元緑のふるさと協力隊・住田町日記、その他色々。

岩手県気仙郡住田町での町興し・街創りヴォランティア「GEC・緑のふるさと協力隊」活動記録、その他諸々日々の雑感など。

ポイント貯めて商品券と交換。

NTTコム リサーチモニターに登録!

アンケートでポイントゲット

マクロミルへ登録

むしろ逆。

2014年09月05日 13時18分04秒 | Weblog
自分もサポステの利用経験があり、所長から暴言を吐かれた事もあります。ただ、職員のスキルが低くても、一定の熱意はあったと思いました。

サポステに対しては「お役所仕事」と批判し、民間企業のように成果主義を取り入れれば良いという意見も見受けられますが、自分の感覚ではむしろ逆で、行政がしっかり責任を負わずに安易な民間委託を進めてしまったが為に質が低いのだと考えます。

「若者支援」というのは成果が見えにくく、また、支援対象者自身や対象者の就職先から報酬が貰える訳でもありません。すなわち「儲からない仕事」です。行政なら、儲からない分野でも法整備をすれば職務として責任を持って取り組ませる事が可能です。しかし営利企業ならば、儲からない分野に手を出す事は無駄以外の何物でもありません。よって簡単な支援ですぐに立ち直る人だけを相手にし、粘り強い支援が必要な人は「儲からないから」と締め出され、支援を受けられなくなります。

何でもかんでも民間委託で、個人間の競争を煽るようなやり方ではなく、分野によっては行政がしっかり責任を持って粘り強く取り組む事が必要でしょう。

因みに岡山のサポステは、上記の暴言を吐いた所長が所属していたNPOが事業撤退し、後任が見つからず暫く閉鎖されていました。事業者の入れ替えが激しく継続的な運営が出来ない事や、引受先が見つからなければ支援対象者がいても事業が消滅してしまうというのも、民間委託の欠点です。

■ニートを救わない「サポステ」に批判噴出 「時給200円」「心をくじく」と告発も
(キャリコネ - 08月29日 20:40)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=3030730