ケイトの部屋kate's room

音楽人・秋元多惠子(ミステリアスケイト)の小部屋です。
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タンゴの節句ツアー2009レポ① 3/12リハ

2009-03-17 21:01:32 | ここ最近のアタクシ。
前日まで、チケットの売れ行きやら、門司会場で販売するドリンクの仕入れや・・・。
やはりツアー主催の身としてはあわただしい。
いや、長年やってきていることなんですけどね、それでも「あれは足りたか」「これは連絡済みか?」などと、心が騒ぐ。
そして、3/12、この日は東京からケンジ&リリアナの九州入りなのだ。
ツアー開幕は翌日からだけど、前日入りして、午後からツアーのリハーサルをやる。

午前中、何やかや仕事を片付け片付け、リハーサル会場へ。
事情あって、アタシは単独で公共の交通機関で移動するため、初めて乗る「筑豊電鉄」。
のんびりした郊外に伸びる鉄道。・・・あわや、乗り過ごすとこだった。あぶないあぶない。
そういえば今朝もケンジさんたちの泊まる宿のカギを受け取りに行った時、
一瞬、宿泊に必要なカードを無くしそうになってたし、なんだかなあ!
「今日は(ナニヤッテモ)ダメだ」
そんな日なんだな。

リハーサル会場に着いたら、もうすでにみんなはお弁当を食べ終わっていた。
ケンジさんリリアナさんは谷本さんが空港からお連れしたのだ。
再会のハグハグ。いい天気。窓越しにぽかぽかと日差しが入ってきて、今日からのわれわれのライブツアーを祝福してくれてるかのよう。

「なーんか、アタシ、今日、なにやってもダメダメなんですよね~」と、苦笑しながら言うと、
「そういう日のことを『魔日(まび)』って言うんだよ」とケンジさん。
・・・そうか。
でもナエナエなのは今日までにしとかないと。明日以降に持ち越し禁止!だ。

さて、音を出し始め、ダンサーも動き始める。

今回のツアー、新曲がない。
こんなのも初めてだ。
ここんところレコーディングに忙しかったり、年越し手からこっち、メンバーそれぞれライブもろもろ、
何ヤマも乗り越えて(沖縄のS氏の批評を借りて言うと「それらを笑いながら乗り越えるひとたち」だと)来ていたから、・・と、、言い訳ですかね~~(汗)。
でも、その「新曲がない」ことが、結果、ギュゥっとビシッと充実したツアーにつながろうとは、
この時にはまだ、さほど予想はできていなかった。
それに、今回はたった三日間の、しかも全会場「ホール」仕様のライブ。
だから、「あらかじめ曲順もしっかり考えておいて、3/12リハには、通しの様子をつかんでおこう」との谷本さんの提案で、
この日のリハは進んでいく。もちろん、MC(トーク)の入る位置も計画しておく。
曲順をあらかじめ作っておいたものの、やはり音楽は「時間」の芸術。
続けて演奏してみると、それらを聞いて過ごす時間がどんなものなのか、実際に感じることができる。
中には、
「この曲のあと、ここではさらに次の曲まで続けたほうが勢いが出るのでは」
「で、ここまで連続して演奏したら、ここらあたりでMCがほしくなるよね」
・・・ダンスとともにやる曲目との兼ね合いもある。
1曲踊り終わって、次に登場するまでの衣装替えの時間も考えなければならない。
そんなこんなで、たたき台だった案も、少し修正されて、ようやくいい形に納まった。
よし。これをもってして、明日から楽しいステージをサクレツさせられるぞ。

音だしを終え、ツアーの毎回好例「リハ後の打ち上げ」(笑)
・・・そんなものまでやるの?と笑われそうですが、こーれが、大事なんですよ。

八幡西区の焼き肉屋「明月」。

ダンサーとトリオのほかに、今回のツアーのスタッフS田、E氏とその愛娘、が顔をそろえ、煙の中に、笑顔。

いいツアーになりそうだ。