狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「米国の原爆投下は犯罪」 中川(酒)が断罪していた

2007-07-02 11:05:42 | 県知事選
 

人間は忘れやすい生き物。

防衛大臣の「しかたない」発言で、マスコミは大騒動だが、

昨年暮、中川政調会長が「米国の原爆投下は犯罪」と発言していた。

その時、マスコミは核は論議さえもならぬと中川発言を圧殺した。

米国の原爆投下を心情的に容認していたのは、サヨクだと言うことが、久間、中川(酒)両者の対極の発言で炙りだされたのが興味深い。

コメント欄でTakashiさんが奮戦しています。

以下は【再掲】です。

「米国の原爆投下は犯罪」 中川政調会長の「原爆論議」

自民政調会長「米国の原爆投下は犯罪」 
 
 共同通信は「自民党の中川昭一政調会長は17日夕(現地時間)、長崎市内で講演した際、第2次世界大戦で米国が長崎に原爆を投下したのは“犯罪”と述べた」と報じた。

 また「原爆を投下するという米国の判断は人道的にもまことに許されがたい」と語ったとしている。

 中川政調会長は「2度と大量破壊兵器が使用されることがないよう、最大限努力しなければならない。核拡散防止条約(NPT)を維持するのは当然のこと」と強調した。

 同時に「日本周辺には核(保有国)が多い。抑制目的だと言うが、一歩間違えれば(核を)使いそうな国が最近、潜在的な力を持った」と指摘、北朝鮮が核を保有したことに対し懸念を表した。

 中川政調会長は講演に先立ち、長崎市内の原爆資料館を訪問した。

NEWSIS/朝鮮日報JNS ( 2006/12/18 14:24  )
 

                     ◇ 

中川政調会長が又しても思い切った発言をしてくれた。

≪米国の原爆投下は犯罪だ。≫

その通り! 良くぞ言ってくれた。

原爆投下時、既に日米戦争の勝負は着いており日本が降伏の条件を模索していた時期だ。

これをアメリカが知らぬわけは無かった。

それでいながらアメリカは敢えて原爆を投下をした。

無辜の一般人が大量犠牲になるの予知しながら。

広島、長崎と2度までも。

 

「戦争を早期に終結させる為には原爆投下もやむ終えなかった」と言うのは投下したアメリカ側の弁解。

アメリカは今でも原爆投下の正当性を主張する。

だがアメリカの日本占領を解放軍の到来と捉え、「日本の無駄な抵抗を終えさすために原爆も止むなかった」と言う左翼陣営のイデオロギーが図らずもアメリカの弁護に加担した結果になっている。

これは戦後史の左翼陣営の大きなねじれ現象の一つである。

その象徴が「過ちはくりかえしません」と刻まれた広島の原爆犠牲者の慰霊碑である。

左翼陣営はこの誓いの言葉は「まさに人類としてこのような過ちはくりかえしませんという、死者たちへの誓いの言葉だ」と言う。

だが、過ちを犯したのはアメリカであり原爆で死んだ人たちではないはずだ。

このような謝罪の碑を原爆犠牲者の慰霊碑とすることは原爆で死んだ犠牲者への冒涜にはならないのか。

≪過ちを犯したのは私達ではない≫と叫ぶ原爆犠牲者の声が聞こえるようだ。

それに広島、長崎と(過ちを)くりかえしたのは「アメリカ」であり「私たち」でないことも間違いない事実だ。

1952年11月、極東軍事裁判の弁護人であったインドのパール博士はこの碑を訪れて、「原爆を落としたのは日本人ではない。落としたアメリカ人の手は、まだ清められていない」と発言している。

これら左翼陣営のイデオロギー塗れの碑文に正面から立ち向かったような、中川政調会長の原爆投下発言だ。

ある意味ではこれも長い間封じられていた「核議論」の一種とも言える。

 

ところで日本の重要政治家の「米国の原爆投下は犯罪」という、問題ともなる発言を日本の大手メディアは殆どスルーした。

Googleニュースで見る限りこれを報じたのは共同配信の日本経済新聞と東京新聞だけ。

中川発言に対する日本のメディアの静寂ぶりに、敢えて韓国紙の朝鮮日報を冒頭に転載した。

共同配信の記事なら地方紙の琉球新報には報じられているはずと探して見たが、気が付かなかったのも道理、紙面下部の隅っこに、見過ごして欲しいと云わんばかりの小さな(1段5cm程度)記事になっていた。

通常はこのような反米にも取れる記事なら大見出しで煽る琉球新報にしては奇妙な扱いだ。

反米ではあっても「原爆慰霊碑」との整合性を考えると「米国の原爆投下は犯罪」という報道は人目に触れて欲しくなかったのだろう。

                   ◇

◆広島市の平和公園にある原爆犠牲者の慰霊碑・碑文:

「安らかに眠ってください 過ちはくりかえしません」
 

◆原爆犠牲者の遺族と見られる某ブログよりの引用

≪原爆記念碑に「過ちはくりかえしません・・・」の語がありますが、「わしゃぁ別に過ちだいうような事はしとらんで」というのが原爆症で亡くなった父の言葉です。
家を焼かれ、家族を失い、自ら放射線被曝の後遺症に苦しみながら、関係無い人間から「過ちだ」と言われる事が正しいのでしょうか。(略)


それでも「過ち」だというのでしょうか。これは誰に対して誰が言っている言葉なのでしょうか?

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久間「しょうがない発言」  困ったサヨクは時間差で激怒する

2007-07-02 06:10:44 | 県知事選

産経抄】
 久間章生防衛相といえば、イラク戦争は間違いだったと発言した人物である。普天間基地の移設に関して、「アメリカは沖縄の声を聞かない」と批判もした。日米の同盟関係に波風を立てた“前科”がある。

 ▼まさか、その埋め合わせとして、米国政府のご機嫌を取ったわけではあるまいが。6月30日に行った講演のなかで、この長崎出身の閣僚は、米国による原爆投下について「しょうがない」と語った。

 ▼もっとも久間氏は、「原爆を落とすのを是認したように受け取られたのは残念だ」と記者団に弁明している。本当に「しょうがない」人ではあるが、いわゆる原爆投下容認論者ではないらしい。

 ▼たとえば、本島等元長崎市長は、「日本はアジアに謝罪する必要がある。原爆は仕方なかった」などと各地の講演会で説いたものだ。こうした考え方の原点をたどれば、広島市の平和記念公園にある原爆慰霊碑の碑文に行き着く。「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」。

 ▼雑賀忠義広島大学教授の考案によるこの碑文は、昭和27年の碑建立当時から、「主語」をめぐって論議を呼んできた。素直に読めば、原爆投下は、日本人に責任があるということになる。この碑文をありがたがる人たちに、久間発言を非難する資格はない。それにしても、広島と長崎になぜ原爆が投下されたのか。

 ▼英国駐在のころ、ロンドン大学の歴史学者に、日本が白人国家ではなかったから、との見方について問いただしたことがある。その学者は「原爆があと1年早く開発されていたら米国はドイツに投下していたはず」と否定した。それでも、小欄は疑念を捨てきれない。原爆投下の背景には、やはり人種差別思想があったのではないか、と。

(2007/07/02 05:09)

                                              ◇

久間防衛大臣の「原爆しょうがない」発言で、「時間差激怒」をしていた琉球新報は今朝になって、本気で激怒した模様。

一面、社会面のトップでは足らず、社説でも「被爆者を踏みにじる暴言」と怒りが納まらない素振り。

だが、こんなに怒りまくって良いのだろうか。

島等元長崎市長は、「日本はアジアに謝罪する必要がある。原爆は仕方なかった

>広島市の平和記念公園にある原爆慰霊碑の碑文に行き着く。「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」。

これらの発言、碑文に対してサヨクの方々は、「被爆者を踏みにじる暴言」と批判したことがあっただろうか。

むしろ、アリガタク受け入れていたはないか。

広島ぶらり散歩>原爆死没者慰霊碑碑文・主語をめぐる論議など

最近でも例がある。

原爆資料館を運営する広島平和文化センターのスティーブン・リーパー理事長は5月30日、中国新聞のインタビューに、

原爆投下を『日本の植民地支配から解放した』と肯定する考えが根強いアジアの声に触れながら議論を深め、多民族が共感、納得できる施設にしたい」

と述べているhttp://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200705310023.html

これらに対しては黙して何の怒りも表さなかったではないか。

まだある。

高嶋琉球大学教授は東京の講演会で「よくぞアメリカは日本に原爆を落としてくれた」と嬉々として喋っていたではないか。http://www.janjan.jp/area/0706/0706117120/1.php

消せるものか沖縄戦「集団自決」 高嶋琉球大教授が講演 2007/06/12 

今、久間防衛大臣の「しょうがない」発言に怒る人で、

次の発言、碑文に怒からなかった輩に怒る資格は無い。

★「日本はアジアに謝罪する必要がある。原爆は仕方なかった」(島等元長崎市長)

★「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」(広島市原爆慰霊碑の碑文)

★「原爆投下を『日本の植民地支配から解放した』と肯定する考えが根強い・・・」(広島平和文化センター・スティーブン・リーパー理事長)

★「よくぞアメリカは日本に原爆を落としてくれた」(高嶋琉球大学教授)

 最後に断っておくが当日記は、久間発言を擁護する気は微塵も無い。

即刻辞任すべきである、・・と前にも書いた。

◆参考エントリー:

久間防衛相発言 ねじれた沖縄メディアの「怒り」

大臣:「原爆投下、しょうがない」 教授:「よくぞ落としてくれた」

神尾真由子さん、バイオリン部門で優勝・チャイコフスキー国際コンクール

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