木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

人は何かを失わずに、何か得ることはできない

2010年06月15日 | 日常雑感
アルコールを全くたしなまない奥さんが、酒のみの旦那さんが開ける缶ビールの音を聞いて、「100円玉が落ちていく」と感じたという話があった。

酒好きの人は、水だったら無理と思える量を飲む人も多い。
酒のみは、酒を飲むことによって、色々な楽しみを得ている。
だが、お金が掛ったり、健康上での懸念が発生したり、デメリットもある。
一方のお酒を飲まない人にとっては、酒につぎ込む金や時間を別のところに使ったほうがいいと思う。

これは、決して両立できない相反する事柄である。
確か「夏の日の恋」という映画だったように思うが、「人は何かを失わずに、何か得ることはできない」というセリフがあった。
ごくまれに芸能人でありながら、普通の人が多く出入りするような飲食店に入ってまで、偉そうに振る舞い問題になる人物がいる。
この人たちは芸能税とでもいうべき、代償を払うことを要求されているから、普通では得られないようなギャラを得ている。
有名な芸能人になったときから「普通の人」というキャラは同時に消失する。

何も失わないためには、何も得なければいい。
中庸という言葉があるが、何事もほどほどにしておけば、得るものも少ない代わりに、失うものも少ない。
でも、それでいいのかなあ。
色々と思ってしまう今日この頃である。

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