TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

お気に入り

2004-05-17 06:11:34 | インポート
知人の陶芸家がスタジオを自宅に移すにあたり、特売をしたので行く。

彼女はMaiolicaという、古いイタリアの手法で焼き物をしている。
ビビッドだが派手すぎない色使いに、センスの良さを感じる。

マグカップを一つ買う。
どの色にしようか迷ったが、結局最初に目についたブルーとグリーンのにする。
「そうね、これがあなたの色よね」と、Jane。
風水じゃないけど(笑)、相性の良い色を見ていると落ち着く。


健康優良児

2004-05-15 09:15:18 | インポート
血液検査の結果がHemopetから届く。

今年2月、私が日本に里帰り中にやった検査だが、うちだけ結果が届いていなかった。
どこかで手違いがあったのだろう。Dr Doddsの手書きのメモが付いていた。
ウワサには聞いていたが、本当にマメな方だ。結果は全てExcellent、
申し分のない健康体だそうだ。

想像していたとおりだが、やはりあらためて専門家にお墨付きをもらうと
うれしい。TABI、ママの努力のおかげよ。感謝しろよ!


Fix: The Story of An Addicted City

2004-05-14 19:58:54 | インポート
夕方、夫とドキュメンタリー映画を見に行く。

舞台は、バンクーバーのイーストサイド。
私は西海岸を訪れたことはあるが、暮らしたことがないので知らなかったが、
ここは北米で最もエイズと肝炎の発症率が高いところだそうだ。
ニューヨークのゲットーを上回るとは、カナダもなかなかやるじゃん。

ここに麻薬中毒者のための safe injection site を建てようとがんばるジャンキー
と、支援者の女性、市長、警察、反対する住民たちの過去数年間をカメラは追う。

麻薬取締りというのは、ザルで水をすくうようなものだ。いくらジャンキーや
ディーラーをつかまえたところで、シャバに戻れば彼らは必ず、必ず!ヤクを
再開する。ヤクの蔓延のもとで、使用済み注射針の再利用によるエイズや肝炎が
広まり、またヤクの打ちすぎで死んだジャンキーの死体が町中にころがる。
古注射器を探して、ゴミ箱やドブをすくう中毒患者の様子が痛々しい。
リハビリにぶちこんだところで、一度覚えたヤクの味を完全に忘れるわけではない。

それならいっそ、衛生的で安全な場所を提供し、ジャンキーたちが幸せに麻薬を
注射できるようにしよう、というのが safe injection site のアイデアだ。
ドイツのフランクフルトにある施設をモデルにしている。カナダのバンクーバー市は、
北米で最初の safe injection site を、昨年秋にオープンした。麻薬使用は
止められないが、少なくとも感染病の蔓延はくいとめられるかもしれない。

映画では、貧困で見るからに病気のジャンキーしか映ってないため誤解されやすい
と思うが、実は麻薬中毒患者は一流企業のサラリーマン・医師・大学教授・弁護士
などのホワイトカラーに多い。映画の主人公DeanだってIBMの優秀な営業マンだった。
仕事のストレスを紛らわすためにヤクに手を出す。彼らは学生時代にマリファナ
やってるから、それと同じ感覚で始めて結局は習慣になっちゃう。しかし彼らは
いわゆるスマート・ユーザーで、周囲に気づかれない程度に抑えている。

これはバンクーバー市だけでなく、北米全土の問題だ。
子供を語学留学に送り出す前に、親はこの映画を見て考えないとねえ。


CKCの新犬種(爆)

2004-05-11 20:56:50 | インポート
公園仲間のCHLOEに、弟が来る。

飼い主がネットのユレイジャー・レスキューで見つけたというこの子は、今は
カンザス州でフォスターされている。放浪してたところをつかまり、収容所では
チャウのミックスと書かれたらしい。ユレイジャーは珍しいからね。
でもレスキューの目にとまり、巡り巡って今月末にはカナダへ。

推定3歳、今年6歳になるCHLOEに丁度いい弟だ。雌同士だとうまくいかないので
雄で良かった、とは飼い主談。双方去勢済みだし、バッチリ。

ところで、当然のことながらこの子には血統書がついてこない。純血かどうかも
確実でない。でも飼い主はケネルクラブにこの子を登録する予定だ。
写真を送ってクラブで認められれば良いんだって。彼女が属する服従訓練クラス
のトレーナーも、放浪犬を引き取って「ジャーマンシェパード」ということにして
書類を出したら、立派にCKCレジスターしたそうだ。実際に見るとその子はGSD
にしては小さいし、どう見ても雑種なのだが、たまたま写真がよく撮れてたらしい。
おかげでこの子はCKCのパフォーマンス番号がもらえ、服従競技会に出られる。

「TABIも写真おくったら?純血ボーダーコリーってことにして。絶対通るわよ」
と熱心に勧めてくれたけどね?(笑) ま、BCはCKCレジスター犬種じゃないので
やるならAKCだ。確かにBCってルックスがバラバラだし、混じっててもわかんない。
それに、血統書とかってすげえいいかげんだってのも常識だ。だけど、そこまでして
ペーパーもらってどうすんの?暖炉の炊きつけにもならねーよ(爆)

それより、CKCの新犬種として押したらどうか?
萩丸さんがやってる「月の輪犬」をブリード名としたらいいかも!


セラピードッグの健康

2004-05-09 21:46:04 | インポート
病院や老人ホームを慰問するセラピードッグが病気だったら?

新米セラピードッグが、デモデックス(日本でいうアカラス)を患っている。
飼い主は、いまのとこ軽いし一見したとこ元気なので、病気じゃないと思っている。
う?ん。

確かに、昔と違ってデモデックスは治療すれば治るようになってきた。
でも、この皮膚病は、犬の免疫力の低下が下地になってる。ワクチン接種の
あとに発症する例なんかはそうだと、ホリスティック獣医は言ってる。
つまり、犬は「健康」ではない。

そうした子を、セラピーにつけるのはいかがなものか。
セラピーワークは、犬にとって大変なストレスだ。「うちの子は人間が好きだからOK」
と言う人が多いが、犬が尻尾を振っているからといって喜んでいるとは限らない。
ストレスメーターはどんどん上がる。デモデックスにストレスは禁物だ。
それに、病院はキレイな場所じゃない。ばい菌や手ごわい耐性菌がうじゃうじゃ。
もともと免疫力の低いデモデックス犬にとって、苦しい環境だ。

ストレス下では、犬の喧嘩が起こりやすい。
他のセラピー犬と喧嘩になって怪我した場合、デモを患う犬は治りにくく、
最悪のケースは安楽死も。また、若いころデモにかかり治ったものの、年をとって
再発した場合、重症になることが多いという。
ストレス要因を考えると、デモ犬の繁殖は厳禁だ。

セラピーの対象である患者に「うつる」とかそういうことよりも、(デモは
うつらないけど)犬の体を第一に考えてあげないと。
セラピーはあくまでボランティアなんだから。