TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Dying To Be Beautiful

2006-11-23 17:35:26 | インポート
女って、かなしい生き物。

夫と買い物に行きレジで並んでたとき。
私たちの前に、小学生と幼稚園くらいの二人の娘を連れた主婦がいた。
30台半ばくらいか。初めは気がつかなかったが、彼女がふと後ろを振り返った
とき、顔を見てびっくり。

唇が、タラコのように腫れている。

シリコン注入の失敗か、ボトックスの副作用か。
いずれにせよ、唇をふっくらセクシーにしたくて美容整形したものの、しくじった、
というかんじである。顔の他の部分もいじったのかどうかまで見えなかったが、
化粧で隠すこともできないほど炎症がひどいようで、痛々しい。子供がいるから
そんな様子でも買い物に来なきゃならなかったのか。

今の時代はSwanとかの大変身番組がウケているから、ヘアを変えるのと同じ
気分で手術を受ける女性が多いのだろう。しかし、テレビに出るのは何事も
なくうまくいったケースばかりで、失敗例は見られないのだ。

前に、witness protection中の元FBI捜査官がインタビューに答えているのを
ネット上で聞いたことがある。身元を隠すため、数年おきに引越しをし、また
顔の整形を続けてもとの顔とは似ても似つかない顔にしなければならない。
彼は何度目かの整形で医師がボトックスもとりいれたのだが、その副作用で
命を落とす寸前までいったという。そうした危険性があることを事前に医師
から説明を受けなかったそうで、彼はその医師に対し訴訟をおこした。
その経緯がどうなったかは忘れたが、ボトックスにそんな怖い副作用があった
なんて、それまで私も知らなかった。

きれいになるどころか、命を失ったり以前よりひどい状態になってしまうなんて。
そんな危険を冒しても、女の美に対する執念はとどまるところを知らない。


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