてもらわなければならない。(決議の)拘束力は変わっていない」と外務省で記者団に強調した。(略) 〔共同〕 (08:04)

ついでながら田原は額賀防衛長官の「敵基地攻撃論」をさかんに攻撃していたが最後は自分の無学振りを晒して孤立していた。 かわいそうに。

額賀長官は一言も「先制攻撃してよい」など言っていないし、しかも「議論していい」としか言っていない。 議論をメディアが封じてどうするの田原先生。

額賀長官のあの時期の発言は安倍、麻生の援護射撃であの一言で中国が追い詰められたのが真相だヨ、田原先生。

6日の時点では中国は1998年の野中、高村コンビの時と同じく「報道陣声明」でお茶を濁すつもりだったんだよ田原先生。

中国の王光亜国連大使は、「安保理によるこの問題への対応は初めてではなく、98年の先例があると語って、拘束力を伴わない声明が妥当だとの姿勢を示し、日米を牽制していた。

ロシアのチュルキン国連大使も「制裁をだれも望んでいない。決議よりも議長声明がふさわしい」と述べ、制裁を含む決議には難色を示していた。

これでも今回の国連決議を「骨抜き」と云うのかね、田原先生。 

                   ◇

 ◆敵基地攻撃能力の保持、額賀防衛長官「議論すべきだ」(2006年7月10日12時28分  読売新聞)

北朝鮮の核問題

 額賀防衛長官は9日、北朝鮮の弾道ミサイル発射を踏まえ、日本として敵基地攻撃能力保持を検討すべきだとの考えを明らかにした。

 額賀長官は同日、都内で記者団に「独立国家としては、侵略戦争はしないとか、相手陣営で武力行使をしないという枠組みを持っていたとしても、国民を守るために最低のものは持たなければいけない。与党で議論するべきだ」と述べ、検討の必要性を強調した。同時に、「にわか仕立てでどうこうすることではない」とも述べた。(略)

◆「先制攻撃論」と「敵基地攻撃の議論」とを故意に誤報する韓国メディア
http://www.youtube.com/watch?v=jZMtXL9cIA4

 


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1 コメント

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こんな馬鹿が自己満足している (Unknown)
2006-07-16 17:50:00
制裁決議を骨抜きにされて、拘束力変わらないだと、

どの国がまともに実行するのか、国益のためには各国は明日は明日の風が吹くなのだ。お前こそ外交を初歩から勉強せいーーーーーーーーーー

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