20代の頃から、思ったことなどを時々ノートに書いてきた。40冊以上はあるのだろうか。これらを捨てることにした。見返すことはないし、思い出としてとっておくという気持もない。捨てる前にパラパラめくってみると、友人と話した記述があり、内容などずいぶん忘れていることに気がつく。本の中から気に入った文章を書き写している処も結構あるが、これも内容のほとんどを忘れている。自分の実になることなんて、100冊読んでもわずかだろう。ノートの意味は書くことにあった。書くことでアタマ(考えていること)を整理する。書いてしまえば後は用はない。少なくとも私にとっては。
