越後の大工刃物販売日記

大工刃物産地の新潟から日々感じた一言。
最近は食べ物ブログに変更しつつある?

釿(ちょうな)いろいろ

2015-10-22 16:46:38 | 道具
現在、釿(ちょうな)を定期的に作っている鍛冶屋さんは日本で唯一新潟県長岡市与板町の
高木順一氏だけだと言われています。

「削ろう会」から派生した釿や鉞で柱をはつる「はつろう会」などの影響もあり
最近では徐々に使う人が増えてきました。

以前は地域によって東(あずま)型、奴(やっこ)型、岩国型両面などの刃先が平らのものが
売れていましたが、最近では柱や壁面に模様のように削り跡を残すハマグリ型が
売れ筋になっています。

このサイトでも早く紹介したかったのですが、釿に必ず必要な柄が入手困難になっていて
紹介できない状況でした。

先日ようやく約2年ぶりにいい柄が数本入荷してきたので釿本体とともにご紹介します。

昔は柄の材質はえんじゅ(槐)の木でしたが、数年前から入荷するものは「じしゃ」の木と
言われています。(検索して調べましたがどんな木かは不明です。)


東(あずま)型 3寸2分




奴(やっこ)型 3寸6分




岩国型両面 3寸2分




ハマグリ型 3寸2分




ハマグリ型 3寸2分/2寸8分/2寸5分/2寸




釿柄(貴重な柄なので柄だけの販売はいたしません。)




ご希望の方はこちらから  「越後の大工刃物・大工道具

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