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三十三間堂から駒井家住宅へ  ≪続 き Ⅰ≫

2011-08-25 20:13:30 | 歴 史

蒸し暑い 旧暦7月小26日
                     駒 井 家 住 宅
  駒井家住宅は、大正末から昭和初期に形成された京都市左京区北白川の閑静な住宅地にあります。京都帝国大学理学部教授であった駒井卓博士の住居として、1927(昭和2)年に建てられました。設計は、ヴォーリズ建築事務所によるものです。桜並木がある白川疎水に面し、約30メートル四方の敷地の西より建てられ、比叡山が一望される東に庭を広く設けています。主棟は約30坪、木造2階建てで、その北側に5坪程の付属屋と書生部屋として使われていた約10坪2階建ての離れ、温室を有しています。
 外観は当時アメリカで流行していた、アメリカン・スパニッシュ様式を基調とした意匠になっています。屋根は切妻屋根の赤色桟瓦葺で、外壁面はモルタルのスタッコ仕上げになっています。
内部は1階に玄関ホール、居間、食堂、6畳室を配し、2階に寝室、書斎等を設けており、洋風住宅プランの一角に和室を加えた折衷的な間取りとなっています。
 室内の意匠にも随所に行き届いた設備が見られます。ホールの階段は実用性を重視したデザインでありながら、そのやわらかい曲線は造形的にも優れた表現に達してます。居間を特徴づける腰掛付きの出窓は実用的でありつつ、装飾的効果も与えています。6畳和室の上げ下げ窓と障子を併用した出窓は、和風洋風の外観と和室の意匠を巧みに融合させています。(保存団体HPより)



↑入  口

↑裏

↑正  面

↑裏


↑当時としては凝ったドアーのノブ 

↑疎    水  この左手に邸宅
 大文字が見える
建築当時は近くに家は無かった、従って電線も無く素晴らしい眺めだっただろう

*次回に続く

コメント
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