所在地 幸盛寺 鳥取市鹿野町鹿野1306
お寺は、奥まったところにあり、幸盛寺の創建は宝徳年間(1449~1451)、証誉慧鏡が開山したのが始まりと伝えられています。当初は明照山持西寺と称していました。
寺伝によると昔は明照山持西寺といい、亀井茲矩の義理の父で非業の死をとげた武士山中鹿介の菩提寺は、茲矩が鹿介の菩提を弔うために、現在地に移転させ鹿介幸盛の2字をいただき、幸盛寺と改めました。
このお墓は、鹿野城主になった亀井茲矩が、舅の山中鹿介の菩提を弔う為に建てたお墓で、家臣数名に命じて1608年、備中の石田畑にあった鹿介のお墓から遺骨を分骨して頂いて持ち帰りここへ弔ったようです。
この大きな五輪塔は、亀井茲矩の姉の墓です。
幸盛寺の大銀杏は推定樹齢400年以上、樹高34m、幹周6m、当地に幸盛寺が移った時に植えられと推定される大木で平成18年(2006)に鳥取市指定保存樹林に指定されています。
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