TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Chinese New Year

2011-02-07 14:00:40 | インポート
今日は旧暦の正月。

中国系のカナダ人にとってこれが本当のお正月のようで、いろいろお飾りを
したり、お正月料理を作ってお祝いする。市内の中国街も、そうしたお祝い
の様子。お正月にはみんななごやかな気分になるのはどこも同じようで、
なじみの店に買い物に行って「Happy New Year」と声をかけると、笑顔が
かえってくる。

日本だって、昔は旧暦を使っていたから、本来なら今日から新年。
節分の行事は、新しい年を迎えるお祝いだった。

今年も、日本のお友達から節分の豆まきセットが送られてきた。
今回はお豆の他に、かわいい竹製の豆鉄砲が入っている!おそらく父が子供
の時代には、こういうオモチャで遊んだんだろうな。組み立てが簡単で、
夫は組み立て説明書も見ずに(日本語だから、どうせ彼にはわかんないけど)
あっという間に完成。

早速、豆を入れて打ってみる。
これが結構すごい!バチン!と音を立てて、はじかれた豆が壁に当たって
くだける。こりゃ狙い方を間違えると、あたった方は痛いだろう。
だけどおもしろくって、しばらく童心にかえって夫と豆鉄砲で遊ぶ。


雪、雪、雪

2011-02-07 13:49:14 | インポート
アメリカ五大湖周辺で吹き荒れていた雪が、カナダまで北上してくる。

「すごい大荒れになりそうよ」
と、お隣の奥さんが昨日から心配していた。私は前に住んでいたカナダの州
でもかなりの吹雪を経験している。玄関先に雪が6フィートも吹き付け、
表玄関から外へ出られず、ベースメントへ降りて裏ドアから出入りした時も
あった。またそんな目にあうのかと思いきや、全く杞憂であった。

確かに、朝からみんな除雪機で雪をどけてもどけてもすぐ雪の山ができてしまう。
しかし、雪で目の前が見えにくい他は、犬と散歩するのも苦にならない。

ただ交通機関がやや影響を受けた。
今日は主治医の予約があったので、なんとしても行かねばと思っていた。
電話でキャンセルすると、50ドルの罰金なのだ。電話連絡を怠ったら、
さらに160ドルの罰金である。「カナダは医療がタダなんでしょ」と言われる
けど、なんでもタダなわけではない。

しかし吹雪の中出かけていって事故に遭ったら、馬鹿馬鹿しい。
そこで電話してみると、受付嬢は「今日のところは、キャンセル受け付けます」
とのこと。罰金もなし。天候不順のおかげで、助かった。


夏の思い出

2011-02-02 06:09:24 | インポート
今日は、デザートにStrawberry shortcakeを焼く。

冷凍庫を整理してて、苺のパックを発見。
昨年の夏、ファーマーズ・マーケットでつみたて苺を大量に買い、小分けに
して冷凍してたやつ。まだ少し残っていたのだった。甘く煮てゆるめのジャム
に加工した。

ところで、日本のストロベリー・ショートケーキと、北米のStrawberry
shortcakeは似て非なるものであることは、アメリカに初めて行った二十数年前に
知った。日本のはフワフワのスポンジ生地に白い生クリームを塗り、新鮮な
苺を飾ったもの。どこのケーキ屋にもある定番で、子供の頃はケーキといえば
これかシュークリームだった。

しかし、アメリカのレストランで出てきたものはというと、biscuitを半分に
切ったものに生クリームをはさみ、つぶつぶ苺のソースをかけたものだった。
その後カナダで食べたのも、そのタイプ。一個で一食分になるほどデカかった。

またこのbiscuitなるものも、日本でいうビスケットとは異なる。
北米で言うbiscuitは、どちらかというとスコーンに近い、厚みがあってナイフ
でサクッと切れるもの。日本のビスケットはイギリスのbiscuitと同じで、
赤ちゃんの歯固めビスケットのように固いタイプ。同じ名前でも、両者は全く
違うものである。

しかもややこしいのは、カナダはイギリスの影響がアメリカより強いため、
biscuitといっても人によってどっちを意味しているのか、確認しないと正確
にはわからない。こういうことは、実際にその国に生活しないと気づかない
点である。よく和訳された本を読んでて意味が変な箇所があるが、翻訳者が
辞書からの情報しか得られない場合、それは仕方ないことと言える。

さて、夫に生クリームの泡立てを手伝ってもらい、Strawberry shortcakeは
ことのほか美味しくできた。甘みをおさえた苺のソースが、苺の香りを強く
出していて良かった。暑い夏の日が蘇る。冷凍庫は、タイムマシーンのように
思い出を保存する役割もあるのであった。