1981年、北九州や福岡を中心に活躍していたバンド10組の演奏が1曲ずつ収録された、
その名も「北九州ロックシーン 大感謝祭'81」。
自主制作盤だったので、たいへん貴重なもの。
アタシの、古い荷物の中から掘り出されたお宝LPでございます。
なつかしいバンドの数々ですが、なかでも、ラストの1曲、「なしか」というバンドの「いつでもごきげん～春望」がお気に入りで、
アタシは当時、このバンドの追っかけをやっていたくらいです。
「ロックシーン」と書いてあるレコードだけど、正確には「なしか」はロックバンドというよりも、ホーンセクションも入った
R&B(リズム・アンド・ブルース)のサウンド。
それと、もうひとつ正確には、「いつでもごきげん」という曲と「春望」という1曲のメドレーとして収録されているというもの。
「いつでもごきげん」の歌詞が大すき。
今から読み直しても、名作だと感心してしまう。
このバンドのメンバー、地元のジャズ畑では当時ですでにプロ活動をしていたツワモノのみなさんで、
ベーシストは、誰あろう、フクヤマワタル氏、まだ若干ハタチ。「いつでもごきげん」の作詞者。
「栴檀は双葉より芳し」とは、このことよのう。
とにかく雲の上のみなさん。
アタシはこの「なしか」に少しでもお近づきになりとうて、当時にしては「物珍しい」「女だてらの」「ガールズバンド」、
(今風にいえば「ぢょしユニット」!?)を組んで、あちこち学際に、“ちょい出”をしているうちに、
「なしか」のみなさんに可愛がってもらえるように・・・。
そのうち、前座にも出させていただけるようになって、この、へたくそ&へなちょこ女子バンドのメンバーもすっかり有頂天。
かーなりバッチリ、図に乗ってました(汗)
人に歴史あり。ですわな
最近では、この憧れのフクヤマ氏の、今年に作曲された「テリトリー巡回のうた」を、
NHK北九州放送局開局80周年の記念イベント「きたきゅうのうた」募集にエントリーするために、
フクヤマ氏のよびかけで今月末に録音する運びとなり、
不肖アタクシもピアノ演奏でイッチョカミさせていただくことに。光栄ですったら。
ところで先日、某電気機器屋に立ち寄ったら
「あなたのアナログを、デジタルにできますよ」みたいなうたい文句で陳列されている
レコードプレーヤーを目にした。
USB端子がついている。
9800円。
これがあれば、このお宝レコードなんざ、すぐにCDRに作り変えられるんよねえ。。。
どーしよーーかなーぁ。
欲しーいなーあ。
