ただのおじさんの「フルス フルス フルス」    ………フルス(葫芦絲)は中国雲南省生まれのひょうたん笛です………

まろやかな音色のフルスに一目(耳)惚れした「ただのおじ」さんが日本でフルスを普及させようと一念発起。はてさて………。

長崎演奏旅行(世界に通用するフルスを)

2010年04月05日 | フルスの基礎
1泊2日で、しかも、長崎は何度も行ったことのあるところなので、演奏旅行というには大げさなものであったが、今まで書いてきた通り今回の旅行では、大きな収穫があった。中でもフルスの音程に関わる問題の解決の手がかりがつかめたのは大きい。今まで、日本フルス普及会推薦のフルスは会員から相談があったときに遠慮がちに紹介してきたが、これからは自信を持って広めることができるし、そのことでフルスの普及に弾みがつくかもしれない。

一般に中国のフルスはファの音が出ない。出ないと言ってもそれに近い音は出るのだが、指使いが難しい上に正確な音が出しにくい。また、前述のソとミの穴の位置についても同様、日本人の音程感から言えばちょっとはずれている。これらはフルスが中国の山奥で育ってきた楽器であり、その後の音楽用に改良されてきたとはいえ、主に中国の地域の民謡が演奏されてきたためだろう。

今、日本でフルスを普及させるには、楽器としてどうしてもあと一工夫ほしいところである。日本フルス普及会ではフルスを普及させる過程でそのような問題点を整理し世界に通用するフルスを日本で発展させることはできないかと考えている。
写真は長崎における二胡交流会の出演者。ご招待ありがとうございました。