狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「上から目線作戦」失敗の巻、「『粛々』、使うほど心離れる」 

2015-04-07 09:48:33 | 普天間移設
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2)日時     2015年4月19日(日)

        開場 17時30分 開演 18時

3)参加費  500円

4)場所     県立博物館・美術館

 

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1)日時    2015年 4月26日(日)

       開場 13時30分 開演 14時

3)参加費  500円

4)場所   浦添産業センター ⇒ 地図

お問い合わせ 090-2588-5051(我那覇)

 


菅官房長官、辺野古のほかに移設先は「ない」

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は6日夜のBSフジ番組で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先に関し、日米両政府が合意した名護市辺野古のほかに場所を検討する考えは「ない」と答えた。5日に辺野古移設に反対する翁長雄志(おなが・たけし)同県知事と会談した際、翁長氏が普天間の「危険除去」について具体案を示さなかったことも明らかにした。

 一方、菅氏は6日の記者会見で、辺野古移設作業について「粛々と進める」という表現を今後は使用しない意向を表明した。

 翁長氏が5日の会談で菅氏に「上から目線だ」と不快感を示したことを受け、「『上から目線』というふうに感じられるのであれば変えていくべきだろう。不快な思いを与えたなら使うべきではない」と述べた。

             ☆

>翁長氏が普天間の「危険除去」について具体案を示さなかったことも明らかにした。

公開された会談の冒頭では、翁長知事は共産党ら支援団体を気にして「上から目線云々」で強がりを言った。

だが、二人きりにの密室会談での翁長氏は、当初から弱点と言われていた「普天間の危険性除去」については沈黙した。

答えられないからだ。

沖縄2紙がいくら強がっても「会談」は菅氏の圧勝である。

 

結局5日の「菅・翁長会談」は予想通り「物別れ」に終わった。

これを報じる沖縄タイムスは、「知事の軍配」などと必死の印象操作が涙ぐましいが、所詮は負け犬の遠吠え。

論理的に太刀打ち出来ないので「粛々と」とか「上から目線」さらにキャラウェイまで持ち出すなど、言葉狩りに問題を摩り替えている。

この事実を見ても、翁長知事の「八方塞がり」の現状が透けて見える。

菅官房長官が会談後の会見で「工事は関係法令に基づいて、やはり進めさせていただくことに変わりません。」と述べたことから判断しても翁長知事の完敗。

翁長知事に軍配を上げる沖縄タイムスの発狂度合いの高さが分かる。

とりあえず今朝の沖縄タイムスの負け惜しみにもにた見出しを紹介しよう。

■一面トップ

辺野古「知事支持」83%

新基地建設76%反対

本紙世論調査

菅氏「粛々」使わない

知事から批判 表現変更

記者油断させ 埋め立て申請

小野寺元防衛相 花見会開き”工作”

「映れば映るほど反対拡大」

■二面トップ

翁長氏支持のうち

政府・新基地不支持9割

新基地建設で本紙世論調査

知事への理解際立つ

■社会面トップ

民意尊重 政府に要求

知事市政に評価の声

世論調査は固定電話しか持たない高齢者が対象で、発狂新聞の捏造記事で洗脳された年齢層。

ネットを知らない情報音痴の家庭に電話をして誘導尋問のようなアンケート調査をすれば「知事支持83%」といったインチキ臭い大見出しとなる。

今時まともな県民なら新聞のアンケート調査など信じるものはいない。

小野寺元防衛相 花見会開き”工作”

>「映れば映るほど反対拡大」

記者油断させ 埋め立て申請

防衛局から県への行政上の申請書を暴徒が実力で阻止しようとピケを張り、暴徒を支援する沖縄2紙が申請時期の情報を流す。 その情報を得た暴徒が騒ぐ状況がメディアに「映れば映るほど反対拡大」。

小野寺元防衛相はごく当たり前のことを言っているのだが、暴徒の側に立った新聞は「記者油断させ 埋め立て申請」したことがよほど悔しかったのだろう。

 

「上から目線の『粛々』、使うほど心離れる」 翁長知事星野典久、山岸一生

2015年4月5日20時56分

 

 菅義偉官房長官と沖縄県の翁長雄志(おながたけし)知事は5日、那覇市内で初めて会談した。菅氏は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事を引き続き進める考えを伝達。翁長氏は「辺野古の新基地は絶対に建設することができないという確信を持っている」と譲らず、会談は平行線のまま終わった。

 

菅長官「『粛々と』使いません」 上から目線と言われ

 会談の中で、菅氏は「最重要なのは普天間飛行場の危険除去。まさに市街地の中心部に位置し、周辺を住宅や学校に囲まれている」と、普天間飛行場の移設の必要性を強調。「日米同盟の抑止力の維持、そして危険除去を考えたときに辺野古移設は唯一の解決策と考えている」と訴えた。

 

 一方、翁長氏は「どんなにお忙しかったか分からないが、こういった形で話させていただいて、その中から物事を一つひとつ進めるということがあれば、県民の理解はもう少し深くなった」と語り、知事就任から面会まで約4カ月かかったことを批判した。

 

 また、全国の面積の0・6%に過ぎない沖縄県に、米軍が日本に持つ専用施設の74%が集中している現状を訴え、「沖縄県が自ら基地を提供したことはない。私たちの思いとは全く別にすべて強制接収された」と指摘。「『お前たち、代替案を持っているのか』と。『日本の安全保障をどう考えているんだ』と。こういった話がされること自体が日本の国の政治の堕落だ」と非難した。

 

 さらに、辺野古の移設工事をめぐり菅氏が記者会見や国会審議で繰り返し使った「粛々と工事を進める」との言葉を取りあげ、「上から目線の『粛々』という言葉を使えば使うほど、県民の心は離れて、怒りは増幅していくのではないか」と強く訴えた。

 

 翁長氏は「安倍(晋三)首相にもこのような形でお話しする機会があれば、大変ありがたい」と述べ、首相との会談も求めた。しかし、官邸幹部は朝日新聞の取材に対し、「(事態進展に)ある程度のめどが出てこないと会っても意味がない」と話し、当面は首相との会談には応じない考えを示している。

 

 会談後、菅氏は記者団に「国と沖縄県が話し合いを進めていく第一歩になった」と指摘。「基地負担軽減対策とか振興策というのは、県と連携していく必要がある」との考えを示した。一方の翁長氏も、記者団に「平行線ではあったが、会話は続けるということだ」と語った。(星野典久、山岸一生)

 

 翁長氏「菅氏とキャラウェイ氏が重なる」 沖縄で共感

松川敦志

2015年4月6日21時20分

写真・図版キャラウェイ高等弁務官

 「キャラウェイ高等弁務官が重なる」。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐる菅義偉官房長官(66)との5日の会談で翁長雄志知事(64)が発した一言が、沖縄の人々の共感を誘っている。キャラウェイ氏は米国支配下の沖縄で強権的な政策を進めた人物。発言が支持される背景には、批判を国に受け止めてほしいという沖縄の願いがありそうだ。

菅長官「『粛々と』使いません」 上から目線と言われ
 翁長氏は会談で、名護市辺野古での移設作業を「粛々と進める」とする菅氏について「問答無用という姿勢が感じられて、キャラウェイ高等弁務官の姿が重なるような感じがする」と述べた。高等弁務官は復帰前の沖縄の最高責任者で、3代目のポール・キャラウェイ氏は1961~64年に在任した。「沖縄の自治は神話」などの発言が残り、今も沖縄では批判的なトーンで語られる。

                           

昨年11月の沖縄県知事選。

敗戦の第一報を受けた仲井真前知事は「マスコミにやられた」とつぶやいた。 沖縄2紙が仕掛けた県民の情緒に訴える作戦で、「沖縄を金で売る史上最悪の県知事」との印象操作に敗北したというのだ。

5日の「菅・翁長会談」でも、論理では勝ち目なしと悟った翁長知事。

柳の下のドジョウを狙って県民の感情に訴える作戦に出た。

阿吽の呼吸で沖縄2紙がこれをフォローした。

菅氏の「粛々と」という口癖を捉え「上から目線」とか「キャラウェーと重なる」など、「法律を盾に民意を踏みにじって埋め立てを強行する権力者」とのイメージ作戦だ。

「粛々と」とは「静かに」とか「淡々と」といった意味だが、政治家が使うときは「関係法令に従がって」という意味を含み、恣意的判断の余地のないということを強調している。

菅官房長官が「粛々と」という関係法令は、先ず2013年12月の仲井真前知事による「埋め立て申請承認」であり、さらに遡ると2010年5月28日の民主党政権と米国の間の日米共同声明である。

この日米共同声明に「辺野古移設」は明記されている。

したがって法治国家であるわが国では、辺野古移設は決着済みの問題であり、菅長官が知事選前に「どなたが知事になっても工事は粛々と進む」と発言した理由はこれだ。

翁長氏が言葉尻を捕らえた「粛々と」とのイチャモンは、菅氏があっさりと「以後使用しない」と確約したので、肩透かしを喰らってしまった。

残る印象操作は、米軍統治時代に「独裁者」として悪名をとどろかせたとされる「キャラウェイ高等弁務官」と重ねる作戦。

朝日記事はキャラウェイのことを写真つきで「キャラウェイ氏は米国支配下の沖縄で強権的な政策を進めた人物。発言が支持される背景には、批判を国に受け止めてほしいという沖縄の願いがありそうだ」としているが、これはキャラウェイの一面のみを強調した説明だ。

キャラウェイを一躍悪名高い人物にしたのは、1963年3月5日、那覇市のハーバービュー・クラブ(現在のハーバービュー・ホテル)で、「沖縄住民による自治は神話に過ぎない。」と発言したことによる。

米軍統治下の沖縄で自治を求める左翼勢力には悪名高い「独裁者」だったが、彼が沖縄の経済に貢献したことは、沖縄の実業家からは高い評価を受けている。

琉球銀行の総裁を務めた富原守保氏の」回顧録「金融の裏窓15年」によると、キャラウェイは弁護士出身の法律に明るく、琉球銀行の幹部を詐欺の容疑で逮捕するなど沖縄の金融業界の改革を行ったという。

当初は本人が「キャラウェイ旋風」といわれる金融改革を断行したが、実際はキャラウェイ本人が行った命令ではなく、高等弁務官命令という名目で琉球政府が金融機関への不正摘発に踏み切ったという。

翁長知事はキャラウェイの持つマイナスイメージを利用して、菅氏のイメージダウンを目論んだが、50歳以下の県人でキャラウェイの「悪名」を知るものはほとんどいない。

朝日が紹介した写真より下記の写真のほうが当時を知る筆者にはなじみが深い。

 Paul Wyatt Caraway.JPG

 

 

 

尖閣警備「長期戦の覚悟」 石垣、日本最大の海保に 宮崎部長就任

記者会見で就任の抱負を述べる石垣海上保安部の宮崎部長=6日午後、石垣海保記者会見で就任の抱負を述べる石垣海上保安部の宮崎部長=6日午後、石垣海保

 第25代石垣海上保安部長に1日付で就任した宮崎一巳氏(56)は6日、就任後初の記者会見で、中国公船の領海侵犯が続く尖閣諸島海域の情勢について「中国も長い目でやっていると思う。長期戦として対応したい」と述べ、冷静に毅然とした態度で尖閣警備を継続する方針を示した。尖閣警備のため、石垣海保には来年3月末までに巡視船6隻と海上保安官約250人が新たに配備される。海上保安官は総勢約600人に達し、約370人の横浜海保を抜いて日本最大の組織を持つ海保になる。

 宮崎部長は2014年4月、巡視船の業務管理官として八重山に配属され、尖閣警備の最前線で勤務した経験を持つ。「いろいろなストレスもある」とした上で「地元住民とのコミュニケーションが力になって仕事ができる」と業務に対する住民の理解と協力を呼び掛けた。


 

「4月12日です。」
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「琉球新報・沖縄タイムスを糾す会」発足!

2015-04-07 05:43:11 | 未分類

 

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世界日報 2015年4月3日

【沖縄時評】 我那覇 真子

与那国町住民投票紀行記

「反対派は外から来る」

自衛隊配備賛成を求めて

 去る2月22日、沖縄県与那国町で自衛隊配備の是非を問う住民投票が行われた。

 結果は、632票対445票で賛成派が反対派に187票の差をつけて勝利した。同町の通常の選挙であれば大勝であり、直近の与那国町長選挙で賛成派の外間守吉氏が勝った際の47票差に比べても大きな勝利である。反対派が好んで用いる「民意」は、受け入れ賛成の色がよりはっきりとしたものになった。

 保守派が勝利したという形ではあるが、単に常識、良識が町民によって示されたと言うべきであり、そのことによって反対派の主張の理不尽さや運動の無軌道ぶりが鮮やかな対比となって与那国町の後世に残ることとなった。

 そのターニングポイント的な出来事であった与那国町住民投票について、私も独自の立場から記録したいと思う。

 私は沖縄県本島北部名護市に在住する者で、あるインターネットテレビのキャスターをしている。立場上いろんな情報に接する機会が多く、今回の与那国の出来事について大いに危機感を覚えるものがあった。それは、大軍拡を遂げた中国が、西太平洋へ進出すべく東シナ海の制海権を握ろうとやっきになっている現下の状況を踏まえてのものだ。この大きな脅威を前に、如何に与那国を護ろうかという運動ならともかく、防衛力強化を阻止しようという反対目的の住民投票が行われようというのだから、我が耳を疑うとはこのことで、本島沖縄で安穏としていられますかということになった。

島紙は公正な報道

 さっそく賛同者の方を1人伴って賛成活動のため現地へ乗り込むことにした。私は、その3カ月前に行われた沖縄県知事選挙において前知事仲井眞氏の選対本部で戦った経験があり、その際に地元マスコミの選挙妨害偏向報道に強い憤りを感じたことがあった。例によって県内2紙は偏向し、正しい情報の広がりを阻もうとしていた。

 しかし、幸いにも先島地方には県内数少ない立派な新聞があった。地元八重山に本社を置く国境の島の新聞社だ。この新聞の公正な報道によって与那国町住民投票は救われたようなものである。

 そもそも今回のこの住民投票は憲法違反を問われる程のいかがわしいものである。重大な国防事案を一地方の住民に伺いを立てること自体が異常で、しかもその対象が中学生、更には在住外国人までを含めるというのだから問題性がはっきりしている。いくら与那国が遠い台湾近海にあるとはいえ、現代はどんな情報も耳元に引き寄せることができるわけで、いわゆる左翼も得意な情報戦が展開できなくなっている。

 このように公正な情報は、民主主義社会には最重要であり、有体に言って情報空間の閉ざされている沖縄本島では大敗した今回の県知事選挙も、八重山諸島全般においては、そこにある中立公正な新聞社の報道により仲井眞氏が勝利している。

 もちろん、このことは県内の2大紙が伝えないため本島県民には今後も気づく機会はない。

 さて、私が与那国空港に降り立ったのは2月9日。最初の印象は、離島情緒に満ちたものであった。実際に私は滞在中、島の方々の誇りと不安、希望と混乱、利害損得の現実、さらには観光資源与那国馬の可愛(かわい)らしい姿と彼らの落とす大量の馬糞を実見し、与那国ワールドの魅力の一部を味わせてもらった。

 今回の私の自らに課したミッションは、島に入り込んだ反対左翼の無責任なウソ宣伝を無効化することにあった。本島出発に際し幸先のいいことがあった。何と私の伯母と外間町長の奥様が高校の同級生であったのだ。もちろん、到着後さっそくお宅をお尋ねした。

 ところが、ご夫人は勘違いをされていて開口一番、「ごめんね、わざわざ来たのに。おばちゃんたち賛成派なの」と言われた。私をてっきり小うるさい反対派の一人と思われたようなのだ。賛成派応援のために沖縄本島から若い女性が一人乗り込んでくるという、確かにめずらしいことだろう。後の取材で複数の島民が口を揃(そろ)えて言っていた、「反対派は外から来ている」という意識がこの誤解を生んだのだろう。

 誤解の解けた後は、お昼ご飯を御馳走して下さるなど温かい応対をいただいたが、色々(いろいろ)と苦労されているご様子だった。

 具体的な私の活動はビラ、チラシの配布、そして拡声器を用いての街頭宣伝、声掛けというものであった。当初、現地の賛成派の方々の態度の中には私の活動力に対する懐疑的なものもあった。知事選でならした弁舌をご披露すると熱心に聞こうと言う方々も路頭に集まり出し、大きな拍手をもって終えることができた。ある方から「今夜賛成派の集会があるので、あなたにも挨拶をしてほしい」との申し出があり、有難く頂戴した。

 こういう交流を通して島の住民投票の実情がよく分かった。この集会に参加し、発言をした方々の印象をまず言うと、それはとても人格的に立派なものを感じるということだ。もちろん意見も大変しっかりしていらっしゃる。そして何よりも島を思い真剣に暮らしを守っているという感じがひしひしと伝わってくるのだ。

 その結果、私の与那国の方々に対する信頼感は強くなっていた。

政治的な移住者達

 チラシ配りをしている時に地元住民と立ち話をする機会があった。その女性は私にこう言った。「島が小さいから普段は政治の話はしない。しかし、敢えて言うと、ここで反対運動をしているのは外から来た人たちばかり。与那国出身と言っても、一度島を捨てて外に移り住んだ人達。ずっとここで生活をしていれば、自衛隊配備が島の活性化のために如何に必要なのか分かるはずだ」。

 この様に実際に与那国入りして分かったことがいくつもあった。まず、日本本土から島に移住している人の多さだ。政治的意図を持っての移住という印象が強くある。特に比川という所がそうで、例えば原発反対といった左翼の人たち特有のなんでも反対系の色が売店、ショップ等随所に見られた。穏やかな島なので違和感が際立っていた。おそらく全国各地の標的とされる場所は、本島の辺野古、普天間基地ゲート前と同様な左翼の活動拠点となっているのだろう。市民運動、住民運動といった偽装が通用しなくなる日は近い気がする。それは住民投票の結果からも窺える。

 彼らの宣伝活動を見ると実に興味深いものがある。一言で言えばある意味面白いのだ。例えば、「嫁にだって選ぶ権利はある!」「電磁波であなたの牛が不妊牛」「自衛隊基地ができたら米軍もやって来る!」。こういった文言がプラカード、横断幕、看板になって島の要所に設置されていた。中学生用には「20㌶の面積をコンクリートにしようとしている 緑がなければ魚が取れない 久部良集落があぶない 久部良集落が消える 父ちゃん僕は高校を卒業して漁師になりたい」と心情を煽(あお)ようなものばかりだった。日本の最西端にして過疎に悩む島にまでこの様な反日プロパガンダにいそしむとは。

 そういえば辺野古のテント村で見かけた活動家女性をここ与那国でも見かけた。つまり、同じ集団のメンバーが沖縄各地を掛け持ちで廻り、多数を装っているわけで、彼らの組織性、ネットワーク性がそこに窺える。こういった点に気付けば気付くほど、私の「真正保守」の闘争心は燃えあがる。何れの日か左翼活動を根絶しなければならないと思うのだ。実際に日増しにそう思う人は増えている。

 そうはいっても決してそれは偏狭な考えから来るものではない。彼らの思想を否定するものではなく、その主張の仕方に嫌悪感を覚えるのだ。アンフェアな手口で善良なる住民を欺くのが許せないのだ。更に、時に剥(む)き出す暴力性に至っては反社会集団そのものであり社会の敵以外の何者でもない。

 私はこう言いたい。左翼の皆さん、目的は手段を正当化するという考えはいずれ自らに降りかかる災難になると知るべきです。これは歴史上既に数多く繰り返し証明されていることです。自らの社会的不適応を正義の論理で補修するのは止めて頂きたいと思います。

島の癒し感も体験

 このような保守的義侠心でアクションを起こした私の行動も与那国の魅力は関心を別の方向へ導いてくれた。それは着想の転換だ。いわゆる離島の癒しについてだ。都会と田舎における人の在り方と言い換えても良いのかも知れない。

 人は、自他との関わり合いの中で自分を見つめるものだと思うのだが、都会では自分と他人なのに対し与那国ではそれが自分と自然になるのだ。より人間的になれるのはどちらだろう。私は与那国であると思う。島の癒し感とはこのことだろう。離島への移住者が増えている理由はここにもあると私は思う。このような離島の特性を何とか生かし拡大できないものだろうか。離島のデメリットがメリットに転じる日は遠くないと思う。

 島で活動中こういうことがあった。ある民家を通りかかった時、お婆さんが一人でテレビを見ながら食事をしているのが外から見えた。私も自然に声をかけていた。賛成して下さいと。お婆さんも「分かりました、本当にご苦労さんね」と外来者の私に応えて下さった。反対派の人にも同様な対応をしているのかもしれない。しかし、私の心の中の何かがほぐれる感じがした。そして私もまた与那国ファンの一人になっていた。離島にこそ我が国の未来を拓く鍵があるに違いない。まずは与那国町自衛隊賛成派勝利おめでとう。共に与那国を沖縄を日本を護ってゆきましょう。また、来させて下さい。(フリーライター)

■御知らせ■

言論雑誌季刊誌『沖縄世論』が、季刊『現代世論』として装いも新たに春季号を発刊する運びとなりました。

春季号は4月の中旬には県内各書店に並びますのでご期待下さい

  

  
    ●常軌を逸脱した仲井眞攻撃
    ●「良い正月」の一言で大敗した仲井眞氏
    ●2大紙の報道は「犯罪行為」
    ●沖縄が直面する本当の危機
    ●民主主義を崩壊させる
    ●「沖縄県紙は誤報が多い」J・CAST
    ●2紙が阿吽の呼吸で一致


    ●報道で巧みな世論誘導
    ●抗議行動の一団に変じた2紙
    ●就任直後の翁長知事の動向
    ●第三者委員会の中立性 


  ~新聞報道が沖縄県民の政治意識・投票行動を決める~
     ●納得がいかない選挙結果  
     ●新聞が反対運動に優位性を与える

     ●「オール沖縄」、本土の人々も深く考えよう
           

     ●国への奉仕を強いられた沖縄
     ●流れは国からの分離・独立
     ●真実な情報供給が必要
     ●政府と沖縄の全面対決


        ~沖縄の独立は本当に「甘世」への道なのか~
     ●独立学会のアキレス腱・中国
       ●中国脅威論への稚拙な反論
     ● 尖閣問題に関する奇妙な論理
       ●リアリティを欠いた楽観論


     ●東アジア共同体研究所に見る尖閣問題
     ●「棚上げ論」は中国が「領海法」で反故 


    ―保守派は予算獲得、革新は基地の撤去―
     ●政治家は真剣に問題解決に当たれ   
     ●地理的な優位性をぜひ生かしたい沖縄

     ●政治家は過去の研究を
     ●最近の革新の選挙雑感  

     ●予算執行の検証が必要 

 
   ―夢と希望とロマンに満ちた巨大プロジェクト―
     ●国の成長戦略に位置付けを
     ●世界最高級の国際リゾート拠点

     ●伊江島空港に定期便を海洋博公園まで船でアクセス


どうぞ、季刊『現代公論』の出発号(春季号)にご期待ください。                                                                                   (B5判 60頁 500円(税込) 

 

 
 

 

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