TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ミニなお友達

2013-09-14 23:38:40 | TABIと暮らす日々
空気はすっかり秋のにおい、早朝はちょっと寒いくらい涼しい。

オープンハウスに行った帰り、きれいなトレイルがあったのでお散歩。私と同年代ぽい女性が、小型犬を4頭連れて歩いている。リードなしだが、みなお行儀がいい子ばかり。

ポメラニアンのOLIVEは赤毛のぽっちゃりさん、同じくポムのJASPERは黒毛の混じったブラウン。「子犬のときは、全身が真っ黒だったのよ。いつのまにか茶色くなって、今はこんなかんじ」と、飼い主のJude。 ヨーキーのミックスEMMAは、抱っこされるのが嫌いでTABIパパが持ち上げたらジャンプして地面に降りてしまった。パピヨンとチワワのミックス、CALIはロサンゼルスの犬収容所から処分寸前にレスキューされ、縁があって家族の一員になったばかり。名前の由来は、カリフォルニアから来た女の子、だそうだ。

水のきれいな川がある、というので案内してもらう。

森の中をボール遊びしながら歩いてゆくと、サラサラと水の流れる音が。橋の向こうに、透き通った水の川が!TABIもポムたち2頭も、早速走っていって水に飛び込む。「あ~きもちいい~」とばかりにスイスイ泳ぐTABI。

また機会が会ったら合いましょう、と言って野球場ちかくでお別れ。
泳ぐのにいい場所がやっと見つかって、良かったね。


Discretion

2013-09-13 07:54:53 | カナダ話題
is the better part of valor.

アメリカやカナダで暮らす際に忘れてならないのは、ここは責任の所在がどこに(誰に)あるかを非常に厳しく追求する社会であるという点だ。日本ではそういうことが比較的あいまいなので、慣れていないと驚くことがあると思う。

例えば、近所の子供がボール投げで遊んでいて、それたボールが我が家の庭に入ったとする。子供はそれをとろうとしてフェンスを越えようとしたが、ころんで足を怪我してしまった。これは日本であればなんでもないこととして終わる。

しかしアメリカやカナダでは、我が家の敷地内で起きたことは全てうちの責任となり、その子供の親から損害賠償の請求をされる。足の治療費から、もしその子が歩行困難となったらその補償まで請求される。そうしたことがあるから、みな家屋保険に加入しているのだ。家屋保険は、なにも自然災害で家屋にダメージがおきた場合だけを想定しているのではない。

日本的に考えると「そんな無茶苦茶な」と思われるだろうが、そういう無茶苦茶が日常的に横行しているのがこの北米社会である。

私自身も最近、もう少しでそんな無茶苦茶に遭遇するところだった。

近所の奥さん連中と週に一度集まって、ヨガの練習をしていた。練習のあとはお茶を飲みながらおしゃべりしたりして、けっこう楽しかったのだが、その中の一人が「ヨガの練習中に、背中を痛めた」と言い出した。「棚のコーヒーカップをとろうとしたら、背中が痛くて腕があがらないことに気づいた」と言う。そしてその痛みは、あとから考えると数週間前のヨガの練習から始まったと主張する。

彼女は60代半ばで、もともとあっちが痛い、こっちが痛いと言ってるタイプの人だったので、その時はそれほど気に留めず「じゃあ、背中に無理がかからないポーズを練習しましょう」とみんなで話し合い、承諾した。

が、次の週に彼女はまた背中の痛みが続いていることを訴えた。そして私に向かい「あなたが首をねじれと言ったから、そのとおりにしたら痛くなった。間違った方向にねじったのが痛みの原因だ」と言う。

まさに寝耳に水である。そんなことを言った覚えは全くない。

私はインストラクターでもなんでもないから、ポーズを教えたりはしない。みんなで集まって一緒に練習しているだけである。もう一人参加している奥さんもビックリし、そんな事実はなかったことを証言してくれた。

その後彼女の弁護士からは何も言ってこないので(苦笑)、いちおうセーフ。ま、私の保険は過失傷害もカバーするから、いざというときには助かる。だけど身に覚えのないことを訴えられるのは不本意だ。次回はどんなことを言われるかわからない。私は秋の休暇をとると言って、このヨガのサークルをお休みすることにした。その間に、他のサークルを探すつもり。

危険を感知したら近寄らない、というのも処世術である。


夏の名残り

2013-09-10 08:57:27 | ガーデン
また暑さがぶりかえして、いきなり真夏の気温。

湿度も高いし、庭に出ると汗がダラダラ。まるで東南アジアだ。ここのところちょっとバタバタしてて、菜園の世話を忘れがちだったが、気がつくとバジルが生い茂ってジャングル状態。バジルはトマトと相性がいいので、一緒に植えると双方がよく育つ。が、こんなに大収穫なのは初めて。スイートバジルのジャンボだって聞いてたが、ここまで大きいのは見たことがない。



ちょっと剪定しただけで、8カップ分のバジルの葉がとれた。ご近所に分けたりした残りで、ペスト・ソースを作った。ビンに9つもできた。今夜はこれをパスタにからめて夕食。ビン詰めは、冷凍保存がきく。



さて、この春からなんとか育てようと努力してきた勿忘草がようやく咲いた。



TABIパパが間違って除草剤をまいたり、犬に掘り返されたり、全く難儀だったが、やはり生命力の強い個体はちゃんと生き残るのだ。来年もまた咲いて欲しいな。


チャンプTABI!!

2013-09-04 14:16:42 | アジリティ
やったねTABI!

アメリカのアジリティ友達からメール、TABIの画像がアジリティ・グループの表紙になったことを伝えてくれた。私達がアメリカ時代に所属していたクラブは、グループのサイトにアジリティ・チャンピオン殿堂のリストがある。チャンピオンのタイトルをとった子は、そこへ画像を載せることができる。その中から毎月、一つを選んで表紙を飾るのが習慣となっている。

TABIが最初のチャンピオン・タイトルをとったのは、かれこれ5年前。晴れて殿堂入りしたが、その後転勤でカナダに戻ってしまったので、まさかTABIが表紙を飾ることはないだろうと思っていた。でも、ちゃんと記録を残してくれて、今回わざわざトップページに載ったことを知らせてくれたのだ。お友達とは、ありがたいものだ。

早速、夫とトップページを見てみた。
うふふ、いるいる!ちょうど5年前の今頃、チャンピオンシップで走ってるところの画像。あいかわらずニコニコしているTABI。なつかしいな~。クラブの新メンバー達は、「この子、誰?」ってかんじだろうな。でも今月は、毎日TABIちゃんがトップを飾るのだ。私は今日から毎日、用もないけどページを訪れることにする。

お祝い(?)に、今日のデザートは庭のブルーベリーとラズベリー。
おめでとう、TABI!




さよなら、MANDY

2013-09-01 15:32:23 | TABIと暮らす日々
近所の犬友達、MANDYがお星になってしまった。

ちっちゃくてかわいいテリア系の雑種だった。
はじめは気取ったお嬢様みたいだったが、オヤツをあげて遊んでやって以来、よく散歩の帰りにうちにも寄ってくれた。つい先日の月曜日も、玄関先でニコニコしてたのに。

飼い主は、はじめはもう一頭の大型雑種犬を安楽死させる予定だった。「関節炎がひどくなって、階段の上り下りに時間がかかるのよ。もう12歳だし、来週獣医に連れて行って処分してもらうわ」と言っていた。当の本犬は、自分が数日後に始末されるとは思いもよらないのか、近所の猫を追いかけて元気そうだったが。この子も私に慣れてよく一緒に散歩してたし、私はこの子のためにいつも大きなクッキーを用意して待っていたのでショックだった。そこで、先週末に残りのクッキーを全部包んで持って行った。

すると飼い主はちょっと驚いた様子だったが、喜んで受け取ってくれた。そして、「MANDYもねえ、15歳でしょ。一緒に処分してもらおうかと思って」と言った。

え...
だってまだ元気なのに?
と思ったが、他人の私が口出しすることではない。

結果的には、獣医は大型犬のほうはまだ鎮痛剤を飲ませれば大丈夫ということで安楽死を見送り、ちっちゃい子のほうを処分することに同意したらしい。

犬はまだ元気なうちに、苦しまないうちにあの世へ行くほうが幸せなんだろうか。
私は個人的には、愛犬がただ高齢だという理由で安楽死させようとは考えられない。治る見込みのない病気とかで、苦しむ姿を見ていられない、という状況なら納得もできるが。

なんだか日本の姥捨て山伝説を思い出してしまう。