旅にしあれば

人生の長い旅、お気に入りの歌でも口ずさみながら、
気ままに歩くとしましょうか…

ロゼの夜明け

2008-02-01 22:15:19 | 展覧会の絵


このところお出かけもせず、風景写真も撮れていないので、
アーカイブスから一枚ご紹介、その思い出話などを。
昔、寒中見舞いに使った写真なので、旧知の方はご存知のやつですが。

1999年1月某日、撮影場所は美瑛、定番の美馬牛小学校裏です。
今でこそ冬でもレンタカーを借りるようになりましたが、当時雪道経験がなく、
移動手段のメインが徒歩、行動範囲が限られていました。
(今でも雪道は恐い。あまり長い距離は乗れませんが…)

この時はリバティYHに6連泊くらいして、途中吹雪の日の一日を除き、
毎早朝、小学校裏まで歩いて写真を撮りに行きました。
服を何枚も着込む重防寒装備、歩いているうちは汗ばむほどですが、
現地で夜明けを待っている間に体は凍えきります。(-5~20℃くらいの世界)
くる日もくる日も山が見えない空振り状態が続いたんですが、その虚しいこと…
幸いリバティは24時間入浴OKなので、冷え切った体には大助かりです。
(ただし、温泉ではなく、循環風呂ですが)

そして迎えた最終日(帰る日)の朝、ようやく山が見え、しかも日の出前、
上空がピンク色に染まるいい条件にめぐり合えました。
この写真、主峰の十勝岳を撮っていないところをみると、十勝には
ガスがかかっていたんだろうな、よく見るとオプタテシケにもうっすらガスが。

この時のように何日か滞在して一日でもいい天気があればいい方で、
一枚も写真を撮れずに帰ったなんてこともありましたね。
私の天気運が悪いだけかもしれませんが、このあたりの内陸部で
冬、いい天気をあてるのは難しい気がします。
晴れててもあっという間に雪雲が湧いて雪がちらつき始めるなんて感じで。
もちろん「いい天気」とは「写真撮影的にみて条件がいい」って天気ですよ。
特に朝夕は自分の願うようになってくれないことが多いですね。

いや、やっぱり日頃の行いかな?







コメント
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