飲んだあと、終電車で運ばれた先は、まったく知らない場所。
都内なら駅前には、マン喫やらサウナやら泊まれる設備がある。
しかしそこは広い国道しかなく、夜中には閉まってしまう店ばかり。
時々タクシーが通るけど、空車はほとんど見かけない。
とりあえず、少し歩いてみるとセブンがあった。
セブンで少し酔い冷まし。
完全に車がないと生活しずらい町。
歩いている人はいない。
国道と家への方角はわかる。
歩いて帰るか、と決断。
幸いバッグにはフィルムが3本と換えの電池にタバコがある。
風がまだ少しベタつくけど、涼しく感じられる今なら久しぶりに写真を撮れそうだ。
国道を離れると真っ暗な知らない町で、コンパクトカメラのフラッシュで撮りまくる。
酔っているので当然ピントや露出もオート。
そもそも暗くて、被写体がよく見えない。
ミスショット上等で撮りまくった。
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