TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Greed

2007-08-11 13:53:02 | インポート
アメリカ人の金儲けの秘訣を垣間見た。

今日は歯医者で、バイトガードの型どりをしてもらった。
カナダで数年前に作ったやつは、老朽化して(?)ヒビがあちこち入っている。
修理できるか訊ねたところ無理とのこと。このまままっぷたつに折れるまで
使い続けるか、新しいのを作るかしかないという。

こっちでは一つ500ドル以上かかる。保険適用になるかどうか調べてもらった
ら、「保険で9割カバーできる」とのこと。それならいっそ新しいのを作った
ほうが良い。

型どりはすぐ済んだ。ところが会計で「これは保険適用にならないので、全額
自己負担だ」と言われた。話が違うではないか!前回は適用になると言われた
こと、ファイルにもそのようにリマークスが入っていることなどを言うと、
「ああカナダの保険なのね。カナダのやり方はこっちと違うから。うちでは
これは例外なしに自己負担でやってるから、とりあえず今日のところは支払い
を済ませて」と冷たい返事。

そんないい加減な。520ドルもの治療費だ。保険会社にもう一度確認して
もらえないかと聞くと、「聞いても無駄だと思うけど。それに、返事が来る
まで二ヶ月以上かかるから」とにべもない。

そこで、「保険適用だと言われたから新品を作ることにしたのに、これでは
約束が違う。古いので間に合わせるからもう作らなくて結構」と強く言って
みた。すると、突然態度が変り、会計の主みたいなオバサンが出てきて
「今、保険会社に電話するからちょっと待って」と大慌て。待合室でスター
バックスのコーヒーとクッキー(無料)をいただきながら待つことしばし。

結果は、保険が9割を負担するので自己負担はたったの52ドル。
やったね!もうすこしでふったくられるとこだった。
アメリカに来たばかりで気の弱い日本人とかだったら、おそらく丸めこまれて
素直に財布を開いていたかもしれない。アメリカの歯医者は、このようにして
患者から金をふんだくっているのだ。まるで詐欺すれすれ。
こんなこと続けて地獄に落ちないのか?敬虔なクリスチャンが聞いてあきれる。

「美しいスマイル」はアメリカではステータスシンボル。人々は言われたまま
に金を出して、真っ白い歯を手に入れようとする。患者は賢くならないとダメだ。


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