クローゼットを整理していたら、なつかしい一着を見つけた。
十年以上前に東京で買った、イタリア製のブラウス。
とても気に入ってよく着ていたが、このごろはちっとも手を通すことがなかった。
あらためてよく見ると、縫製がとても丁寧なのだ。ミシン縫いだけでなく、肝心なところは細かく手縫いで仕上げている。昨今はブランド物でも簡易な縫製の中国製が多いから、こういう丁寧な仕事を見ることは少ない。裁縫を専門に習った母は、よく「洋服は縫製を見てから買いなさい」と言っていた。
そして、ダーツ!
最近はブラウスでもワンピースでも、ダーツがちゃんと入ったものは少ない。このイタリア製は、脇に一本ずつ、後ろ見ごろに二つ、前のバストからウェストにかけて一本ずつ、と合計六本のダーツが入っている。ダーツは、服を立体的にするために欠かせない。家庭科の授業でブラウスを縫った人なら、ダーツの縫い方を教えられたのを覚えているだろう。
服が立体的なので、ブラウスをはおるとボタンをかけなくても体にフィットする。すごくキレイなシルエットができる。
このブラウスは、やっぱりキープだね。
十年以上前に東京で買った、イタリア製のブラウス。
とても気に入ってよく着ていたが、このごろはちっとも手を通すことがなかった。
あらためてよく見ると、縫製がとても丁寧なのだ。ミシン縫いだけでなく、肝心なところは細かく手縫いで仕上げている。昨今はブランド物でも簡易な縫製の中国製が多いから、こういう丁寧な仕事を見ることは少ない。裁縫を専門に習った母は、よく「洋服は縫製を見てから買いなさい」と言っていた。
そして、ダーツ!
最近はブラウスでもワンピースでも、ダーツがちゃんと入ったものは少ない。このイタリア製は、脇に一本ずつ、後ろ見ごろに二つ、前のバストからウェストにかけて一本ずつ、と合計六本のダーツが入っている。ダーツは、服を立体的にするために欠かせない。家庭科の授業でブラウスを縫った人なら、ダーツの縫い方を教えられたのを覚えているだろう。
服が立体的なので、ブラウスをはおるとボタンをかけなくても体にフィットする。すごくキレイなシルエットができる。
このブラウスは、やっぱりキープだね。