きました。すごいです。
2004年直木賞、山本周五郎賞ダブル受賞作
邂逅の森。
時代は昭和初期、秋田のマタギの話。
小さな山あいの集落で生活をし、
クマやアオシシ(ニホンカモシカ)を追い、
貧しいながらも山の神様を尊び生きている。
欲も弱さも強さも人との関わりも全部ひっくるめて
人間臭さが詰まっています。
「邂逅」というのは、めぐりあい、思いがけなく出会うことだそうです。
私は勝手に償いみたいな意味だと勘違いしてて、
でも、これがわかってやっとこさ
この小説の展開や伝えたいことに合点がいきました。
描写力が力強く、描かれている場面が頭の中でくっきりと想像できてしまうほど。
登場人物ひとりひとりの気持ちの移り変わりまで。
そして、クマ巻きの方法や雪山で気をつけるべきことが
実用書的につまっているというお得感。
こちらは作者の声。これを読むと絶対読みたくなります。
http://www.bunshun.co.jp/jicho/kaikou/kaikou.htm
■邂逅の森 熊谷達也著
所要時間 通勤3往復+1日
場面描写力 ★★★
(★3つが最高点)
2004年直木賞、山本周五郎賞ダブル受賞作
邂逅の森。
時代は昭和初期、秋田のマタギの話。
小さな山あいの集落で生活をし、
クマやアオシシ(ニホンカモシカ)を追い、
貧しいながらも山の神様を尊び生きている。
欲も弱さも強さも人との関わりも全部ひっくるめて
人間臭さが詰まっています。
「邂逅」というのは、めぐりあい、思いがけなく出会うことだそうです。
私は勝手に償いみたいな意味だと勘違いしてて、
でも、これがわかってやっとこさ
この小説の展開や伝えたいことに合点がいきました。
描写力が力強く、描かれている場面が頭の中でくっきりと想像できてしまうほど。
登場人物ひとりひとりの気持ちの移り変わりまで。
そして、クマ巻きの方法や雪山で気をつけるべきことが
実用書的につまっているというお得感。
こちらは作者の声。これを読むと絶対読みたくなります。
http://www.bunshun.co.jp/jicho/kaikou/kaikou.htm
■邂逅の森 熊谷達也著
所要時間 通勤3往復+1日
場面描写力 ★★★
(★3つが最高点)