もうすぐイースター(復活祭)
色づけしたタマゴを飾ったり、タマゴ探しをする習慣は、日本でもおなじみに・・・
そこで、イースターにちなんで、古今東西のタマゴの話をご紹介します。
記事(2016年3月25日 tenki.jp)によると
『ヒンドゥー教の聖典によると、世界は白鳥が産んだタマゴから生まれました。ハワイの伝説では、神さまが産んだタマゴが割れて、空と大地ができたと言われています。また、マヤ文明では、人々は「タマゴには呪いを解く力がある」と考えていました。
タマゴに関する最古の文献は、古代アッシリアの粘土板に刻まれたもの。古代エジプト人もタマゴ好きで、ニワトリだけでなくガチョウやハトなど、色々な鳥のタマゴを食べていたそうです。
ローマ帝国の時代、貴族の食事はタマゴ料理から始まりました。
はちみつを包みこんだオムレツ料理や、カスタードのようなお菓子が提供されたと言われています。
中世になってもこれらの調理法は受け継がれ、ヨーロッパ各地でオムレツが郷土料理になったのだそうです。
オムレツに関する逸話が残っているのは、ナポレオン・ボナパルト。
ある時、オムレツ作りに失敗し「私は自分の才能を過大評価していた」と嘆いたと言われています。
時は下って16世紀。人口が増えたヨーロッパでは、肉に代わる安価な食材として、タマゴがもてはやされるように。タマゴの生産が盛んになり、さまざまな調理法が考案されるようになりました。
似た理由でタマゴが脚光を浴びたのは、世界恐慌下のアメリカ。安価で栄養があるとして、タマゴ料理が推奨されたのです。フランクリン・ルーズヴェルト大統領夫妻も、ホワイトハウスで午餐会を開き、タマゴ料理を食べるパフォーマンスを行ったのだとか。
アイルランドの農家で、偶然に発明されたという伝説が残っているのが、おなじみの「ベーコンエッグ」。
ベーコンをフライパンで焼いているところに、天井の梁にとまっていたニワトリがタマゴを産み落とした……というのです。
真偽のほどは「?」ですが、思わず情景を想像してしまいますね!
日本でも古くからタマゴが食べられていましたが、7世紀以降は仏教の影響で肉食、タマゴ食がすたれてしまいます。
しかし安土桃山時代以降、中国から「医食同源」の考え方が伝わり、タマゴの価値が知られるように。
さらに、カステラ、卵そうめん、ビスカウト(ビスケット)などの南蛮料理・菓子が伝来し、タマゴが再び食べられるようになりました。
ちなみに江戸時代になると、百花繚乱のタマゴ料理が登場します。そのお話は、また次の機会にご紹介させてくださいね。』
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