TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

初雪

2012-12-16 15:39:28 | TABIと暮らす日々
夕方、夫が「庭に出てみろ、早く!」と呼ぶので出てみたら。



外は雪景色。
なんか今日はなまあたたかいな~と思ってたが、やっぱ雪が降る直前だったんだ。

雪が大好きなTABIは、さっそく夕食前の散歩に出た瞬間に尻尾ふりふり。ダッ!と駆け出して庭をクルクル走り回る。子犬のころから毎年恒例の、TABI初雪かけっこ儀式である。まるでスノータイヤを試すみたいにガンガン走り回って、それから雪の中に転がって体中雪まみれになる。その幸せそうな顔といったら。

13歳にしてこれだけ元気だと、私たち夫婦も嬉しい。

ところで昨日は、海の見えるレストランでブランチをしてきた。
二十回目の結婚記念ということを予約時に伝えてあったので、ケーキかなにか出てくるかな、と期待してたがそれはなし。ちょっとガックリ。でも、リゾートホテルにあるこのレストランの大きな窓からは内海が一望できる。夏にもワイン試飲パーティーでここに来てお食事をとったが、なかなか良かった。



このあたりには夏用の別荘を持つ人々が多いので夏はとても混み合っているが、今の時期は比較的落ち着いている。夜は暗くなると運転するのがちょっと怖いが、昼間なら海辺のドライブは快適だからブランチがちょうどいい。

夫は、ブランチメニューからシーフードのクレープ。



私は、クラブケーキ・ベネディクト。



ここは午後からはクリスマス・パーティーの予約が入っているとかで、テーブルがそのセッティングになっていた。ちょうど混み合う前の静かな時間に、私達二人貸切のように窓辺の席をあつらえてもらい、ゆっくりお食事ができた。こんな記念日も、いいものである。




サーモン・シェパードパイ

2012-12-13 14:18:17 | その他
今日の夕食のメイン。



明日は夫の職場のパーティーがあり外食になるので、冷蔵庫の中の野菜を使いきらないといけない。ジャガイモが一袋残ってるし、シェパードパイでも作るか、と思い立つ。

シェパードパイは、もともとイギリスの農家の家庭料理。羊肉と野菜を調理したものの上に、つぶしたジャガイモをのせてオーブンで焼いたもの。いわゆるキャセロール料理の一種だ。アメリカやカナダでは、牛ひき肉が使われる。またフランス系カナダ人はこれを「中国風パイ」と呼び、ジャガイモにクリーム状のコーンを混ぜる。高カロリー料理大好きなアメリカ人は、焼く前にチーズをしこたまのせるのが一般的。

ベジタリアンは豆腐や大豆蛋白を肉がわりに使ってシェパードパイを作る。今回私は、ちょうど鮭缶があったのでありあわせの野菜と、マッシュルームのグレービーと一緒に鮭をほぐしたものを中身にした。鮭を使うシェパードパイなんて作るのは私ぐらいだろう、と思って念のために検索してみたら!すごいたくさんレシピが出てきた。やっぱ、世間の主婦が考えてることなんて同じなんだ。

焼く前にパプリカとハーブのミックスをふり、焼き上がりが色鮮やかになるよう工夫。あつあつは外がカリカリ、中はジューシーなジャガイモがとろりと美味しく、夫婦でおかわりしてしまった。またジャガイモが残ったときは、これにしよう。


花梨のタルト・タタン

2012-12-09 15:48:28 | TABIと暮らす日々
花梨づくしの最後を飾るのは、タルト・タタン。


焼きあがったところ

バケツ一杯あった花梨も、これで終わり。
ジャムやらソースやら、いろんなものに加工して、瓶詰めがいっぱい。

いつもはリンゴ狩りの季節に、もぎたてのリンゴを使って作るのだが、今回は花梨を使ってみた。花梨は固いので、最初にレモンを入れてゆでてやわらかくしてから使う。オーブンから出したらひっくり返し、パイ生地が下になるようにして、切り分ける。カラメル状のソースがとろりと甘く、飴色に焼けた花梨がほっくり。温かいうちにいただくデザート。


おいしかったよん♪

さて、調べてたら花梨と思ってたのは実はマルメロだったらしい。実の表面に産毛が生えているのは、マルメロなのだそうだ。が、中身や薬効成分は同じなので、花梨と同じように果実酒にしたり蜂蜜漬けにしていただくといいらしい。

ところで、パイ生地を作っている時にうっかりして、大理石のめん棒を床に落としてしまった。しかも、足元には「ママが何か美味しいもの作ってるから、ここで待ってよう」とウキウキしながらお座りしてたTABIがいた。

うわ!と一瞬青くなったが、めん棒はTABIの尻尾スレスレのところに落ちた。重い大理石だから、これがまともに当たったらすごい怪我か、悪くすると死んでしまったかもしれない。

このごろ考え事ばかりしてて、こういう「ついウッカリ」をやらかしてばかりいる。TABIは平気な顔でいるが、私はしばらく心臓のドキドキが止まらなかった。夫にも、こっぴどく叱られてしまった。「もう少しで、犬を殺すところだったんだぞ!反省しろ!!」だって。確かにそのとおり。

でもおかげさまでかわいいTABIちゃんは無事だったので、今日のあの子の夕食は牛の心臓をゆでたもの。お腹いっぱいになって、スヤスヤ眠っている。めでたし、めでたし。


咳止めシロップ、その後

2012-12-05 15:48:14 | TABIと暮らす日々
TABIに気管支炎の咳止めシロップを飲ませ始めて、二ヶ月半。

本来なら一瓶を一ヶ月で消費するのだそうだが、私は量を間違えたのか今頃やっと空に近くなった。規定の半分以下しかあげてなかったのか(笑)

それでも、昼間は全く咳をしなくなった。
夜たまに、あおむけで寝ているときに気管が圧迫されるのかケホケホする。そいういうときにシロップをあげて、喉をなでてやると、すぐコロンと横になってすやすや眠ってしまう。

まあ効いているといっていいかもしれない。
今日、またオーダーしようと思ってその会社に電話してみたら、これはもう販売終了して新しいタイプが出たそうだ。どう違うの?と聞いたら、「今度のは材料が全てアメリカかカナダ国内産で、安全性が高いものを使っている」とか。

前のやつは中国産とかだったのかね。

ま、内容や効き目は同じだそうなので、また追加で注文。

ところで、今日もTABIを連れてCanadian Tireへ買い物に。ここは犬連れOKなのである。Home Depotは昨年から犬はダメになってしまったので、私達はなるたけCTで間に合うものはCTで買っている。今日は他にもミニ・シュナウザーとかいろいろ来てて、飼い主と話したらやっぱり「うちも犬を連れて入れるから、この店に来ることが多いわねえ」と言っていた。今の時代、犬好きを敵に回す企業は売り上げが落ちる。

レジでは、またTABIはレジのおねえさんにクッキーもらいたくてお座りして愛想をふりまいた。Petsmartのレジではいつもクッキーもらってるから、どの店でもレジの人からなんかもらえると思っているのだ。

おねえさんは、
「ごめんねえ、犬が食べるものなんにもないのよ。私のオヤツのM&M(マーブルチョコ)ならあるけど、犬はチョコ食べちゃダメなんでしょ」と言う。TABIパパは「こいつは昔からチョコ食べても平気だから」と言って、ちゃっかりいただいてTABIはパクパク。

大好きなんだよね、TABIは、チョコ。

「チョコは犬に毒」と言われて、へえそうなのか、と思って最初のうちは避けてきたけど、正直言って周囲にチョコ食べて死んだとか病気になった、という犬が全くいない。うちは犬競技やってるからアメリカにもカナダにも何十頭という犬の知り合いがいるのに、少なくとも過去13年間でチョコ中毒死した犬はいなかった。

逆に、「ミルクチョコの1ポンド入り袋を開けて全部食ったラブ」とか、「ダブルチョコ・クッキーを一箱、棚から盗み出してたいらげたジャックラッセル」とか、「子供の誕生パーティー用にケーキ屋から届いたチョコレートケーキを、箱もろとも食い尽くしたゴールデン」とかの話は枚挙に暇がなく、しかもみんな死ぬどころか獣医にもかからずにピンピンしている。

やっぱ飼い主は「チョコは毒」ってのを聞いてるから、犬の口のまわりがチョコだらけなのを見て青くなったらしいが、最後には「チョコ食べても、あんがい平気なのね~」と納得して笑っていた。

じゃあ、「チョコの成分であるテオブロミンを犬は分解できないため、毒素がまわって云々かんぬん」って、一体どれだけ信憑性があるのか?

まあ犬も個体差があるから、チョコ食べるとダメな犬もいるだろう。人間だって、特定の食べ物にアレルギー反応を起こすことがある。だけどチョコなんて青酸カリじゃないんだし、一口食べたらコロリと死ぬような毒性はないんじゃないか。

TABIだってチョコ食べながら13年も元気だし、これからも一口くらいのチョコは心配せず食べさせてあげるつもり。