ブッダ の 真理   Buddha Dharma


ブッダ(仏)は、内在する普遍の真理

大観照経 2

2014-11-09 | 原始仏教
歩いている時、「私は歩いている」と意識する。

立っている時、「私は立っている」と意識する。

座っている時、「私は座っている」と意識する。

横に寝ている時、「私は横に寝ている」と意識する。

体が動いていても止まっていても、その状態を意識する。

同時に、この体は自分ではない、自分のものでもない、実体がない、ただの現象に過ぎないと観照することである。


体の生起とその原因を観照し、体の消滅とその原因を観照し、


自分ではない、自分のものでもない、実体がない、ただの現象に過ぎない、体のみが在ることに気づいていること。

この気づいていることによって観照智(ヴィパッサナー)を得る。

そして執着と無知から離れる。

このように、修行者たちよ。

修行者は、この体は自分ではない、自分のものでもない、実体がない、ただの現象に過ぎないと観照するのである。