魚河岸女将の地球探索(勝手に専務)

地の隅々まで 旅しながら ・・・

 終の棲家を探し・・・

   生きるって・・・

天空列車で行く 世界の屋根 チベットの旅 (其の 2)

2007-06-10 08:02:37 | Weblog
          5月30日(水)

 朝食は、紙パックのお弁当におかゆとお饅頭が2個・・・
   まずくて おかゆだけ頂く。

 揚子江の源流トト河を渡り、タングラ山脈・ネンチンタングラ山脈・
  蔵北草原をゆっくり、のんびり走るので、ヤクの放牧の姿を
    見る事ができる。

  雲南アルプスで見たと同じ、白い雲がながれてる。

  耳に入る言語が中国語でなければ、此処が中国だとは思えない。

 個室の前の廊下に、折り畳の椅子とテーブルが一組設置されてるが
  自分達の所でもないのに平気でその場に移動し、夜遅くまで
   ペラペラとグループで、大声で語り合ってるのがうるさいので
  添乗員が、『何でもいいから座らせない為に荷物を置いて下さい』
    そのようにしたら、本当に来なくなりました。

 現在の高度4000m、持参したチョコレート・菓子・カップラーメン・
   マスカラなどがパンパンに膨らんで、 可愛い!!

 am9時30分、左手にタングラ山脈が真っ白い雪に覆われたのが
  見えてきた・・・世界一高い5068㍍地点の駅、タングラ・・
    しかし此処は、通過してゆきます。
  『NHKの時は 停車したのに・・・』とは 野次馬の声

 55年間の中国の夢~~ 
  5000億円架けて、車両はカナダ製の15両、ダイニング1両、
   900人乗車、1等2段ベッド×2, 2等3段ベッド×2、
     車内販売は カートで回ってきますし
 お弁当もカートで、バットに惣菜やご飯を入れ、その場で
     紙パックの弁当に、熱いまま 盛り付けてくれます。

 am9時58分、 あッ っと言う間に通過しました。
     どうにか駅舎だけカメラに収められました。

全行程960㎞ 標高4,000m以上を走行する天空列車・・・・・
 左に氷河・湖・・・『酸欠になるので寝ないでくださ~~い』

  膨らんだお菓子や チューブの歯磨きを 見せながら
『今の貴方方の脳もこれと同じ状態になっていますので~~~』と

 でも、私は、ウトウト昼寝に。

 那曲(ナクチュ)駅で5分間の停止中に
           始めて、チベット高山の空気を喫う。

  pm12時50分、間もなくランチ
 浅草に住む下町のご夫婦は サバサバしてて気持ちの良い方で
   足も少し悪いのでのぶちゃんが何かと、気を使って
  荷物を持ってあげたりするので 喜んで私たちに親しく
     接してくださる________
   テーブルが一緒だったので、話が盛り上がります。

 谷露(グロ)駅で停車。
  少しずつ駅近辺に建物が建ち始め、あと何年もしないで
   街として構成されてゆく事だろう・・・・・

 NHKのテレビを見て この旅に参加した人達は、
  『もっとキレイだったわ~~~~』
  『一年も経過してないのにこんなに汚くなるのだろうか~~?』
    と、 異句同音に語ってる。

 私の入る前トイレを使用した 中国人の70代の男性__
  鍵は閉めず、大便も流さず、平気な顔で席に戻ってゆく・・・

  追っかけ上着の裾を引っ張り、トイレの前まで連れ戻し
   『水を流せ!!』 と 大声で叱り、水洗ボタンを押させ
    流させ、 澄ました顔をして 戻っていった。

  私の大きな声・態度に 傍に居た車掌2人と
   次に待っていた中国の女性も 笑顔で~~~~

 又、通路の折り畳みの椅子に足を投げ出し、通路妨害してる男性にも
   『足!!、足!!!』と 強く言葉で矯正したり、
   通路と個室をはさんでトランプする中国人グループにも
  手で大きくジェスチャーで、矯正、笑顔を見せたらつけあがるので
 睨み付けて 威厳をもった態度で示してきた。

 やはり、教育・躾をしてゆかないと・・・何事も初めが大切!!
 
 終点ラサ駅、3,600m、もう間もなく到着ですが
   雲南省やネパールのような雪山と段々畑・草花・鳥など
  車窓からは程遠く、土色の草原の中を走り続けてるが
    並行して 車道を車が走行してるのも 見えるので、
      天空とは 思えず
   中国の大地は高度が平地として広がってるんだ~~~ぁ と
   今、頭の中に世界地図の中国全土が、浮かびあがってきた。

 羊八井(ヤンバチェン)駅近くでは、雪山が太陽に光り輝いて、
  すでに、街が・・・いいえ・・・もしかしたら以前からあった街?
   其処に 駅が 作られたのかしら・・・・・
  石造り、ヤクの糞で作られた土の家が 遠くの方まで広がってた。

  トンネルも、幾つか通過したよ。

  次の駅までの距離が 長~~~い。

 チベットの住区に、中国人が侵入してくる区域が 多くなってるが、
  生活習慣も違い争いが起こるが、チベット人が言うには、
   『我々は、色は黒いが、腹は 白い』 って。

 ラサ西駅になると、トラックターミナルが貨車の線路に並行して
  建設され、バックで着ければそのまま荷卸が出来る様に、
   日本の、昔の魚河岸もそうだったが、規模も大きく、
      将来の発展を見込んでの事だろう・・・ 

  周りの区域も緑が濃く、田畑を開墾してる人達が大勢見える。

 次は、終点ラサ駅。pm5時21分、到着予定時間だが、
   早く来てしまったので、時間調整の為、停車中です。

  ポカラ宮を模倣して作った駅舎は、赤と白に分けられ、
   駅前広場も、天安門広場以上に広く 植樹もあって整備され、
    清潔感があります。

  気候としては、
   1月~2月が雨季、-8度、昼13~14度、
   4月まで 風が強く、ホコリっぽい、
   5月は 晴れの日が多く、
   6月は 雨が多くなり
   7~8月は 雨が強くなり、年間の降雨の80~90%に達するので、
  今が、一番いい季節といえるようです。

 ラサ市は細長く4,000m~5000mの山に囲まれ、4905mの地点にあり
  ラサ河がその中心を流れ、水源は雨と氷河、今は水が少ないが
   雨季には 道路すれすれにまで水が上がってくる。

  チベットの人口25万人は、東側に集中、
   此のラサ河で自殺する人が多いとの事。
     写真は、撮らないようにと 注意されていました。

 三連泊のホテルは、博物館とも言われるほど、素晴らしい☆☆☆☆☆
    入り口で 歓迎の男子の楽器三弦琴と 女子の唄が流れ、
 プレスリーが首にかけていたマフラー?のような 白い絹のような
  マフラーをひとりずつ首に かけてくださる・・・

 打ち合わせの間 三弦琴をギター代わりに ドレミ・・・を習う。

 ディナーはバイキングですが カキ・ホッキ貝・サーモンが
   わさびと醤油と共に用意されてるのを、先に ゲット!!
  その後からは出てこないので、 のぶちゃんに声を掛けたホテルマン 

   『僕は、ネパール出身です 行った事ありますか?』 と。
   『自分は行った事は無いですが 母が・・・・』

  私が3月に行った事や 手帳の捺印を見せると
   『オ~~~~ォ!!』と 喜んで
        追加のカキを 特別に 出してくれた。

 標高3,600m、風邪のせいなのか、アルコールのせいなのか・・・
  少し頭が痛いので、シップ薬をこめかみに貼って休む。

 乾燥してくると、鼻血が出たり、咽喉もちりちり、唇も乾き・・
    加湿器で補うが 今の所効き目が無い。

   満月、星の数も多く 晴れ渡ってるが 風がとても強く
窓の下の自転車が数台 数珠繋ぎにガチャガチャと倒れてゆくのが見えた。


     *         *         *


  今から羽田に向います。
  時間に追われての打ち込み 誤字があったら 許してください。

   戻りましたら (その 3)を 打ちます。

  では、 行ってまいりま~~~す。